ケニア
ケニア観光
赤道直下だけど過ごしやすい国で野生動物を見たい

【アフリカ・ケニア】感動の大自然♡野生動物とフォトジェニックの宝庫マサイマラ!

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年10月12日更新

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写真:トラベルライター

アフリカの東海岸にある赤道直下の国ケニア。ケニアと言ったらサバンナとライオン等の野生動物を観るサファリを想像されると思いますが、その想像を超える数多くの野生動物を観ることができるのがマサイマラ国立保護区です。豪華なロッジやキャンプで優雅に過ごして、たくさんの動物達やマサイ族に会える、そんな魅力の詰まったマサイマラを今回はご紹介します。

この記事の目次表示

アフリカ赤道直下の国ケニア

  • 写真:トラベルライターナイバシャ湖から観るクレセントアイランド。

ケニアはアフリカの東海岸に面した国で、赤道直下にあるにもかかわらず比較的標高が高いため、平均気温は10~28度と過ごしやすい気候です。マサイマラ国立保護区以外にもキリマンジェロ山が見えるアセンボリ国立公園やナイバシャ湖、モンバサビーチ等たくさん見どころのある国です。

  • 写真:トラベルライターキリンの親子。

マサイマラ国立保護区とは?

  • 写真:トラベルライター広大なマサイマラのサバンナのサンライズ。

ケニアの南西部に位置するマサイマラ国立保護区は、ザ・アフリカのイメージ通りサバンナがずっと広がった大阪府程の広大な敷地の国立保護区です。

タンザニアのセレンゲテ国立公園と隣接しており、ケニアでは野生動物の種類と数ともにナンバーワンを誇ります!サファリのメッカとして有名なマサイマラ国立保護区はケニアで絶対外せないスポットです。

  • 写真:トラベルライターオスライオン。マサイマラは特にネコ科の動物が多い。
  • 写真:トラベルライターシマウマ。
  • 写真:トラベルライターキリンはサバンナでとても見つけやすい。

サファリをしよう!

  • 写真:トラベルライター早朝のチーター

四輪駆動のサファリカーで大草原を駆け巡る「ゲームドライブ」でサファリをします。マサイマラでは道から外れて自由にサバンナを駆け巡れることができるので、動物に近寄ることができます。

動物達は昼間日陰にいて探すのが難しいため、動物達が出てくる早朝や夕方にゲームドライブをすることが多いです。日中はとても暑いですが、早朝と夕方はかなり冷え込むので厚手の上着が必要です。またカメラは焦点距離300㎜以上の望遠レンズがあると、近寄れない動物でも大きく写真が撮れますよ!

  • 写真:トラベルライターメスライオン達の挨拶。
  • 写真:トラベルライター焦点距離450㎜で撮影。望遠レンズなら近寄らずに大きく撮れます。

BIG 5とは?

ビッグファイブとは、サファリで最も人気かつ遭遇できたらラッキーな動物5種類のことで、かつて狩猟するのが最も難しい動物5種類だった名残と言われています。

  • バッファロー(Buffalo)
  • ゾウ(Elephant)
  • ヒョウ(Leopard)
  • ライオン(Lion)
  • サイ(Rhinoceros)

この中でも、マサイマラではサイが最も遭遇することが難しいと言われており、熟練ドライバーでも2週間観られないこともあるそうです。

  • 写真:トラベルライターBig 5のライオン!
  • 写真:トラベルライターマサイマラで最も遭遇の難しいサイ。

Entim Campに二泊三日で宿泊してゲームドライブをしよう!

  • 写真:トラベルライター共有スペース。無料Wi-fiもあります。

マサイマラ国立保護区の中にあるエンティムキャンプは、周辺にたくさんの動物が生息しているため、フォトグラファーにとても人気のキャンプです。

キャンプと言っても小さいテントに寝泊まりするのではなく、無料Wi-fi完備のラウンジやダイニング等の共有スペースと、幾つかの宿泊用シャワー・トイレ付きの豪華なグランピングテントで、エンティムキャンプは成り立っています。キャンプ全体はマサイ族の兵士によって守られており、スタッフはとてもフレンドリーで親切です。

  • 写真:トラベルライタートイレ・シャワー付き豪華なテント!
  • 写真:トラベルライターカバのいる川を眺めながらゆっくりできます。夜はキャンプファイヤーも!

ゲームドライブと食事とともに、ミネラルウォーター、ソフトドリンク、ビール、ワインも宿泊料金に含まれています。食事はとても美味しく、スープ・前菜・メイン・デザート等がコースで毎回提供されます。

  • 写真:トラベルライターキレイな景色を眺めながら食事が頂けます。
  • 写真:トラベルライターブレックファースト!
  • 写真:トラベルライター美味しいケニアのビール、これも宿泊費に含まれています♡

今回体験したエンティムキャンプ運営のゲームドライブは三日間全て、車一台に私たちのみというプライベートサファリでした。マサイ族のドライバー兼ガイドを担当してくれたジョセフは熟練のガイドで、動物の生息地を熟知しており、遥か遠くの動物を肉眼で見つけて三日間でたくさんの動物を見せてくれました。

