【バンコク・スティーブカフェ】タイ人のロマンチックおうちデートが体験できるレストラン

773

view
   2017年3月30日更新

タイは大好き、何回も遊びに行ってる。こんな人も多いと思いますが、タイ人の恋人がいない限り「タイ式ロマンチックデート」そのうえ「おうちデート」をしたことがある人は、中々いらっしゃらないことでしょう。今回はその両方を合わせた「ロマンチックおうちデート」を体験できるレストラン「スティーブカフェ」をご紹介します。

ローカル具合満点、タイ人のおうち訪問を彷彿させるお店

今回ご紹介する「スティーブカフェ」ですが、日本の教科書では「メナム川」と習うバンコクの水脈、チャオプラヤー川に面しています。観光で必ず訪れる王宮や涅槃像で有名なワットポーのあるエリアからタクシーなどで、慣れた人なら船で訪問することも出来ます。

お店はタイで一番美しいと言われているラマ8世橋のライトアップを眺められる絶好のロケーション。常にタイのロマンチックデートスポットとして人気の高いエリアです。

スティーブカフェの面白いところは「まるでタイ人の家に遊びに行くような場所と店構え」です。店内はいつも、タイ人8割ツーリスト2割で大繁盛。ツーリストとしてはお店を探す探検感と個人の自宅を訪問するような楽しさ、タイ人はここの「ロマンチックさ」「おうち感」が好きなのだな、と実感します。もちろん、味にうるさいタイ人にも人気のレストランなので、その点も安心です。

お店までの行き方

お店はお寺の敷地を抜けたところにあります。タクシーで行く場合も船で行く場合も、とにかくお寺の門まで到着することが肝心です。

タクシーで行く場合

タクシーに乗ったら「スリアユタヤ通りソイ19」へ、と告げましょう。タイ語は発音が難しいのでこの写真をそのまま見せると簡単です。

船で行く場合

王宮、ワットポー、暁の寺、または都市高架鉄道(BTS)のサパンタクシン駅付近にある、チャオプラヤーエクスプレスという船でも行けます。

船の場合、「Thewet」という船着き場で降りましょう。

テーウェート船着場

ドゥシット / その他スポット

 

住所:N15 Thewet 船着場

写真で見るとお店の目と鼻の先ですが、実際はかなりぐるりと回る必要があります。ローカルなお魚市場などを横目にしながら風景を楽しめるならそれでもよし、暑い中歩いて観光して疲れているのであれば無理せずタクシーで直行が良いでしょう。

船の場合でも船着き場に降りたらタクシーと同じく、周りの人に「スリアユタヤソイ19」と聞いたり写真を見せたりしましょう。右だ左だと教えてくれます。

スリアユタヤソイ19とは

上記の住所を伝えると、こちらのお寺の門の前に到着します。こちらで車は降りずに、この門にそのまま入ってもらうよう伝えましょう。

タイではお寺の中に学校が併設されている寺子屋スタイルが多く見られます。ここは専門学校のようで、時間帯により学生さんとすれ違う事もあります。この門をずんずん入っていきます。

30mぐらい進むと真っ直ぐまたは左手へ行く道があり、左手へ進みます。

道なりに進みます。このあたりまでは車も可です。

下車するのはこの建物の前。右手の建物との間に道があります。

と、そこに突然広がるローカル風景。

あれ、今までお寺だったような、、、と急に迷宮入りした感に襲われます。そしてこんなところに本当にレストランがあるのか、、、と思いつつとにかく前進。15m程進むと何やら飛び出ている看板が。

「あそこ?」って、レストランなさそうだけど、と近寄ってみると。

その看板のたもとに行くとさすがにメニューがありましたが、メニューと看板がなければ完全に個人の家、という構えです。

そのまま突き進んでいきますが「本当に店はあるのか?」と思うほど、勝手に人の家侵入してます感に磨きがかかります。

そしていよいよお店に到着すると、目の前に現れるのが下駄箱。タイのレストランでは、日本式居酒屋の畳小上がり以外ではめったに靴を脱いで食事をする事がないので、非常に珍しいスタイルです。まるで誰かの家を訪問している感じです。

そこで靴を脱ぎ家に上がると、そこに広がる風景は

船と夕日と形状美しい橋。うーん、これはロマンチックねと思っていると、そのうち日が暮れてライトアップされます。

この周辺は、タイ人のロマンチックデートスポットとして非常に人気が高い場所です。こんな夜景を見ながら個人宅でご飯を食べているようなシチュエーション、まさにロマンチックおうちデートの場は整いました。

