ペルーの首都リマを訪れたら、ぜひ夜に行ってみてほしいのが、レセルバ公園(Parque de la Reserva)。噴水に映し出される圧巻・幻想的なプロジェクションマッピングのほか、エンターテイメントとして遊べる噴水など、13個の美しい噴水が出迎えてくれます。8ヘクタールもある広大な公園で開催される噴水ショーでは、3つの気候帯、インカ文明をはじめとする様々な文明・歴史を持つ豊かなペルーの表情を楽しむことができます。
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息をのむほど美しい噴水ショー!
ペルーの首都、リマの中心部に位置するレセルバ公園。リマを訪れたなら、毎晩3回開催される、光と音の噴水ショーは必見です(月・火曜日は休園日)。勢いよく噴出する水でできた水のスクリーンには、プロジェクションマッピングが映し出され、美しい音楽とともに魅了されます。
鮮やかな民族衣装と音楽が、ペルーの豊かな歴史と文化の世界にいざないます。
世界一有名なペルーの歌であろう「コンドルは飛んでいく」。本物のコンドルは3メートル近くもあり、ペルー南部に位置するカニョン・デル・コルカ(コルカ渓谷)では、コンドルの飛ぶ姿を実際に見ることができます。
一度本物を見てみたいものですが、マチュピチュなどの有名どころに加えて、カニョン・デル・コルカまで訪れるのは時間的余裕がない方も多いかと思います。筆者も今回は行けませんでしたが、その代わりにこちらの雄大なショーでコンドルを見ることができて、感動しました。
色鮮やかなペルーの民族衣装と、地元の人々の姿が次々と現れます。ショーの音楽といい、次々と現れる鮮やかで美しいプロジェクションマッピングといい、日本のものとは違った雰囲気にあふれていて圧倒されます。
ペルーは広く、交通網も発達しているわけではないため、国内各所に散らばる多くの名所をすべて見て回るのは相当の時間を要します。しかし、こちらのレセルバ公園の噴水ショーでは、ペルーの多様な文化・歴史・気候・自然などを感じることができるのです。
また、ペルーは近年、OECD(経済協力開発機構、先進国の加盟する国際機関)入りを目指しており、積極的に国際会議を主催しています。レセルバ公園の噴水ショーは、その際の各国代表者向けレセプションにも用いられているようです。
公園の入場料は4ソル(約120円)とお手軽価格なのも魅力ですね。
ギネスに登録された噴水公園。13個の噴水を見て、遊んで、満喫!
一押しは何と言っても噴水ショーですが、魅力はそれだけにとどまりません。
13個の噴水のあるレセルバ公園は「公共公園内にある世界最大の複合噴水施設」としてギネス記録に登録されています。中には、遊べる噴水や、願い事が叶うといわれる噴水もあるなど、美しさと楽しさを兼ね備えた施設になっています。
入園したら、公園内最大の噴水がお出迎え。高さは最大80メートルにもなり、カラフルなライトアップが幻想的です。
噴水のトンネルです。願い事をしながらトンネルの中を通ると、その願いが叶うとか。ぜひぜひ試してみてくださいね!
噴水の水が、突然吹き出たり、止まったり。止まった瞬間を見計らって、中央部の水の出ないところまで駆けこむ子供たち。予測不能な噴水の動きに、どんなに頑張っても全身びしょぬれに。子供や大人の歓声が響きます。
リマの中心部にあり、お値段もお手頃で、魅力のつまったレセルバ公園。ショーの始まる少し前にショーの噴水前に行って最前列を取ることをお勧めします。噴水を満喫した後には、公園外に並んでいる屋台で、美食の国ペルーの食を満喫してもいいかもしれませんね!