温泉の自然湧出量が日本一で、天下の名湯と名高い群馬県の草津温泉。日本人で知らない方はいないのではないか?と、思われるほど有名ですね。江戸時代には、「草津千軒江戸構え」と言われるほど大きな湯屋が立ち並び、温泉番付でも東の大関だったのですから、草津人気の歴史は驚くほど長いと言えます。現在でも、観光庁等が後援している観光経済新聞の温泉ランキングで、なんと13年間連続No.1に選出されています!多くの人に支持される草津温泉の魅力に迫ってみましょう。
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湯畑は草津温泉のシンボル
温泉街の中心に位置し、常に多くの観光客で賑わっているのが草津温泉のシンボル、湯畑。湯けむりが、もうもうと立ち上がっています。ここには50℃から90℃の源泉が、毎分4,000リットルも湧き出しているのです。
その湯温を下げて宿や共同浴場に送るために、木の樋がたくさん設けられています。またここでは「湯の花」の採取も行われ、そのことから「湯畑」と名付けられたそうです。
岡本太郎氏がデザインを手掛けたという湯畑前のロータリー周辺には、温泉宿や土産店が並びます。いつ訪れても活気があり、そぞろ歩きが楽しい温泉街です。
この湯畑、夜になると景色が一変します。ライトアップされた湯畑が、湯けむりの中に浮かび上がり、幻想的な世界に。ぜひ、宿泊して味わってほしい雰囲気です。
- 湯畑
- 草津 / 観光名所 / インスタ映え
- 住所:群馬県吾妻郡草津町草津地図で見る
- 電話:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
- Web:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/
草津旅行の思い出に、はずせない!「湯もみショー」
草津を訪れたら、一度は見ておきたいのが「湯もみ」。湯畑目の前にある「熱乃湯」では、湯もみと踊りのショーを見ることができます。湯の温度が、非常に高いことから考えだされた「湯もみ」。
木の板で空気とかき混ぜることで温度を下げ、入浴できるようにしています。水を入れれば簡単じゃないかと思いますが、それでは温泉の効果が薄まってしまうから適さないそうです。先人の知恵だったのですね。
ショーの最中には、湯もみ体験の希望者を募ります。草津温泉の伝統を体験できる、またとない機会ですので、ぜひ参加してみてください。
- 熱乃湯
- 草津 / 観光名所 / エンターテイメント
- 住所:群馬県吾妻郡草津町草津414地図で見る
- 電話:0279-88-3613
- Web:http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/
グツグツ!ボコボコ!西の河原公園
西の河原公園は、草津温泉の中心部、湯畑から徒歩で10分ほど山あいに入った場所にあります。ここでは、温泉が川となって流れだしています。
公園のあちこちから湯煙が上がり、岩場の間からボコボコと温泉が吹きだしています。「鬼の泉水」とも言われ、強酸性のため草木が育たないのだとか。
グツグツと沸騰しているような池は、近寄るのが怖いほど。公園の奥には、「西の河原露天風呂」があります。男女合わせて150坪という、日本有数の広さを誇る露天風呂では、草津の自然を感じながら、のびのびと入浴が楽しめます。
湯畑から西の河原へ行く途中の「西の河原通り」を歩いていると、温泉まんじゅう店が数軒並んでいて、蒸したての温泉まんじゅうを試食できます。どうぞ!どうぞ!と、渡される温泉まんじゅうで、おなかが一杯になりそうに!他にも温泉を利用した温泉たまごなど、食べ歩きが楽しめます。
- 西の河原露天風呂
- 草津 / 日帰り温泉 / 紅葉
- 住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3地図で見る
- 電話:0279-88-6167
- Web:http://sainokawara.com/