2020年の東京オリンピックから追加種目となったスポーツクライミング。ジムでのクライミングも楽しいけれど、海外の外岩でのクライミングならその国の景色が楽しめます。今回ご紹介するのは、香港のクライミングスポット。クライミングシューズ、ロープ、ハーネス、クイックドローなど、香港のスポーツショップでも調達できますが、値段は日本とそれほど変わりません。なので、いつも使っている道具を持参しましょう。香港の岩場は、絶景のビル群と自然の対比がおもしろい!!登ったあとの疲れを癒す香港スイーツも外せません。
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香港のビル群を眺めながらクライミング
観光地としても有名なビクトリア・ピーク。香港島で一番高い山で、標高は552メートル。山頂近くの展望台へはピークトラムというケーブルカーで行けます。夜景の名所としても知られている場所です。
交通手段はMTR(地下鉄)やバス、トラムなどいろいろあります。事前にチャージができるオクトパスカード(八達通卡)というIC乗車券を購入しておくと便利です。
セントラル・フラッグス
クライミングができる岩場は、山の中腹。MTRの中環(セントラル)駅で下車し、ヒルサイド・エスカレーターをひたすら上がって、さらにオールドピーク道を歩いて30分くらいです。高層マンションが建ち並ぶ高級住宅街を抜けて山に入っていきます。
この岩場は初級、中級者でも楽しめるといわれています。高さは20〜30メートルほど。持参した60メートルのロープでは降りるのに足りないような高いところもありました。なにより景色が最高!!香港島のビル群を一望できます。
デビルズ・ピーク
もうひとつは、香港島の対岸にある岩場。標高は222メートルのデビルズ・ピーク(Devil's Peak)です。MTR油塘駅を下車、住宅地を抜けて、「ウィルソントレイル」を道沿いに上がっていくと途中で岩場に降りることができます。
ビクトリア港が見渡せる場所で、昔は軍事拠点になっていたそうです。そのため、いまも砲台跡などが残っています。山頂では、フラフープや縄跳びをする地元の人の姿も見られました。子どもからお年寄りまで、健康のためにウィルソントレイルを歩いてるようでした。
ここの岩場も初級、中級者もOK。欧州から来ていた子ども連れの家族も登っていました。傾斜の少ないスラブが多く、滑りそうで慣れていないとちょっとこわいです。香港島がよく見えるスポットです。たくさん登って疲れたら、甘いものが食べたくなりますね。
香港スイーツ3選
街のあちこちで見かけるエッグタルト
香港スイーツの定番。外はサクッと、中は卵の風味が効いたやわらかな食感。エッグタルトは、歩いているといろんなところで見かけます。「泰昌餅家」が有名らしいですが、食べ比べてお気に入りの店を見つけるのも楽しみの一つ。
- 泰昌餅家 中環店
- 香港 / スイーツ
- 住所:35 Lyndhurst Terrace, Central, Hong Kong地図で見る
- 電話:83008301
- Web:http://www.taoheung.com.hk/tc/brands/tai_cheong_ba...
義順牛奶公司のミルクプリン
創業100年以上の老舗「義順牛奶公司」。一押しの牛乳プリンは$29(約420円)。赤い牛のマークがかわいいロゴは、キーホルダーなどの商品としても販売しています。
香港のお汁粉「甜品」
ごま汁粉、大豆汁粉、生姜の効いたミルクプリン、マンゴープリンなど、ホットで食べるのが定番のようです。値段は$20〜$30(約280〜430円)ほど。白玉団子をトッピングできます。種類は多く、健康によさそうなものも。
写真はMTR旺角(モンコック)駅から金魚ストリートへ行く途中のお店「恭和堂」。亀ゼリーの老舗だそうです。
最後は香港の夜景を満喫
香港島を彩る夜景も見どころのひとつ。高層ビルからのサーチライトが、全体を明るく浮び上がらせています。香港島の対岸から見るほうがきれいに見えます。船で見るのもいいですね。