一生に一度はお伊勢参り…なんて言われる伊勢神宮。でも初めての方は、神宮そのものや周辺情報、アクセスについての疑問がいっぱいですよね。この記事ではそんな伊勢神宮初心者の方に向け、事前に抑えたい情報を集約してご紹介いたします!
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「伊勢神宮」というもの
一般的に「伊勢神宮」と呼ばれている神社は以下の2つの神社です。
- 三重県伊勢市豊川町 外宮(げくう) 別名:豊受大神宮(とようけだいじんぐう)
- 三重県伊勢市宇治館町 内宮(ないくう) 別名:皇大神宮(こうたいじんぐう)
『古事記』『日本書紀』などの書物にも記載がある「伊勢神宮」は、古くは平安時代よりたくさんの参拝者が訪れたという由緒ある神宮で、現在でもお正月になると内閣総理大臣が参拝し、国・国民の安泰を願います。
「伊勢神宮」の特徴
伊勢神宮と他の神社の違いは、やはり20年に1度行われる式年遷宮(しきねんせんぐう)です。これは社殿や鳥居、橋などを数年かけて取り替える伊勢神宮の祭事で、伊勢市民が神宮に木を運び入れる「御木曳(おきひき)」などが執り行われます。
式年遷宮での社殿の建て替えは、新社殿建築→旧社殿解体という流れで行われるため、社殿用の土地が2つ必要になります。その土地は「古殿地(こでんち)」と言われ、しめ縄などで結界が張られています。古殿地に新しく建てられた新社殿はそのままそこに鎮座しますので、20年毎に社殿の位置が少し変わるということになります。
また、他の神社と違う点としてはおみくじがないという点が挙げられます。これは、伊勢神宮に参拝した時点で大吉に違いない…という考えに基づいたものだと言われています。
「外宮」について
「外宮」の御祭神は豊受大御神(とようけおおみかみ)、衣食住の神様です。神社の造りは伊勢神宮でのみ見られる唯一神明造、境内には御正宮の他にいくつかのお社があり、それぞれが神宮に関係があります。また、「せんぐう館」という、伊勢神宮の祭事の資料や宝物の展示が行われているミュージアムも境内に有しています。
JR・近鉄 「伊勢市駅」 から 徒歩10分
三重交通 「外宮前」 から 徒歩すぐ
- 式年遷宮記念せんぐう館
- 伊勢・二見 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:三重県伊勢市豊川町前野126-1地図で見る
- 電話:0596-22-6263
- Web:http://www.sengukan.jp/
「内宮」について
「内宮」の御祭神は皇室のご先祖様とも言われる天照大神(あまてらすおおみかみ)、皆さんご存知、太陽の神様です。神社の造りは外宮と同じく唯一神明造、境内には外宮同様いくつかのお社があり、広さ的にもかなりのものになります。参道かつ鳥居前町の「おはらい町」が有名で、食べ歩きやショッピングを楽しめるということで人気となっています。
近鉄 「五十鈴川駅」 から 徒歩30分
三重交通 「内宮前」 から 徒歩すぐ
※五十鈴川駅から歩くと遠いので、バスの利用をおすすめします。
- おはらい町
- 伊勢・二見 / 町・ストリート / 観光名所
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町、宇治今在家町地図で見る
- 電話:0596-28-3705(伊勢市観光協会)
- Web:https://ise-kanko.jp/main/overview/ise/oharai/
「外宮」「内宮」間の距離・アクセス
この2つの神社は意外と離れており、距離にすると約4kmになります。両方を参拝するという方がほとんどですので、その場合は自家用車かバス・タクシーを使って移動するのが基本となります。以下に交通手段をまとめましたので、参考にしてください。
自家用車 15分
タクシー 15分 / 約1,690円
バス 10分~25分(系統による) / 430円
徒歩 1時間
参拝のマナー
ネットなどで調べると、「外宮から参拝するのがマナー」「外宮に行く前に二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)に行くのがマナー」など、いろいろな情報が出てきますが、ハッキリいってそこまで気にしなくて大丈夫です。普通の神社に行く時と同じ気持ちで、一般的なマナーさえ守っていればオッケーです。
伊勢神宮のサイトで、神宮に参拝する時のマナーなどがまとめられたページもありますので、気になる方はそちらをチェックすると確実です。