世界有数の観光地として、「凱旋門」や「エッフェル塔」「ルーブル美術館」など多くの観光スポットを有するフランスのパリ。でも、実は列車やバスを乗り継いで行ける場所にもおすすめの観光スポットがあるんです。今回は、そんなパリから足を伸ばして行けるおすすめの観光スポットを3つご紹介していきます。
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[1]幻想的な修道院の姿にうっとり「モンサンミッシェル」
世界遺産の中でも人気の高いモンサンミッシェルも、パリから日帰りや1泊2日で十分に行くことが可能です。
モンサンミッシェルは、サンマロ湾に浮かぶ小島に建設された修道院で世界有数の巡礼地としても有名です。その姿は、神秘的で美しく、時間と共に表情を変えるモンサンミッシェルの風景は見ていて飽きることがありません。
また、修道院の中も見学可能で、院内は荘厳な雰囲気に包まれています。モンサンミッシェルの展望台から、周囲を干潟に囲まれた光景を見渡すのも趣があって素敵です。とにかくフランスに行ったなら、絶対に行きたい場所の1つがモンサンミッシェル。ぜひパリ滞在中に足を運んでくださいね。
ちなみに、日帰りも可能ですが、夜のライトアップや朝日に照らし出されるモンサンミッシェルは宿泊してのみ見ることができるので、時間のある方はぜひモンサンミッシェルの対岸に宿をとり、いろんなモンサンミッシェルの表情を観察してみてください。
パリからモンサンミッシェルへの行き方
パリからモンサンミッシェルへは、たくさんのツアーが出ていますので、それを利用するのが1つの方法です。国内の旅行会社の多くが、パリからのツアーを開催していますので、個人で行くのが不安な場合は、ぜひ事前に申し込んでおいてくださいね。
また、個人で行きたいという方は、パリ市内の「モンパルナス駅」からTGVという列車に乗り、約2時間かけてレンヌの街へ。レンヌの街からはモンサンミッシェル行きの直通バスが出ていますので、それに乗って約1時間。計3時間ほどで到着します。
TGVとバスは時間帯も連動しており、列車が遅れるとバスも出発時刻を遅らせる仕組みになっています。また、駅とバス停が直結しており、乗り換えも簡単なので、個人の列車旅を企画してみるのもおすすめです。
[2]有名絵画の舞台へ ジヴェルニー「モネの庭と邸宅」
続いて、おすすめするのは、パリ郊外ノルマンディー地方・ジヴェルニーにある「モネの庭と邸宅」。ここでは、印象派を代表する画家、モネが晩年を過ごし、代表作の『睡蓮』の舞台となった池も鑑賞することができます。
ジヴェルニーへは約1時間半の道のりですし、モネの家や庭園は1日あればじっくり観光することができるので、日帰りで十分に堪能できます。
見どころはやはりなんといっても、『睡蓮』が実際に描かれた舞台となった池とその周囲をとり囲む庭園です。綺麗に手入れされた庭園は、たくさんの種類の花が咲き乱れ、まるで異世界に迷い込んだかのよう。
庭園にはモネが生前暮らした家もあり、当時の家具がそのまま残されていたり、モネの絵が飾られたいたりと見応え抜群。日本びいきのモネがコレクションした、浮世絵も多数飾られていて、親近感を感じずにはいられない様子となっています。
そして、『睡蓮』のモデルとなった池では、モネの描いたあの光景が目の前に広がります。静かで穏やかな時が流れるその場所は、どこを切り取っても絵になるシチュエーションばかり。絵は描けずとも写真に収めずにはいられません。特に奥の橋が1番のフォトジェニックスポットですので、ぜひモネの気持ちになったつもりで、素敵な1枚を撮影してくださいね。
パリ市内のオランジュリー美術館には、『睡蓮』の絵が展示されています。ぜひジヴェルニーを訪れる前や、後日足を運び、自分の見た光景とモネが描いた光景が、どんな風に重なっていくか確認してみてください。
なお、こちらの庭園は11月初旬から3月下旬までは閉鎖期間となります。ご注意ください。
ジヴェルニーへの行き方
ジヴェルニーへ個人で行くには、パリの「サンラザール駅」からTERという列車で1時間かけて「ヴェルノン」駅まで行き、そこからジヴェルニー行きのバスの乗って20分程度です。
