マレーシアのクアラルンプールに位置するMuzium Negara(ミュージアム・ネガラ)は、KLセントラル駅から近く、駅から徒歩で訪れることができる国立博物館です。日本とマレーシアの深い関わりも学べるので、是非マレーシアを訪れた際には寄ってほしいスポットです。国立博物館で、マレーシアの歴史や文化を学ぶ旅はいかがでしょうか。
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マレーシアの国立博物館を堪能しよう!
立派なマレー様式の建物
建物は伝統的なマレー様式になっています。外観にある模様が複雑かつ繊細で、見入ってしまいそうですね。
館内もとても素敵な造りになっています。以下の様に時代ごとにセクションが4つに分かれており、初期の歴史から現代まで深く学ぶことができます。
- ギャラリーA:Pre History(先史時代)。地球がどのようにできたか、から始まります。昔の人たちが使っていた石器なども展示してあります。
- ギャラリーB:Malay Kingdoms(マレー王国)。マレー王国について詳しく学ぶことができます。
- ギャラリーC:Colonial Era(植民地時代)。マレーシアは昔ポルトガル、オランダ、イギリス、日本に支配されていました。その植民地時代の歴史について知ることができます。
- ギャラリーD:Malaysia Today(マレーシアの今日)。マレーシア独立の背景や、今のマレーシアについて詳しく学ぶことができます。様々な民族の衣装など飾られていて、多民族国家のマレーシアならではの展示があり楽しめます。
また歴史だけではなく、マレーシアの文化や伝統的な衣装などが展示されていたり、ビデオ上映も行っているので、楽しくマレーシアを知ることができます。
館内はそれほど大きくないので、短時間ですべて見学することができます。また、地下には、お土産屋さんもありますよ。
外にもあるさまざまな展示物
博物館の外にもさまざまな展示物や軽食を買うことができるカフェがあります。
写真下は「イスタナ・サトゥ」と呼ばれる高床式家屋です。建物の中も見学可能ですので、家屋の中が気になる方は是非見てみてください♪
日本語の無料ガイドツアーもあり
ミュージアム・ネガラでは、ボランティアの方による無料の1時間ガイドツアーも開催されています(事前予約不要)。ホームページによると、英語でのガイドツアーは日曜日と祝日以外毎日午前10時にあります。日本語でのガイドツアーは火、木、金、土曜日の午前10時にあります。英語が苦手な方でもマレーシアの歴史を詳しく学ぶことができるいい機会ですので、是非利用してみてください。
アクセス方法
アクセスはとても簡単です。MRT線と呼ばれる電車ラインを利用する場合は、Muzium Negara駅で降車し、出入口Bの目の前に博物館があります。KLセントラル駅を利用する場合は徒歩10~15分程で着くことができます。
チケット
入場のチケット代は大人RM5(約136円)、6歳~12歳の子供はRM2.0(約54円)で、6歳未満は無料です。チケットを販売しているチケットカウンターがありますので、そこで購入してください。なお博物館の入り口は2つありますが、どちらにもチケットカウンターがあります。
おわりに
日本はマレーシアを占領していた時期があり、また、現在のマレーシアの首相マハティールさんは親日家として知られており、何かと日本と関わりの深い国です。マレーシアの国立博物館で、日本との関係を学ぶのも面白い旅になるのではないでしょうか。
- マレーシア国立博物館
- クアラルンプール / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Muzium Negara, Department of Museums Malaysia, Jalan Damansara 50566, Kuala Lumpur. Ministry of Tourism and Culture Malaysia地図で見る
- Web:http://www.muziumnegara.gov.my/