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フェリーでわずか10分!博多湾に浮かぶ花のアイランド「能古島」

取材・写真・文:

トラベルライター

2021年3月2日更新

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写真:トラベルライター

沢山の車が往来し、ビルや商業施設が立ち並ぶ大都会・福岡。今回の旅では、そんな福岡にありながら、自然あふれる「癒しの島」に出会えます。ホテルやコンビニすらもない素朴で自然豊かな能古島(のこのしま)は、都会の喧騒を忘れさせてくれる素敵な島なのです。お花が大好きな方や、最近ちょっとお疲れ気味・・・という方におすすめしたい癒しのスポット・能古島をご紹介します。

この記事の目次表示

能古島ってどんな島?

  • 写真:トラベルライター

福岡県の博多湾の真ん中に浮かぶ能古島は周囲約12km、人口約800人の小さな島で、フェリーなどで気軽に渡ることのできる観光地です。福岡県出身の井上陽水さんの「能古島の片思い」という名曲も生まれた島なんですよ。

海を渡って能古島へ

能古島へ渡るには、フェリーに乗ります。せっかくなので、デッキへ出て周りの景色を楽しみながら向かうのがオススメ。博多湾に囲まれているので波は穏やかです。

  • 写真:トラベルライター

景色を眺めているとあっという間に能古島へ到着します。能古島渡船場には「のこの市」があり、お土産屋さんや案内所が並びます。漁港からは博多の街並みが見えるのですが、のどかな能古島から都会の風景を見るとなんだか不思議な感覚になります。

のこのしまアイランドパーク

  • 写真:トラベルライター

能古島渡船場前のバス停から路線バスに乗り、能古島の北側にある「のこのしまアイランドパーク」へ向かいます。

「のこのしまアイランドパーク」は、創業者である久保田耕作氏の、家族でお弁当を食べ、のんびりと自然の中で過ごして癒される、そんな公園を作りたいという思いが詰まった緑あふれる自然公園です。

季節の花が満開

  • 写真:トラベルライター

園内マップを参考に、まずは入って左手にある花畑から回ってみましょう。丘の傾斜が花の絨毯で埋め尽くされていて、その素晴らしい景色にテンションがMAXになることでしょう。

  • 写真:トラベルライター

そして、春の時期ならば見頃の可愛らしいチューリップを眺めながら、園の右手の方へ進み「つつじの花壇」や「花の小径」を散策しましょう。

澄んだ空気の中をゆっくり歩くと気持ちがいいのですが、園内は結構広いのでお子様連れや歩くのが苦手な方には少しきついかもしれません。園内入口でベビーカーや電動カーがレンタルできるので是非利用してくださいね。

思ひ出通り・体験コーナー

  • 写真:トラベルライター

園内の花畑を奥へと進んで行くと、「思ひ出通り」という昭和の雰囲気を再現した町並みが現れます。昔懐かしい駄菓子やおもちゃなどが並んでいて、それらを見ていると子供の頃の思い出が蘇ってくることでしょう。

また、こちらでは絵付けや陶芸の体験もできるので、旅の思い出になにか一品作ってみてもいいですね。

丘の上の絶景

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

「思ひ出通り」を奥へ進むと、園内一の絶景スポットが。春には菜の花の黄色と、海と空の青色がとっても絵になるパノラマの景色です。このパノラマ花壇、秋には一面のコスモス畑になるそうです。

飲食店・バーベキュー

  • 写真:トラベルライター

園内には沢山の食事処があります。パノラマ花壇を見渡せる芝の広場にある「レストラン防人」はテラス席もあって気持ちがよく、「思ひ出通り」にはうどん屋や喫茶店などもあります。

バーベキューが出来る場所もあるので家族で賑やかに食事を楽しむこともできますし、芝生の上でお弁当を広げてもいいですね。

のこのしまアイランドパーク
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住所:福岡市西区能古島 のこのしまアイランドパーク地図で見る
電話:092-881-2494
Web:http://nokonoshima.com/

島のおすすめグルメ

  • 写真:トラベルライター

「のこのしまアイランドパーク」の花と絶景を満喫した後は、能古島の港へ再び路線バスで戻ってくることができます。せっかくの港町ですので、海の幸を堪能するならオススメしたいのが「雑魚(ざっこ)」というお店。一番人気の雑魚定食は・・・

  • 写真:トラベルライター雑魚定食 2,160円

ボリュームたっぷりの刺身の定食は、これって一人分!?と驚くようなボリューム。こちらの定食は、お刺身に揚げ物、つくしのお浸しにお吸い物、大きな鯛のあら煮がセット。お刺身はぷりぷりで新鮮です。全部は食べきれなかったら、残りはお持ち帰りにしてもらうこともできます。

雑魚
福岡市 / 和食 / ランチ
住所:福岡県福岡市西区能古462地図で見る
電話:092-891-7420

そのほかの見どころ

  • 写真:トラベルライター白鬚神社

帰りのフェリーまで時間がある場合は、港付近を散策しましょう。永福寺や白髪神社、のんびりとした港の景色などを堪能できます。

そのほかにも能古島には、万葉歌碑や能古博物館、展望台など沢山の見どころがあります。

永福寺
福岡市 / 寺
住所:福岡県福岡市西区能古481地図で見る
白髭神社
福岡市 / 神社
住所:福岡県福岡市西区能古719地図で見る

島で一泊もおすすめ

島の東側にはキャンプ場や海水浴場、アイランドパーク内の「防人の里」にはコテージ、島の南側には旅館「潮騒(しおさい)」もあり、宿泊して一日のんびり過ごすこともできます。

潮騒
福岡市 / 旅館
住所:福岡県福岡市西区能古464地図で見る

能古島へのアクセス

  • 写真:トラベルライター

能古島には橋が架かっていないので、船で渡ることになります。博多駅からバスで約45分ほどの場所にある市営の渡船場、姪浜(めいのはま)旅客待合所から出るフェリーに乗船、約10分で到着です。

雨天以外でしたら、フェリーの料金より少し高くなりますが、海上タクシーも利用できます。

姪浜旅客待合所
福岡市 / その他スポット
住所:福岡県福岡市西区愛宕浜3丁目1-1地図で見る
Web:http://port-of-hakata.city.fukuoka.lg.jp/guide/fer...

島での交通手段

  • 写真:トラベルライター

能古島内での交通手段は主に、路線バス、タクシー、レンタサイクルという選択肢があります。タクシーは島内に1台しかないようなので、能古島一番の観光スポット「のこのしまアイランドパーク」へ行くなら路線バスがおすすめです。

  • 路線バス:能古島渡船場のすぐ目の前のバス停から出発
  • 「のこのしまアイランドパーク」への所要時間は約13分、運賃は240円

能古島キャンプ村、海水浴場や古墳や史跡巡りなど、能古島をくまなく堪能するならレンタサイクルがおすすめです。電動自転車もあるようなので多少の坂道も安心ですよ。レンタサイクルは、のこの市にある「カフェのこのしま」で借りられます。

まとめ

「のこのしまアイランドパーク」は、春はつつじや菜の花、夏はひまわりやダリア、秋にはコスモスや紅葉、冬は水仙やつばきなど、どの季節に訪れても楽しめます。

都会の喧騒から離れ自然に囲まれたのどかな島、能古島へ是非訪れてみてくださいね。

能古島
福岡市 / 島・離島 / ハイキング
住所:福岡県福岡市西区 能古島地図で見る

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