こちらもモンサンミッシェルのバス同様に、列車と連携していますのでわかりやすく、個人でも安心して向かうことができますよ。
不安な方や、ガイド付きでじっくりジヴェルニーを観光したい方は、こちらもパリからたくさんのツアーが催行されていますので、検討してみてくださいね
- モネの庭と邸宅
- フランス / 観光名所
- 住所:84 rue Claude Monet 27620 Giverny地図で見る
- Web:http://fondation-monet.com/
[3]国境超えてちょっと隣の国まで ベルギーのお菓子の街「ブリュッセル」
最後におすすめするのは、パリ郊外ではなく、国境を超えた隣国ベルギーへの観光です。パリとベルギーはどちらもEU連合に属し、日本とは「シェンゲン協定」を結んでいる関係のため、入国審査の必要もなく簡単に行き来できます。
ちなみに、列車を使えば約2時間。バスでも約5時間の道のりです。日本に住んでいるとなかなか想像がつきませんが、ヨーロッパでは隣国へ1泊2日や日帰りで遊びにいけてしまうのですね。なんとも羨ましい限り。
ブリュッセルで有名なのは、やはり「ワッフル」と「チョコレート」。中心部には多くの、ワッフル屋やチョコレート屋さんが立ち並び、甘い香りが立ちこめます。ちなみに、日本でも有名なゴディバもベルギー発祥です。
ワッフルでおすすめのお店は「ダンドワ」、チョコレートのおすすめは「ノイハウス」です。どちらも市内中心部に何店舗かありますので、ブリュッセルを訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
- メゾン・ダンドワ
- ブリュッセル / スイーツ / カフェ・喫茶店
- 住所:Rue Charles Buls 14, Bruxelles地図で見る
- 電話:(02)5126588
- Web:http://www.maisondandoy.com/
- ノイハウス本店
- ブリュッセル / スイーツ
- 住所:Galerie de la Reine 25-27, 1000 Bruxelles地図で見る
- 電話:+32 2 512 63 59
- Web:https://www.neuhauschocolate.com/index-en.htm
そして、ブリュッセルといえば、忘れてはならない観光スポットが「しょんべん小僧」と、世界でもっとも美しい広場「グランプラス」です。ちなみに、ブリュッセルには「しょんべん小僧」だけでなく、「しょんべん少女」もあるのをご存知ですか?こちらも徒歩圏内ですので、ぜひ探してみてくださいね。
ブリュッセル観光は、いまご紹介した店舗も観光スポットも、全て市内中心部に固まっていますので、1日あれば、徒歩で十分満喫できますよ。
- 小便小僧
- ブリュッセル / 観光名所
- 住所:Lievevrouwbroersstraat 31, 1000 Brussels, Belgium地図で見る
- Web:http://www.brussel.be/4328
- ジャンネケ ピス(小便少女)
- ブリュッセル / その他スポット
- 住所:Impasse de la Fidélité 10-12, 1000 Bruxelles地図で見る
パリからブリュッセルへの行き方
パリ市内からブリュッセルへ個人で行く場合、「パリ北」駅から「ブリュッセル南」駅まで高速鉄道で約2時間です。また、長距離バスもたくさん出ていますので、料金を安くおさえたい方は、インターネットで検索してみてくださいね。
まとめ
今回は、パリから足を伸ばして訪れたい、郊外や隣国のおすすめ観光スポットをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
モンサンミッシェルもジヴェルニーも、ブリュッセルもアクセスはしっかり整備されており、1泊2日や日帰りでも楽しめます。ぜひ、パリとはまた違う雰囲気を味わいにパリ滞在中に足を伸ばしてみてくださいね。