伊勢市駅・伊勢神宮外宮からともに徒歩圏内の「月夜見宮(つきよみのみや)」は、静かで雰囲気があると人気の伊勢神宮の別宮です。この記事では、見どころを中心にアクセスや駐車場・参拝時間の情報をご紹介していきます!
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月夜見宮の基礎知識
月夜見宮は伊勢神宮外宮の別宮で、「月夜見尊(つきよみのみこと)」「月夜見尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま」を祀っている神社です。804年(延暦23年)の書物に記載が確認されている歴史ある神社で、農耕につながりがあるとされています。
別宮とは?
別宮とは、本宮を持ちそれに付随する神社のことです。伊勢神宮外宮は、「多賀宮」「土宮」「風宮」「月夜見宮」と別宮が4社あります。ちなみに、月夜見宮以外の3社はすべて伊勢神宮外宮の境内に存在しています。
月夜見尊とは?
伊邪那岐(いざなぎ)が天照(あまてらす)の次に生み出した神様で、名前の通り夜の神・月の神と言われています。月夜見尊荒御魂は月夜見尊の荒ぶる神霊のことです。
内宮の別宮の月読宮と祀っている神様は同じ
同じく伊勢市内にある内宮の別宮、「月読宮(つきよみのみや)」にも、おなじ神様である月読尊(つきよみのみこと)が祀られています。
違う点は月読尊の荒ぶる神霊である月読尊荒御魂の祀り方。月夜見宮では、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を1つの社殿で祀っているのに対し、月読宮では2つの社殿に分けて祀っています。
月夜見宮の魅力
コンパクトな空間に見どころがたくさん
月夜見宮は参道が非常に短く、鳥居をくぐるとすぐ正面に月夜見宮が見えます。そんな小さいスペースに他の神社2社と御札や御守・御朱印を授かることのできる宿衛屋が詰まっています。
アクセスが良い
伊勢市駅のJR側出口から歩いて 5分 、外宮の北御門から歩いて 5分 という好立地です。外宮参拝にプラス2~30分考えておけば十分に参拝できるかと思います。車は鳥居前の砂利のスペースに停めておくことができます。
・近鉄・JR伊勢市駅 JR側出口から 徒歩5分
・伊勢神宮外宮 北御門から 徒歩5分
・三重交通 月夜見宮前バス停から 徒歩1分
月夜見宮を紹介
月夜見宮本殿
月夜見宮のメインです。全体的に木が茂っていますが中心部だけ開けており、日光が差し込んでいるのが非常に印象的です。
外宮の別宮で、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を祀っています。以前はそれぞれ分けて殿舎があったとされていますが、1419年(応永26年)に火事が起きてから再興に至らず、以降現在でも同じ社殿にお祀りされています。
高河原神社
月夜見宮を正面から見て右側にある小さな神社です。月夜見宮の社殿が広く明るくなっているのに対し、こちらは木の茂る中静かに佇んでいます。
外宮の摂社で、月夜見尊を祀っています。歴史も古く、月夜見宮同様に804年(延暦23年)の書物において「高河原社」として記載が見つけられています。
お稲荷さん
月夜見宮を正面から見て左側にある小さな社です。細い参道を先に進んでいくと鳥居がありお賽銭箱などが備え付けられています。同じ境内でありながら、月夜見宮や高河原神社とはまた違った雰囲気を感じられます。
こちらの社は特に神様を祀っているわけではなく、楠に対する民間信仰で地元の有志の方々が作ったお社です。空襲の際に楠が焼夷弾を受け止めてくれたおかげで、周辺住民が守られたことから信仰がきているようです。
宿衛屋
御守や御札・御朱印を授かれる場所です。小さいながら、外宮や内宮に置いてある御守などと同じ種類のものを授かることが出来ます。
・10月・11月・12月は 5時から17時
・1月・2月・3月・4月・9月は 5時から18時
・5月・6月・7月・8月は 5時から19時
- 月夜見宮
- 伊勢・二見 / 神社 / 女子旅
- 住所:伊勢市宮後1-3-19地図で見る
- 電話:0596-24-1111
- Web:http://www.isejingu.or.jp/about/geku/tsukiyomi.htm...
外宮から向かうなら「神路通(かみじどおり)」がおすすめ!
外宮の北御門から月夜見宮に向かって一直線に伸びている道の通称です。名前のまま神が通る道とされ、道の中央を通ることは避けられてきました。
現在でもその名残はあり、道の舗装も中央部分だけ他と違う色に塗られています。通り沿いには真珠の専門店や加工場などもあり、地域の産業を知ることも出来ます。
まとめ
月夜見宮いかがでしたでしょうか。アクセスも良く雰囲気も良いオススメの神社です!外宮内にある別宮を3つ回って月夜見宮も訪れれば、外宮の別宮を全て参拝したことにもなりますので、是非一度訪れてみて下さい!