【イスタンブール】トルコ版チーズ・フォンデュが絶品！黒海地方料理のレストラン「アンゼル・ソフラス」

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• ボスポラス海峡沿いにあるレストラン「アンゼル・ソフラス」
• 著名人が訪れる名店
• 豪華な朝食をオーダーしよう
•    トルコのチーズ・フォンデュ「ムフラマ」
•    お肉の旨みが凝縮された「カヴルマ」
•    トウモロコシ粉入りのパン
• おわりに

ボスポラス海峡沿いにあるレストラン「アンゼル・ソフラス」

• 写真：Zonイスタンブール 黒海地方の郷土料理の名店「アンゼル・ソフラス」

黒海地方の郷土料理を食べられるのが、イスタンブールのヨーロッパ側、サルイェルにある「アンゼル・ソフラス」です。朝早くから多くの人でいっぱいになるこのお店の名物は、黒海地方独特の料理を含む朝食。ボスポラス海峡沿いにあるため、景色の良い窓側の席に座りたければ予約は必須の人気店です。

著名人が訪れる名店

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」店内の様子

店内には、ここを訪れて食事をした多くの著名人の写真がたくさん飾られています。

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」黒海地方を思わせる細やかなインテリア

その写真の周りには、民族衣装を着た人形や木製の置物、郷土料理に使われる独自の調理器具、アイランという塩味のヨーグルトを入れる銅製の食器などが飾られており、まるで黒海地方の村にいるかのような雰囲気の中で食事をすることができます。

豪華な朝食をオーダーしよう

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」朝食240TL(約1,884円)

「アンゼル・ソフラス」の名物である朝食には、トルコの定番の朝食に欠かせない新鮮なトマトやキュウリ、オリーブ、数種類のチーズ、ブドウから作られるペクメズという甘いシロップ、はちみつとカイマック(クロテッドクリームのようなもの)のほか、黒海地方の郷土料理が含まれています。

トルコのチーズ・フォンデュ「ムフラマ」

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」ムフラマ

ムフラマとはトルコのチーズ・フォンデュのような食べ物です。ムフラマには、スイスやフランスで食べられるチーズ・フォンデュとは違い白ワインは使われず、黒海地方名産のトウモロコシの粉とバターを使って作られるのが特徴。

黄色いさらさらしたトウモロコシ粉とバターを炒り、そこに細かく刻んだチーズと水を加えて作られます。熱々のムフラマはとろ～りとよく伸び、味にもクセがなく絶品です。パンにからめて食べてみてください。

お肉の旨みが凝縮された「カヴルマ」

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」カヴルマ

黒海地方のリゼでは、家畜の肉を長期保存するために特別な銅器でローストしています。リゼのロースト方法はトルコの特許商標庁にも登録されており、この製法で調理されたリゼの肉を特にリゼ・カヴルマスといいます。

旨みが凝縮されたカヴルマを使った肉料理は、一見朝食には重すぎるのでは、と思われがちですが、これがまた野菜やパンとの相性抜群！塩以外の余計な味付けがされていないので、お肉本来の味を楽しむことができます。

トウモロコシ粉入りのパン

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」トウモロコシ粉入りのパン

トウモロコシの栽培が盛んな黒海地方では、パンにもトウモロコシ粉が使われているのが特徴的です。一般的なパンよりも食感がしっとりとしていて、香ばしいスコーンのような風味。トウモロコシの甘い香りも同時に味わってみてください。

おわりに

• 写真：Zon「アンゼル・ソフラス」朝食　一皿ずつしっかりボリュームがあります

いつものトルコの朝食とは一味違うものを食べたくなったときは、黒海地方の郷土料理を味わえる「アンゼル・ソフラス」を訪れてみてはいかがでしょうか。伝統的なチーズ・フォンデュやカヴルマを食べて、小旅行気分に浸ってみてください。

※価格は2022年3月現在(1TL約7.85円)