青森県と秋田県にまたがる位置にある十和田湖。三湖伝説の一つにもあげられる十和田湖は、秋田県にある田沢湖と同じような伝説を持っている神秘的な場所でもあります。そんな十和田湖の湖畔近くにある十和田神社は、昔から霊場として信仰されてきた神社です。パワースポットとも言える十和田神社では、参拝するだけでなく吉凶を占う独特の「おより紙」で願掛けをすることができます。今回は、十和田湖の旅を少し変わった旅にしてくれそうな、十和田神社とおより紙について紹介します。
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十和田湖・奥入瀬渓流とは
青森県・秋田県にまたがる十和田湖は、十和田火山の噴火でできた二重カルデラ湖です。日本で3番目の深さとも言われており、最大深度は326.8mもあります。また、十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmにわたる美しい森と渓流は奥入瀬渓流と呼ばれています。
霊場 十和田神社へ行ってみよう!
十和田神社は中山崎の付け根に位置した場所にあり、昔から霊場としても信仰されてきた神社です。
十和田神社入り口は2ヶ所
参道は飲食店やお土産屋が立ち並ぶ脇にあります。この他にも、湖畔沿いにある遊歩道からも神社へ足を伸ばすことができます。
立派な杉並木が並ぶ参道
参道から神社へ向かう道はには、立派な杉の木が立ち並んでいます。どこか、厳かな雰囲気が漂っていて神社独特の雰囲気を感じることができるかもしれません。
乙女の像横の道には「開運の小道」
高村光太郎の作品として知られる十和田湖のシンボル、乙女の像から神社へ向かう途中には、「開運の小道」と呼ばれる道があります。この場所には、「火の神」「山の神」など様々な神様が祀られています。願掛けをしながら歩くのも楽しいかもしれませんよ。
手水舎で清め
参道奥には、手水舎がひっそりと佇んでいます。お参りをする方は、まずは身を清めてから境内へ向かう方がよいでしょう。
境内へは階段を登って
階段を上がると、本殿が見えてきます。
十和田神社には、祭神として武運・健康を司ると言われる日本武尊や、恋愛・縁結びの神と言われる十和田山青龍大権現、熊野権限が祀られています。恋愛運や健康運アップを願って参拝してみるのもいいかもしれません。
訪れたら試したい「おより紙」
十和田神社を参拝したら外せないのが、おより紙です。おより紙は、宮司が神前に供えて祈念をこらした紙に願いを込めて占う、少し変わった占いです。
占い方は簡単で、願いを紙に込めてより、水に投げ入れます。願いが叶うときは引き込まれるように沈み、叶わないときは浮いたまま波にさらわれ沖へ流されるといわれているそうです。
占場について
「おより紙」を投げ入れる場として占場という場所がります。この場所は吉凶を占う場として信仰を集めている場所ですが、残念ながら2018年4月現在、占場へ下る梯子は通行禁止となっているため、占場で占うことはできません。
ですが、乙女の像の前に広がる御前ヶ浜や自宅近くの川、自宅のお風呂・洗面台でも占うことができますよ。なお、御前ヶ浜で占う際は、湖畔の波が穏やかな時に行う方が占いやすいそうです。また、十和田湖旅の記念として自宅で試してみるのも面白いかもしれません。
金 額:200円(税込)
販売場所:十和田神社
十和田神社参拝を終えて
十和田神社は、十和田湖を散策しながら気軽に立ち寄れる場所です。本殿へ向かう道を歩きながら十和田の自然を楽しむこともできますよ。十和田湖を訪れて時間がある時にはぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。また、参拝だけでなく、おより紙で願掛け占いをしてみるのも旅の楽しい思い出になりそうです。