息子のおうちデートにお母さんが張り切って作ってくれたような美味しい料理の数々

タイ人のおうちデートってどんな感じ

おうちデートは一人暮らし同士であれば気軽ですが、相手の実家に訪問となると緊張する物です。訪問する側はもちろん、受け入れる側もあれこれおもてなしに腐心します。

特にタイでは「家で一緒に食事をする」というのが受け入れのサインでもありますし、「あそこのお母さんのご飯は美味しかった」といってもらうのはやはり名誉なことですので、美味しく見た目よく、でも手軽でさっと作れてるものを含みつつ、一品は手の込んだものを作ることで全体のバランスが整います。

メニューセレクトのコンセプトは

今回のメニューコンセプトは、お店の雰囲気に合わせてずばり「タイ人のおうちデートのメニューを再現してください」。レストランからは「ほほう、面白いね。じゃあツーリスト向けじゃないものを適宜紹介するわ」と面白がられました。

もちろん、タイの定番料理である「トムヤムクン」や「グリーンカレー」などもありますが、タイの人が普段どのような料理を食べているのか興味がある方は、ぜひ注文する際に以下のメニューを参考にしてみてください。

さてコンセプトのみの「おまかせコース」ともいうべき注文で、どんなものがでてくるのでしょうか。

タイ人おうちデートメニュー再現①:ミヤンカム、180バーツ(550円相当)

ミヤンカムとは各自葉で包むタイ式前菜で、香ばしく煎ったピーナッツやココナッツなどの香りと歯ごたえのあるものを、ライムや紫玉ねぎを小さく切ったものと合わせ、干しエビを中心に置いて味に深みを加え、甘いタレで食べるものです。

この単純に見える前菜も、ピーナッツのいり具合や干しエビの大きさ質乾燥具合によって大きく印象が変わります。タイではこの甘いタレを自家製し「我が家の味」とします。

このお店ではエビが非常に大きく味わいがあり、「エビとライムだけ」という食べ方も美味しく感じられます。

ミヤンカムについてはこちらの記事も参照してください。
【関連記事】【バンコク・ナーム】ミシュランスター付きレストラン・逆輸入だからこそタイ人が気が付かないタイ料理の良さを表現

タイ人のおうちデートメニュー再現②:サトウキビに巻いたフレーバーポーク、190バーツ(620円相当)

サトウキビを串に使ったポーク自体は、どこかで見かけることもあるでしょう。このお店の「おうちデートメニュー」の特徴は、このミンチの中に大きいけど辛くない、香り高い唐辛子を使っている点。今では山岳民族が細々と自分たち用に栽培しているだけなので、供給が少なく、商用で提供しているお店はほとんどない唐辛子です。

辛くないといってもさすがにピリッとはしますが、ごくごくわずかな辛味なので、辛いものが苦手な方にも美味しく食べていただけます。また、薫り高いというだけあり、本来の辛子の香りが食欲をそそります。こちらは甘いタマリンドから作ったソースをからめ「タイ風ピリ辛つくね」という感じです。

タイ人のおうちデートメニュー再現③:四角豆のサラダ、150バーツ(500円相当)

タイの田舎料理に「畑から取って来たそのままの形状で茹でて出しただけ」という野菜が付け合わせに出てくることがあります。そのうちの一つに、四角く中はちょっとスポンジのようになっている「四角豆」というう野菜があります。それを食べやすいように切って、ココナッツの甘味と辛みそを和えたタイ料理らしい味のするサラダです。

このサラダ、日本人のお客様との食事をする際にメニューにあれば注文しますが、誰もが「ものすごくおいしい」とおおむね好評です。日本ではあまりないお野菜のようですので、機会あれば是非どうぞ。

タイの家庭料理の豪華デコレーションの一つにゆで卵での飾り、という物がありこれもそのうちの一つです。卵の切り口をお花のように見立てているようです。こんなところもおうちデート風ですね。

タイ人のおうちデートメニュー再現④:オレンジサワースープ、160バーツ(520円相当)

このスープは、タイ風ハーブオムレツが入った、とても酸っぱいスープです。ただし酢の酸っぱさではなく、青タマリンドの酸っぱさです。タマリンドとは、ソラマメのような見た目のマメ科の植物ですが、フルーツのように食べられている不思議な食べ物。

青い時はものすごく酸っぱいのに、真っ黒に熟成すると、それはそれは美味しい甘味すっきりのジャムのような味わいになります。この青タマリンドの酸っぱさが、熱帯気候の中で体調を整える役割をしているのだと思います。酢のような舌に刺さる酸っぱさではないので、酸味が苦手な方にも是非お勧めしたいです。

