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金刀比羅宮は香川県琴平町にある琴平山(象頭山)の中腹にあり、“こんぴらさん”の名で親しまれている神社です。こんぴらさんと言えば、海の神様として有名ですが、その他にも家内安全、心願成就、良縁成就、商売繁盛など、沢山のご利益を授かることができます。御本殿まで785段、奥社まではさらに583段、全部で1,368段!登りきった時の爽快感はひとしおです。そして、長い長い階段の中に「悩みを落とす」と言われる階段が1段だけあります。その秘密の場所も教えちゃいます。では、こんぴら詣りに出発です!
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金刀比羅宮について
江戸時代には「お伊勢詣り」と並んで「金刀比羅詣り」が盛んで、「一生に一度はこんぴらさん詣り」と言われた程、古くから親しまれている神社です。主祭神は大物主命、相殿に崇徳天皇(すとくてんのう)を祀っており、海の神様として信仰され、海事関係者からは崇敬されてきました。
主に海の神様で有名ですが、その他にも、家内安全、交通安全、良縁成就、心願成就、商売繁盛、園芸豊作、などなど、他にもたくさんのご利益があります。中でも金刀比羅宮の「金」と書かれた金色のお守りは見た目からも「金運」にもご利益があるとされています。年間300万人が訪れる四国随一のパワースポットです。
まずは大門をめざそう!
表参道石段1段目から365段目の大門まで
千里の道も1歩から。こんぴら詣りの始まりです。
石段113段目、一之坂鳥居が見えてきます。まだまだ、参道脇に建ち並ぶお店を楽しみながら進む事ができます。お店に並ぶ赤に黒字の「金」と書かれた名物のうちわが、目に留まります。
参道脇のお店が無くなると、目の前に大門が見えてきます。この大門は水戸黄門(水戸光圀)の兄である松平頼重から寄進されたもので、ここから神域に入ります。
大門まで来たら一休み。ここまで来たら、疲れが見えてきますが、振りかえって、登って来た階段と讃岐平野を見下ろしてみて下さい!高台から見る美しい景色に、疲れが少し和らぎます。ここで、少し体力回復、まだまだゴールまで遠いですよ!
境内にあるカフェレストラン「神椿」で小休憩
石段366段目から500段目のカフェまで
大門を抜けるとすぐ「加美代飴(かみよあめ)」を売る5軒のお店があります。大門からは境内になり、神聖な場所になりますが、昔からの神事への貢献により、特別に商売を許された方だけが、加美代飴を販売しています。これらの飴屋さんは「五人百姓」と呼ばれています。
五人百姓のお店を通り過ぎると石畳の道が続きます。桜馬場と呼ばれ、春には桜が咲き、美しい桜の道が出来上がります。
ちょうど500段目にはカフェ&レストラン神椿がありますので、小休憩もよし!カフェからの眺めも素敵ですよ。ここまでで御本宮まで半分を切りました!
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- 神椿
- 琴平町(仲多度郡) / カフェ・喫茶店 / ランチ
- 住所:香川県仲多度郡 琴平町892-1地図で見る
- 電話:0877-73-0202
- Web:http://kamitsubaki.com/
あとは一気に御本宮を目指しましょう
石段501段目から786段目の御本宮へ
カフェで体力を取り戻したら、あとは一気に御本宮を目指します。
階段をさらに登ると、立派な建物が見えてきます、御本宮かと思いきや、旭社と呼ばれる建物です。こちらは、帰りに参拝する場所になりますので、ここでは通過します。
旭社から右に曲がり、進んで行くと、やっと御本宮の手水舎が見えてきます!あと少しですよ!
手水舎が見えて来たら、喜んで進んで行きたいのですが、手水舎の手前に「悩みを落とす1段」があります!実は、御本宮までの階段の数は786段、なやむ(悩む)と語呂が悪いため、ここでマイナス1段を作ったそうです。この事から「悩み」を「落とす」とされる解釈もあるそうですよ。
悩みを落としたところで、一気に御本宮へ!最後の階段が、これまでで一番きついので覚悟を決めて登りましょう!
御本宮でお詣り、幸福の黄色いお守りを手に入れよう
石段785段目で御本宮へ到着!
