ボスニア・ヘルツェゴビナ
ボスニア・ヘルツェゴビナ観光
東西の文化が交わり独特な雰囲気を醸し出す

美しい世界遺産の町ボスニア・ヘルツェゴビナ「モスタル」で平和を感じる

取材・写真・文:

イギリス在住

2017年8月29日更新

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写真:Kisa

ボスニア・ヘルツェゴビナにある世界遺産の町「モスタル」。イスラム文化とヨーロッパ文化が融合した独特のオリエンタルな雰囲気が魅力の町でありながら、民族紛争とも呼ばれたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の傷跡を未だに数多く残す町でもあります。日本人に人気の観光地クロアチア・ドブロヴニクから日帰りで訪れることもできるので、絶景を眺めながら平和を感じるモスタルへ足を運んでみてはいかがでしょうか。今回は、事前に知っておきたいモスタルの歴史と異文化が融合したモスタルならではのおすすめな町の歩き方をご紹介します◎

この記事の目次表示

民族紛争の傷跡とともに平和を感じられる町「モスタル」

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋からの景色

ボスニア・ヘルツェゴビナで5番目に大きな都市である「モスタル」は、平和の象徴とされる「スタリ・モスト橋」と共に、モスタルの美しい景色や町並み全体が2005年に世界遺産へ登録され、日本人にはまだあまり馴染みがないものの、観光地として発展しつつあります。

  • 写真:Kisaボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の傷跡

その一方で、1991年に勃発した民族紛争とも呼ばれるボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(旧ユーゴスラビア内線)の際、特に大きな打撃を受けた町でもあり、町の至るところに銃弾の跡が残る建物があるなど、紛争の傷跡を目の当たりにする町でもあるのです

訪れる前に知っておきたいモスタルの歴史

  • 写真:Kisaボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の傷跡

1991年に勃発したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では、クロアチア系住民・イスラム系住民・セルビア系住民と、異なる民族間で民族紛争が繰り広げられました。元々これらの民族が入り混じるようにして生活が送られていたモスタルでは、多くの人々が命を落とし、町のシンボルとして民族間の平和を見守り続けていたスタリ・モスト橋も1993年に爆破されたのです。

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋

紛争終結の1995年以降、民族間の努力によってスタリ・モスト橋は2004年に再建。今では平和のシンボルとして訪れる人々の胸に戦争の悲惨さや平和の大切さを教えてくれているのです


とにかくじっくりと眺めたい平和の象徴「スタリ・モスト橋」

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋

ボスニア語で「橋を守る人」という意味を持つ「モスタル」。そのことからも、いかにスタリ・モスト橋がこの町のシンボルとして昔から大切にされてきたかがわかるはずです!オスマントルコ朝支配下の時代である1566年に9年間もの歳月をかけて建造されたスタリ・モスト橋は、その建築技術とアーチ型の美しさをじっくりと眺めていたいほどの完成度です。

スタリ・モスト橋
ボスニア・ヘルツェゴビナ / 建造物 / 観光名所
住所:Stari Most, Mostar 88000 ボスニア・ヘルツェゴビナ地図で見る

ゆったりとカフェやお食事をしながら想いを馳せる

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋周辺のカフェ

スタリ・モスト橋を中心に、周辺には美しい景色を眺めながらゆっくりとお茶をしたり、お食事のできるカフェやレストランが点在しています。スタリ・モスト橋周辺はすべて石畳なので、足が歩き疲れたときはもちろん、絶景を目の前に想いを馳せるお気に入りのスポットを探してみるのもおすすめです!

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋周辺のカフェ

注意点として、スタリ・モスト橋周辺のみならず、モスタル全域で未だにクレジットカードを使用できるお店が少ないため、カードでの支払いを考えている場合には、事前にカードが使用できるか確認するのがベターです◎ただし、クレジットカードを使用して現金を引き出すことができるATMはあちこちに設置されているため、安心です。

異文化が融合したオリエンタルな雰囲気の町歩き

  • 写真:Kisa世界遺産であるモスタル

民族それぞれの文化が融合したモスタルは、ヨーロッパなのにヨーロッパとは思えないような独特のオリエンタルな雰囲気が魅力の町でもあります。スタリ・モスト橋を中心として、時計台やミュージアム、教会、モスク、レストランやお土産物店が軒を連ねる美しい町並みも訪れる人を虜にしてくれます。

  • 写真:Kisa世界遺産であるモスタル
  • 写真:Kisaお土産

あちこちに点在するお土産物店では、トルコでよく見かけるようなデザインの陶器やランプがたくさん並んでいます。

  • 写真:Kisaお土産

トルコ雑貨のなかで特に人気のトルコランプも、トルコよりリーズナブルなお値段で買うことができるかも?ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

お気に入りのベストフォトポイントを見つけてみて!

とにかく美しい景色が広がるスタリ・モスト橋周辺だから、町歩きを楽しみながらお気に入りの写真スポットを見つけるのがおすすめです◎特に、深緑のネレトゥヴァ川の美しさは必見です!

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋からの景色
  • 写真:Kisa川遊びをする地元の子どもたち

訪れる季節によっては、地元の子どもたちが川遊びをしていたり、25mの高さを誇る橋の上から地元の若者や旅行者が川へ飛び込んでいる姿を見ることもできます。


おわりに

  • 写真:Kisa世界遺産であるスタリ・モスト橋

いかがでしたか?まだ日本人にはあまり馴染みのない国、ボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産の町「モスタル」をご紹介しました。日本人旅行者にも人気のクロアチア・ドブロヴニクからは日帰りで足を延ばすこともできるモスタルだから、ぜひ少し足を延ばしてモスタルが併せ持つ紛争の傷跡と平和の大切さを絶景とともに肌で感じてみてはいかがでしょうか

モスタル
ボスニア・ヘルツェゴビナ / 町・ストリート
住所:Mostar地図で見る

【関連記事】クロアチア・スプリト~ボスニア・モスタルへ!バスでの絶景国境越え

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※この記事は2017年8月25日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

イギリス在住。ママになっても一生トラベラー
イギリスにて子育て中のフリーライター。
沖縄1人旅からはじまり、現在約50ヵ国を旅するトラベラー。
1本バスを乗り違えただけでストーリが変わる1人旅の魅力にはまり、もっぱら1人旅が大好きだったときに、現在では主人であるイギリス人の彼と出会い2人旅に目覚める。
遠距離歴6年、現地集合・現地解散で2人で世界を旅する。
そして3人家族となった今も、さらに旅欲は増すばかり。
娘に見せたい景色、肌で感じてもらいたい文化、人の温かさはまさに無限。
母・娘2人旅もモロッコはマラケシュにてデビューを果たし、2歳の娘も現在10ヵ国を訪れた立派な旅人。
いつでも・どこでも自分で楽しみ方を見つけて全身で遊ぶ娘に学ぶ日々。

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