  • 写真:トラベルライターマサイ族のドライバー兼ガイドのジョセフと四輪駆動のサファリカー。

Day 1

  • 写真:トラベルライター食事中のキリン。

首都ナイロビから約40分掛けて飛行機でオルキオンボエアースリップまで行くと、エンティムキャンプで働くマサイ族のドライバーがエアースリップに迎えに来てくれます。

  • 写真:トラベルライターオルキオンボエアースリップまではこの飛行機で飛びました。

今回はお昼前にエアースリップに着いたので、キャンプに向かう途中1時間半程ゲームドライブをしました。動物を探しにくいと言われる真昼間でしたが、たくさんの草食動物とBig 5のバッファローを観ることができました。

  • 写真:トラベルライターそこら中にいる草食動物達。いすぎて段々感動が薄れます。笑
  • 写真:トラベルライターBig 5のバッファロー。危険なバッファローですが頭に小鳥がとまっててカワイイ♡

キャンプ到着後、豪華なランチを頂き、午後4時に夕方のゲームドライブを開始!Big 5のゾウ、ライオン、ヒョウの他に多数の動物と、大変珍しいサーバルキャットまで観ることができました。初日だけでサイ以外のBig 5を観ることができた私たち。マサイマラの動物の多さにはかなり驚かされます。

  • 写真:トラベルライターBig 5のゾウの親子!
  • 写真:トラベルライターBig 5のヒョウ!ヒョウは木の陰に隠れていることが多い。
  • 写真:トラベルライターライオンのあくび!
  • 写真:トラベルライター大変珍しいサーバルキャット!観ることができてラッキー♡

Day 2

  • 写真:トラベルライターチーター。遠くに何かいるらしい。

早朝6時からゲームドライブ開始!朝はライトダウンを着てちょうどいいほど冷え込んでいます。

開始直後早速、ライオン達の朝ごはんに遭遇!チーターとライオンの縄張り争い、サンライズ、木の上で朝ごはんを食べるヒョウ、極め付けは最も遭遇することが難しいサイも観ることができました!なんとサファリ一日半でBig 5制覇してしまいました!

  • 写真:トラベルライター早朝のライオン。とても貫禄があります!
  • 写真:トラベルライターライオンの食事!
  • 写真:トラベルライター木登り上手なヒョウは木の上で朝食!
  • 写真:トラベルライターライオンがチーターを追いかける!チーター速い!!
  • 写真:トラベルライターBig 5のサイ。もうBig 5を制覇してしまった!!!

お昼はサバンナのど真ん中でピクニックランチ。その後は後述のマサイ村を訪問しました。

マサイ村訪問後ゲームサファリ再開。たくさんの草食動物の他にも、チーターの食事や親子、ハイエナの親子やサンセットを観てこの日のサファリは終わり。

  • 写真:トラベルライターチーターの親子。
  • 写真:トラベルライターインパラを捕らえたチーター。
  • 写真:トラベルライターハイエナの親子。
  • 写真:トラベルライターアカシアの木越しで観るサンセット。

マサイ村訪問

  • 写真:トラベルライターマサイ族の歓迎のダンス。

村に到着すると村長が出迎えてくれ、その後マサイ族による歓迎のダンスが披露されます。とても有名なマサイ族のジャンプですが、一番高く跳べた者がマサイ族の女性にモテるそうで、小さい頃から練習しているそうです。

  • 写真:トラベルライター有名なマサイ族のジャンプ。一緒に跳んでみたけど全く敵いませんでした。
  • 写真:トラベルライター火おこし。電気やガスが通っていない村では原始的な方法で火をおこします。

その後マサイ村の15歳の女の子が村を案内してくれました。この村には5家族で80人いるとのこと。。。!家は村の女性が牛の糞と土を練って造るそうです。村には電気が通っていないので家の中は真っ暗で、キッチンとベッドだけのシンプルな造りになっています。

  • 写真:トラベルライターマサイ村を囲む家は女性によって造られました。
  • 写真:トラベルライターマサイ村のお土産屋さんは全部村の女性達の手作り。

女の子は16歳で結婚するのが慣例らしく、案内してくれた15歳の女の子は来年村の次期リーダーと結婚するそうです。ジャンプで旦那さんを決めたとすごく恥ずかしそうに話してくれました。マサイ族のジャンプは観光用ではなく、今でもその風習が受け継がれています。

  • 写真:トラベルライター案内してくれた15歳の女の子。英語は学校で習っているらしくとても流暢。

Day 3

  • 写真:トラベルライターサンライズとシマウマ。

最終日のこの日も早朝6時からゲームドライブ開始!キレイなサンライズを観た後、奇跡的にもう一回サイを観ることができました!その後ライオンの群れやカバ、草食動物をたくさん観て全てのサファリが終了。

  • 写真:トラベルライター遭遇が難しいサイを二回も観ることができました!
  • 写真:トラベルライターライオンの群れ。木陰で休憩中。
  • 写真:トラベルライター水面に映るカバ。

その後キャンプで朝食を取り、パッキングしてチェックアウト。ドライバーのジョセフにエアースリップまで連れて行ってもらい、飛行機でナイロビへ帰りました。たった三日間でこれほど多くの野生動物を観ることができ、サファリ以外にも、美味しい食事や豪華なテントで優雅に過ごせるエンティムキャンプはとてもオススメです。

  • 写真:トラベルライターオルキオンボのエアースリップ。
  • 写真:トラベルライターオルキオンボのエアースリップにはトイレとこのマサイ族のお土産屋さんしかありません。

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