到着しました!長い階段を登るのは大変ですが、御本宮を目の前にすると、これまでの疲れが吹き飛びます。大きなご神木などがあり、清々しい気持ちで参拝できますよ。いろいろ考えていたお願い事も、達成感で忘れてしまいそう!邪念が無くなり、純粋な気持ちで参拝できる、これがパワースポットの力かもしれませんね。
幸福の黄色いお守り
御本宮の近くに神札授与所があり、こちらで「幸福の黄色いお守り」を購入する事ができます。
黄色いお守りは「幸福」をもたらすお守り。セットでこんぴら狗のお守りがあります。こんぴら狗は江戸時代、犬が首に「こんぴら参り」と記した袋をかけ、主人の代わりに代参の務めを果たしたそうで、今では“こんぴらさん”のマスコットとなっているそうですよ。
- 幸福の黄色いお守り+ミニこんぴら狗 1,500円
時間と体力がある方は、ぜひ奥社まで参拝しましょう
785段から1,368段の奥社まで
御本宮の右脇に奥社へと続く参道があります。ここからは、細く、木々の生い茂った中を進むことになります。夏でも、涼しく感じる道です。
しばらく進むと、白峰神社が見えてきます。この辺りはモミジの木々が多くあり、紅葉の季節には美しく色づきます。「紅葉谷」(もみじだに)とも呼ばれているそうですよ。まだまだ道は続きます!
卯花谷休憩所の鳥居で1,098段。石段はまだ続きます。鳥居を抜け、しばらく進むと手水舎が見えてきます。手水舎が見えると、あともう少し!最後の登り階段です。
やっと、やっと!へとへとになりながら登りつめたら、奥社です!もう、ここまで来れば、邪念など無くなってしまいます。ここから見下ろす讃岐平野の景色は格別。自分がどれほど高くまで登って来たか、褒めて下さいね。
奥社の西側には断崖があり、そこには天狗岩と呼ばれる石の彫刻があります。ぜひ見つけて下さいね。さあ、参拝を済ませて、帰路へと向かいましょう。
※写真縦横4当分した左上に見えます。天狗の突き出た鼻が目印。
食べて、祈って、良縁祈願!香川名物「嫁入りおいりソフト」
香川では、花嫁さんが嫁ぐ時に「おいり」と呼ばれる和菓子を嫁ぎ先の近所に配ります。伝統的な嫁入り道具の一つです。その“おいり”がソフトクリームのトッピングに!これが、おいりソフト、別名「嫁入りおいりソフト」。食べると良いご縁に恵まれると言われています。ぜひ、疲れた体を、縁起の良い、おいりソフトで癒して下さいね。
おわりに
御本宮まで785段、さらに奥社まで583段、合計1,368段の金刀比羅宮への参拝はいかがでしたか。一気に登るのはとても大変ですが、途中に祠や神馬、書院など見どころが沢山あるので、ゆっくり寄り道しながら、登ってみてはいかがでしょうか。苦労して登った甲斐あって、邪念を忘れ、清々しい気持ちで参拝できます。古くから親しまれた、こんぴら参り「一生に一度」と言わずに、何度も訪れたい場所です。四国随一のパワースポットで、幸せを引き寄せましょう!
金刀比羅宮の詳細
参拝時間
- 御本宮:午前6時~午後5時~6時(季節によって変わります)
- 奥社:午前8時~午後5時
所在地
- 住所:〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892-1
- 電話:0877-75-2121(社務所)
アクセス
- JR:琴平駅から徒歩20分
- 高松琴平電鉄琴電:琴平駅から徒歩15分
- 空路:高松空港より車で50分
- 車:坂出インタ-より30分、善通寺インタ-より15分
駐車場
- タイムズ琴平こんぴら前:121台駐車可(駐車場詳細はこちら)
参道前の道では駐車場の誘導をされます。お土産屋さんの事が多く、そのお土産屋さんで、一定金額のお土産を買うと無料になったりします。お土産を買わない場合は割高になる事も。
公式サイト
- 金刀比羅宮公式サイトはこちら
![](http://d340eiag32bpum.cloudfront.net/img/post/spot/241/24072-2ZyzuMmTNBHGrBFe9HzX_sml_sq.jpg)
- 金刀比羅宮
- 琴平町(仲多度郡) / 神社 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 桜の名所 / 縁結びスポット
- 住所:香川県仲多度郡琴平町892-1地図で見る
- 電話:0877-75-2121(金刀比羅宮社務所)
- Web:http://www.konpira.or.jp/