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【北海道・帯広】まさに地上の楽園!花を愛する、おばあちゃんが造った夢の世界-紫竹ガーデン

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年10月20日更新

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紫竹ガーデンの理念

このガーデンの設計には、気鋭のガーデンデザイナーである奥峰子さんが関わっているそうです。

奥峰子さんは帯広まで何度も通い、3年かけて整地や設計のアドバイスをなさったそうで、その甲斐があり、どの角度から見ても色々な発見と楽しさがあります。

  • 写真:トラベルライター
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ガーデン内に咲くお花は、約2,500種類。この時期、最盛期のユリだけでも色々な種類が咲き乱れています。どの花も、太陽の光を浴びて、元気に咲き誇っています。

  • 写真:トラベルライター
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紫竹ガーデンは、

「空気を程よく含み、水を蓄える力が強く、栄養たっぷりの土があれば、花は自力ですくすく育つはず」

という理念で、雑草抜きもほどほどにし、

「花が自分の力で育ちやすい環境を整えてあげること。そして、花を見守ること。」

という方針で運営されています。そのためか、どのお花も色が濃く、大きいので、来園者が驚くそうです。

  • 写真:トラベルライター

確かに、色が濃いと思います。

  • 写真:トラベルライター

最盛期を迎えているダリアも、色鮮やかで大きいです。

ゴージャスなお花も多いのですが、あくまでイメージは野原!可憐で、昔見たことがある!というお花もたくさんあります。

  • 写真:トラベルライター

こういうお花を見ると、思わず童心に戻ってしまいますね。ご年配の来園者達は、皆一様に目を輝かせ、まさに子供に戻ったように楽しんでいるように見えました。

ガーデンで見られるのは花だけではありません

様々な生き物たち

そして喜んでいるのは、来園者だけではありません。ここは、蝶やミツバチが非常に多いのです!

  • 写真:トラベルライター
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農薬や除草剤を使用していない花が咲き乱れているからなのか、蝶の種類が多く、この日は約5種類見かけました。そして、なぜか蝶も大きいのです(笑)

  • 写真:トラベルライター
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ミツバチもたくさん飛び交っていて、蜜の採取に一生懸命です。心なしか、ミツバチも大きいような気がします。

オーガニックにこだわった果物

紫竹ガーデンでは、まだオーガニックという言葉が一般的でない頃から無農薬・化学肥料不使用に取り組み、北海道産のものを使用して作った有機肥料で健康な土づくりをしているそうです。

その健康なガーデンには花や樹木以外に、果物、野菜、ハーブが植えられています。筆者が見つけたのは、ブルーベリー(写真左)と、おそらく桃(写真右)です。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

オーガニック食材、十勝産食材にこだわったレストランにも立ち寄ってみよう!

レストランについて

紫竹ガーデンのレストランは、ショップも兼ね備えたお店です。

  • 写真:トラベルライター

綺麗な押し花コースターや、紫竹おばあちゃんが、よくかぶっている帽子が販売されています。

  • 写真:トラベルライター

手作りシフォンケーキやスコーンのほか、お菓子のお土産も美味しそうです。

メニュー

  • 写真:トラベルライター

このレストランでは、スコーン、マカロン、シフォンケーキなどのデザートのほか、多くの品数が味わえる人気NO.1のお弁当、サンドイッチやチキンカレー、十勝名物である豚丼などの食事をいただくことができます。

紫竹おばあちゃんは、昔、東京の栄養学校に通っており、その知識をレストランのメニュー作りに役立てているそうです。人生の中で培った知識も、このガーデンで植物と一緒に結実していることに驚きます。

朝食ビュッフェ

上のメニュー写真の右下が「朝食ビュッフェ」の案内で、有機栽培にこだわった健康な土地から採れた果物や野菜、ハーブのほか、十勝産の食材をふんだんに使用したビュッフェスタイルの朝食は大人気だそうです。

この朝食ビュッフェは、今までは団体客向けだったそうですが、現在は個人客へも提供されているとのことで、個人旅行者にとっては朗報ですね。

爽やかな朝、ガーデンのお花を見ながら、採れたて新鮮野菜や、十勝産食材を堪能してみるのはいかがでしょうか?(朝8:30~10:00まで 1,620円税込 ※要予約)

  • 写真:トラベルライターレストラン内から見えるガーデン風景

レストランの中からも、ガーデンがとてもよく見えますよ。

レストランにも花が満載です!

じっくりと約2時間かけてガーデン内を散策したあと、レストランで注文したのはチキンカレー(650円税込)とアイスコーヒー(370円税込)のセットです。

  • 写真:トラベルライター

チキンカレーは、疲れた体を癒やしてくれる優しいお味でした。

またアイスコーヒーのグラスや、お皿、テーブルクロスも花づくしで、どこかメルヘンですね!

  • 写真:トラベルライター

さらにアイスコーヒーの氷がハート型!どこまでも、こだわりと愛らしさが詰まっています。

レストランでの一コマ

レストランで休憩していると、後ろから「ようこそ」と声をかけられ、振り向くと、なんと紫竹おばあちゃんご本人がいらっしゃいました!そして筆者のすぐ隣のテーブルに座り、本州からお見えになったファンの方と話し始めるではありませんか!!

さらにお話し中も、他の観光客が次々と、おばあちゃんのそばにやってきて、挨拶したり、書籍にサインをしてもらったり、一緒に記念撮影してもらったりしています。

紫竹おばあちゃんは、ファンの方のお話しにじっくりと耳を傾け、穏やかで丁寧にお答えしており、何度も「感謝」という言葉が聞こえてきました。

おわりに

いかがだったでしょうか?

十勝には多くのガーデンがあり、それぞれ特色がありますが、この紫竹ガーデンは、専業主婦だった一人の女性が、まず農家となり、そこから土地の購入、整地、設計、花植えなどを、ご家族の強力な応援とサポート、様々な方からのご助力を得ながら、1つ1つ夢を形にしたガーデンという意味で、独特な魅力を放っています。

  • 写真:トラベルライター

十勝の大自然とおばあちゃんの夢の形を、見てみませんか?

基礎情報

アクセス

  • とかち帯広空港から車で 28分
  • JR根室本線 帯広駅から車で 35分
  • 高速道路出口 道東道 川西インターから車で 20分

営業時間

  • 開園期間 4月15日~11月末まで
  • 時間 8:00〜18:00

※閉園期間後(12月1日以降)もレストランは営業

定休日

期間中無休

料金

  • <個人>大人 800円 子供 200円
  • <団体割引(10名以上)>大人 700円、子供150円
  • <シーズン券>大人のみ 1,000円※特典:その年度は何度でもお庭にご入園いただけます。

参考書籍

  • 紫竹おばあちゃんの夢ノート
  • 紫竹おばあちゃんのときめきの花暮らし
  • 紫竹おばあちゃんの幸福の庭
紫竹ガーデン
帯広市 / 庭園 / 花畑(5月) / ガーデン
住所:北海道帯広市美栄町西4線107地図で見る
電話:0155-60-2377
Web:http://shichikugarden.com/
紫竹ガーデンカフェ
帯広市 / カフェ・喫茶店 / ソフトクリーム
住所:北海道帯広市西13条南8丁目1 とかちむら内地図で見る
電話:0155-66-6680
Web:http://shichikugarden.com/cafe/

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