かつてタイ北部を治めたラーンナー王国。その首都として栄えたチェンマイには、多くの寺院や遺跡があります。どれも個性があって美しいのですが、旅行中の限られた時間ですべて見るのは難しいですよね。そこで外したくないお寺として人気が高い、ドイステープをご紹介いたします。
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チェンマイ市内からは車で
ドイステープ=正式名称ワット・プラタートドイステープ(Wat Phra That Doi Suthep)は、その名の通り山の上にあります。ワット=寺、ドイ=山なので、直訳すると「ステープ山のプラタート寺」になりますが、「ワット・ドイステープ」と呼ばれ、親しまれています。
市内の移動のように、町中のソンテオ(乗り合いタクシー)を止めて交渉するか、チャンプアック門やチェンマイ大学そばから出ている「ドイステープ行き」ソンテオの利用ができ、後者は往復でも一人100~140バーツほど(約450円)。ただしチャンプアック門からだと、乗客が集まるまで長く待たされることがあるそうです。
ドイステープ建立に関わる白い象の伝説
- 出典:commons.wikimedia.orgBy Kyle sb
ドイステープは、ラーンナー王朝の6代目クーナー王によって1383年に建てられました。
王は仏舎利(釈迦の骨)の安置場所を探すため、遺骨を縁起の良いとされる白い象に運ばせたところ、象が山頂で息絶えたため、ここに寺を建立する事を決めた、といわれています。
入場までには長い階段が
こちらが入り口です。本殿までの長い階段を登り切ったところで、入場料30バーツ(約90円)を支払います。
階段は設置時には306段でしたが、工事により増えているそうです。階段脇にはケーブルカーもあり、乗車時に料金20バーツ+入場料=50バーツ(約150円)必要です。
一番の見どころは黄金に輝く仏塔
※本殿に入る前には靴および靴下を脱ぎ、正しい服装(肌を出しすぎない)で参拝しましょう。
ドイステープには、たいへん美しい仏塔があります。
人々はお経を唱えながら、仏塔の周りを時計回りに3周します。
このようにアルファベット表記のお経があるので、これを読みながら回りましょう。