一日の活力ともなる朝食。世界ではどんな朝食が食べられているのか気になりますよね!香港の朝食は同じアジアでも日本とは違うので、食べ歩くのも新鮮!今回は観光スポットにあり、行きやすい朝食スポット3店についてご紹介していきたいと思います。是非、ローカルな雰囲気で香港ならではの朝食を味わってみましょう。
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【1】美都餐室(MIDO CAFE)
観光名所としてよく知られる男子街・廟街(テンプルストリート)沿いにある、50年以上の歴史を誇る餐室・美都餐室(MIDO CAFE)。油麻地の天后廟のすぐそばに位置しています。
レトロ感たっぷりの店内は、風情があり映画やテレビ撮影にもよく使われています。今やその風情や昔ながらの料理が人気で観光名所ともなり、地元の人のみならず各国から多くの観光客が訪れています。
美都餐室は、西多士(フレンチトースト)が名物。砂糖の入った卵に浸した食パンをたっぷりの油で焼いているので、まるで衣がついているよう!その上でたっぷりのバターがとろけています。1枚なのにものすごいボリューム感。
紅茶を牛乳で煮だしたロイヤルミルクティーはとっても味が濃く、紅茶の風味を味わえます。香港で出てくる紅茶は、だいたいすでにお砂糖やコンデンスミルクで味付けされて甘めになっていますが、こちらは砂糖が入っていないので、自分で甘さを調整できます。こってりとしたフレンチトーストに濃いミルクティーがよく合うことでしょう。
美都餐室には、朝食メニューというものがないので、終日いろいろな食事を楽しむことができるのもポイント。
昔はおしゃれだったという香港流の洋食メニューや麺類、中でもよく茹でて柔らかくなったマカロニを朝食べている光景をよく目にします。エッグタルトやパイナップルパンもこちらの定番メニューなので、是非いろいろ試してみて下さい。
【2】蘭芳園
香港島で50年来の老舗・茶餐廳・蘭芳園(Lan Fong Yuen)。香港島の住人で知らない人はいないと言っても過言ではないほど有名です。今では、香港側のみならず、九龍側にもお店があります。
こちらの写真は、尖沙咀の重慶マンションの地下、スポーツ商品のお店が立ち並ぶショッピングモールにある、昔懐かしい店を再現した店舗。メニューや雰囲気はレトロ感を再現していて、店内ではまるで昔の食堂に遊びに来たような懐かしい気分を味わえることでしょう。
蘭芳園は、何回も漉して作られる濃いミルクティーや、猪扒飽(ポークバーガー)が有名。カリッと焼いてあるポークに、自家製のマヨネーズと野菜を少々。いたってシンプルなバーガーですが、とてもおいしく、蘭芳園の名物です!
これは自家製の塩漬けライムを、まるごと1個セブンアップにいれる飲み物(秘方咸檸七)。レモンよりも酸味が強くて、喉の渇きを潤してくれることで大人気。
香港の茶餐廳では、オリジナルレシピの塩漬けライムが各店にあり、塩気の効いた炭酸飲料を試すことができます。蘭芳園の塩漬けライムは大人気で、お土産として買って帰ることも可能!
こちらは、香港の定番メニューとなっているインスタントラーメンの出前一丁。いろいろな種類の出前一丁を食べることができます。
この写真は鶏味の出前一丁で、茹でただけで提供するお店も多いですが、蘭芳園では丁寧に作られたトッピングがのっているのもポイント!外をカリカリに少し甘めの味付けで焼いた鳥と、茹でキャベツがトッピングされています。
【3】中国冰室
旺角の野外マーケットの脇にある、地元の常連客でにぎわう食堂・中国冰室。こちらもいくつもの映画のロケ地で使われていることでも有名です。店内は2階まであり、レトロ感を味わいたいなら是非2階へ。
中国冰室のメニューはいたってシンプル。ショーケースに並ぶ手作りのスイーツを食べてみるのも面白いでしょう。中国冰室では、卵料理、麺、パン、飲み物がついたボリュームたっぷりの朝食メニューをリーズナブルな価格で楽しめるのがポイント。
ミルクティーは香港ならでは。コンデンスミルクなどをオリジナルの配合で入れ、甘く味付けされています。
おわりに
映画のロケ地としても有名な風情あふれる3店舗の食堂カフェのご紹介でした。是非、昔懐かしい雰囲気を醸し出すタイル張りの店内やレトロな家具、雰囲気を味わいに行ってみましょう!