そして、スープの中にあるオムレツは、タイ式のたっぷりの油の中で揚げるように厚めに焼かれているもので、これがスープを吸ってこれまた絶品!オムレツを噛むと、酸っぱいスープがジュワーと口に広がります。

このスープを味わっていたらタイ人の同行者が「このスープ、本当に家庭式で作ってる」というので、どのあたりが家庭式なのか?と教えてもらいました。スープの底の方に、ほろほろになったエビの身が入っているのですが、これは旨味を引き出すために、出汁として生のエビを石臼で軽く叩いたものを入れているのだそうです。「実家でもこうして作ってる、同じ」とのこと。このスープも必見ならぬ必食ですね。

タイ人のおうちデートメニュー再現⑤:スズキのクリスピーフライ2種の味わい、390バーツ(1,300円相当)

今までは手軽に、ささっとおいしく、という前菜メニューでしたが堂々とメインが登場。タイで好んで食べられるスズキをまるで泳いでいるかのような姿揚げにし、右の半身はレモングラスとチリで仕立てたピリ辛、左の半身は刻みニンニクと共にあげて油にニンニクのうまみと香りをつけながらじっくり火を通したという、非常に手の込んだ料理です。

食べると外はカリカリとクリスピーでも、中はしっとり。タイは朝から揚げ物を食べる食生活であり、揚げ物上手はお料理上手。「お母さんの揚げ物、外はさっくり中はふんわりジューシーで最高に美味しいわあ」という息子のガールフレンドのコメントに、お母さんもお父さんもにっこりする姿が浮かぶ一品です。

タイ人のおうちデートメニュー再現⑥:ハーブドリンク、各80バーツ(260円相当)

タイ人は陽気だし、暑い気候の中できりっと冷えたビールは最高、国民性も相まってのんべいが多いのも事実ですが、実は飲酒行為はあまり好まれません。家で父親と息子がビール、などは容認されるとしても、息子のガールフレンドや(のちの妻・嫁)が自分たちの目の前で飲酒をするのはよろしくない、という感覚のようです。

そんなときに提供される飲み物は断然ハーブジュース。乾燥しているハーブをお水に入れておくだけなので、お世話するお母さんの手間もかかりりませんし、健康にもよし。味気ないお水だけよりも見た目も華やかです。

もっとも簡単な家庭でのハーブジュースはレモングラスジュース(写真左)。そして髪の毛や眉毛など育毛に効果があると言われている、青い花のバタフライピージュース(写真右)です。

どちらも日本では匂いが強すぎる「タイのハーブティー」とは違った、極々薄味薄香りの上品なものです。話はちょっと横道にそれますが、女性がタイ旅行をする時、暑い中キーンと冷えたビールが飲みたい!!という気持ちはとても良く分かりますが、ハーブティーあたりに留めておくのが女性のたしなみのようです。

タイ式ロマンチックおうちデート体験を

夕刻、靴を脱いでリラックスし、川面から吹いてくる生ぬるい風を浴びながら、落ちていく真っ赤な夕日を眺めた後、美しくライトアップされた夜景を見ながら、美味しいおうち風料理に舌鼓を打つ。

高級なタイ料理を都会的なイルミネーションを見下ろしながら食べるのとはまた違った、タイ人の日々の素顔を彷彿させるこのレストラン、次のタイ旅行には是非訪問してください。

スティーブ・カフェ&クイジーン

ドゥシット / アジア料理

 

住所:68 Sri Ayudhaya Road, Soi Sri Ayudhaya 21 (Devet) Vachiraphayabaan, Dusit

電話:0-2281-0915

Web:http://www.stevecafeandcuisine.com/index.html

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年2月22日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
トラベルライター
元添乗員+前情報誌編集長+現社長・マダムサトコ

元海外旅行添乗員、2002年よりタイに移住。在タイ日本人女性向け情報誌編集長3年していました。

この経歴からお分かりの通り(笑)旅行、グルメ、ホテル、スパ、ショッピング大好きです。

皆さんにバンコク以外の素敵な旅行先、トムヤムクン以外のタイ料理、タイシルク以外のショッピング、など旅行のプロ・添乗員+最新情報大好き・編集長目線をベースにしつつ私のお気に入り、というのを紹介していきます。

http://www.scripture-iwbp.in.th,http://www.satokosfavorite.online

同じテーマの記事

【トラベルライターインタビューVol.1】ライターとしてのやりがいや、記事を書き続けるコツとは?ライターさんの素顔に迫ります!

アプリなら記事も地図もサクサク快適!

  • 行きたい観光スポットをお気に入り登録すれば自分専用のガイドブックに。
  • 旅した国・都道府県をチェックして、自分だけの塗りつぶし地図を作ろう!