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ユーレイルパスを買う前に計画しておくべきこと4つ
写真：トラベルライター
さて、そんな魅力的なユーレイルパス。ただし、購入する前に知っておくべきことと、計画しておくべきことがあるのでご紹介しておきます。
①行きたい国を考えておく
まずは、ヨーロッパの中でどこの国へ行きたいかをある程度リストアップしてみましょう。リストアップするといっても大まかなものでかまいません。行きたい国の数が把握できれば大丈夫です。
パスには
- 1ヶ国をじっくり回るための「1ヶ国パス」
- 2〜4ヶ国を選択して組み合わせることのできる「セレクトパス」
- 加盟している28ヶ国の全ての国で利用できる「グローバルパス」
があります。
自分が行きたい国の数を考えて、自分の旅にあったパスを購入することが1つ目のポイントです。
じっくり派のあなたは、「1ヶ国パス」や「セレクトパス」。欲張り派のあなたは「グローバルパス」の利用がおすすめです。
②1等にするか、2等にするか
次に選ぶのは、座席のグレードです。ヨーロッパ国内のパスが利用可能な列車は、ほぼ全て1等と2等席とグレードがわかれています。
1等の座席の方が高くなることは間違いないですが、せっかくのヨーロッパ旅行。ここは奮発して1等席を購入しておくことをおすすめします。1等はお菓子や飲み物などのサービスがある場合も多く、座席もとても快適です。
また、混雑している列車の場合、1等のパスがあれば2等の座席にも乗車が可能なので、座れない、乗れないといった心配もほとんどありません。
とはいえ、2等の座席でも間違いなく飛行機やバスの座席よりは快適です。自分の旅の予算や移動の回数に合わせて検討してみてください。
③旅の人数
ユーレイルパスには、セーバーという項目があるチケットの種類が存在します。これは複数人が同じ行程で旅をするのであれば、5人まで連名でパスを作ることができるというもの。
連名にすると、1人当たり15%の割引でパスを購入することができます。何人かで同じ行程を旅する場合は、こちらの割引はとてもお得です。複数旅の場合はぜひ活用してくださいね。
④何日利用するか
パスには、利用開始日から決められた期間、連続でいつでも使えるタイプの「連続使用タイプ」と、「フレキシーパス」と呼ばれる有効期限内の数日間のみ有効のタイプのものがあります。
例えば1か月有効期間の通用日5日のフレキシーパスであれば、有効な1か月の間で5日間だけ使えるパスということです。その5日間は連続していなくてもかまいません。
ヨーロッパの市内交通は、地下鉄やバスがしっかりと整備されていて1つの街で数日過ごすのに、鉄道をたくさん使うことはほぼありません。ですから、都市や国をまたぐ大きな移動の日程がある程度わかっている場合は「フレキシーパス」が便利です。
複数の国をできるだけ周りたい場合や、とにかく気分に任せてたくさん移動したい方は「連続使用パス」の購入がおすすめです。
ホームページで自分に適したパスを見つけよう
こちらの公式ホームページでは、自分の旅行予定の国を入力すると、自分の旅に適したおすすめのパスを表示してもらえるのでとても便利です。
国や日程がある程度固まったら、ホームページを上手に利用して、最適なチケットを探してみてくださいね。
ユーレイルパスの使い方
ユーレイルパスの購入方法
ユーレイルパスの購入は、公式ホームページや旅行代理店で購入が可能です。
使い方
現地に到着し利用開始の日がきたら、駅の窓口で「バリデーション」と呼ばれる使用開始の手続きをしてもらいましょう。これでユーレイルパスが有効になります。
あとは、期間中に利用可能な列車に乗り込み、トラベルダイアリーと呼ばれる欄に乗り込んだ駅と降りる予定の駅を書き込み、見回りにきた車掌さんに提示するだけ。
ヨーロッパでは改札がない駅も多く、ユーレイルパスを利用すれば、本当に簡単で快適に列車を利用することができるんです。
まとめ
- 写真：トラベルライター
今回は、ヨーロッパをお得に快適に列車旅できる「ユーレイルパス」の魅力と購入前の注意点、使い方について簡単に説明しました。
ユーレイルパスは、上手に計画して利用すれば本当にお得で快適な旅ができるヨーロッパ旅の必需品です。ぜひ、この記事を参考に「ユーレイルパス」を賢く利用して、快適なヨーロッパ列車旅を実現させてみてくださいね。
