カーボベルデ

【カーボベルデ】大西洋に浮かぶ小さな島をドライブ!世界遺産を目指そう

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東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2019年4月19日更新

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写真:toshel

北アフリカの西沖、大西洋に浮かぶカーボベルデ共和国は、火山群島の国です。最大の島サンティアゴ島には首都プライアや、この国唯一の世界遺産であるシダーデ・ヴェーリャ歴史地区が、崖の上に要塞を構えて聳えています。今回は、首都のプライアからこの要塞、そして火山群ならではの島の雄大な山々をドライブしながらご紹介します。

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カーボベルデの歴史

15世紀にポルトガルの冒険家がこの島を初めに発見したとき、カーボベルデは無人島でした。その後、ヴァスコ・ダ・ガマやコロンブスが訪れ、16世紀になるとポルトガル人による植民地化が始まります。そののちアフリカからアメリカ大陸へ向かう奴隷船の重要な中継地として大変に栄えたそうです。

そして、入植したポルトガル人と奴隷として連行されたアフリカ人によってクレオール化が進み、現在に至ります。

首都プライアから各都市へドライブ

首都プライアのあるサンティアゴ島は火山群島の一つで、島のほとんどが高い山で占められています。このため鉄道はないですが、幹線道路が充実し、島に点在するどの街へも簡単に車で行くことができます。

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今回はレンタカーして島を巡ってみたいと思います。

プライア
カーボベルデ / 町・ストリート
住所:プライア地図で見る

カーボベルデ唯一の世界遺産、リベイラのシダーデ・ヴェーリャ歴史地区

プライアから車で西へ30分あまり、海を見下ろす幹線道路を進みます。

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レアル・デ・サン・フェリペ要塞

道中「Fort Real de Sao Filipe」の標識が現れますので、そこを右へ曲がると見えてくるのがこちらの要塞です。

  • 写真:toshel

1590年に建設されたこの要塞は、フランスやイギリスの進軍からポルトガル人を守るために建造されました。

  • 写真:toshel
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海抜120メートルの見晴らしの良い崖の上にあり、大西洋を一望できる素晴らしい大パノラマの景色!

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これなら、遠くの敵船もすぐに見つけられそうです。当時の大砲もそのまま無造作に置かれています。

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ここからは、海だけでなく内陸の壮大な山々も見渡すことができます。観光客もほとんどおらず、静かで美しいこの景色は、ここが島であることを忘れてしまうほどの雄大さ。一日中いても飽きない雰囲気があります。

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レアル・デ・サン・フェリペ要塞
カーボベルデ / 遺跡・史跡
住所:fort real de sao filipe地図で見る

要塞下の街シダーデ・ヴェーリャ

  • 写真:toshel

要塞をあとにして要塞まで向かう際にも利用した先ほどの幹線道路に戻り、さらに西へくだって進みます。

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程なくして見えてくるのが、小規模な街シダーデ・ヴェーリャです。この街は、カーボベルデ最古の居住区でもあり、なんと首都だったこともあるのですが、筆者も驚きの小ささ!当時はもっと大きかったのでしょうか。

  • 写真:toshel

街の広場には、1520年に建てられたマヌエル様式の円柱があります。

  • 写真:toshel

こちらはいわゆる晒し台です。ヨーロッパらしいといいましょうか、こちらに罪人を括り付けて、刑罰として晒し者にされていました。こちらも世界遺産を構成する遺物の一つになっています。

シダーデ・ヴェーリャの広場(晒し台)
カーボベルデ / 公園・動植物園 / 広場
住所:ribeira grande de santiago地図で見る

居住区を歩いてみると、昔そのままの生活を垣間見ることができます。

  • 写真:toshel
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非常に小さい街で、10分ほどで回れてしまいますが、お土産屋や地元で獲れた魚をダイナミックに料理してくれるレストランやカフェなども充実しており、歴史を感じつつ意外に楽しめる世界遺産の歴史地区です。

シダーデ・ヴェーリャ歴史地区
カーボベルデ / 町・ストリート
住所:カーボベルデ シダーデ・ヴェーリャ地図で見る

山の上の奇岩が珍しいピコ・ダ・アントーニア

要塞から山々を遠くに眺めていた時に、とても気になる形の奇岩を望むことができるのですが、次はそこを目指します。

  • 写真:toshel

街から首都プライアへ向けて少し戻り、「サンドミンゴス」という標識を左折してひたすら山道を進むと、サンドミンゴスの街を超えたころに見えてくるのが、山の上の奇岩。

  • 写真:toshel

この周辺はピコ・ダ・アントーニアと呼ばれる、かなり激しい角度の山々が連なる山脈です。

  • 写真:toshel

ヨーロッパ人の登山スポットととして有名なこの辺りは、隆起した土地が様々な形の山を織りなしており、さらにその山の上に聳える奇岩が珍しく、ドライブする人々の目を惹いています。道路のところどころで車を停めて、写真を撮る人々に度々遭遇しました。登山するにはハードルが高いですが、ドライブがてらに観に行くには、壮大な景色と珍しさを体験できる観光スポットです。

ピコ・ダ・アントーニア
カーボベルデ / 自然・景勝地
住所:ピコ・ダ・アントーニア地図で見る

おまけ

カーボベルデのカフェでコーヒーを飲むと、必ずついてくる砂糖がとてもかわいい。

  • 写真:toshel

カーボベルデオリジナルのSugarで、カラーも様々です。コーヒーに付いて来た砂糖の写真撮っていたら、店員さんが他の色も持ってきてくれました。

  • 写真:toshel

カーボベルデの人々は、とても親切で明るく、気立ての良い人が多い印象です。

カーボベルデへの行き方とVISA

大西洋に浮かぶカーボベルデへは、日本からの直行便がありませんので、ポルトガルか、アフリカのセネガル、その周辺のアフリカ地域を経由して行きます。

空港では、アライバルVISAを取得することができます。VISA代は3,500カーボベルデ・エスクード(およそ4,000円)で、VISAとMASTERのクレジットカードでの支払いができます。

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地球旅~現在192ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

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