この記事の目次表示
郵便博物館(Briefmarkenmuseum)
世界の切手マニアが唸る(らしい)博物館がこちらの郵便博物館。リヒテンシュタインの切手は、凝ったデザインとその高度な印刷技術から、「世界で最も美しい切手」とも言われているほどです。筆者の訪ねた日はお休みでしたが、相当数の切手がフロアにギッシリと展示されているとのことですので、ご興味のある方はぜひ寄ってみてください。下の写真では、ブルーの建物の先にあるベージュの建物です。
シュテットレ通り(Stadtle Street)
ファドゥーツの中心的な通りです。上でご紹介した観光スポットは、ほとんどがこの通り沿いにあります。ところどころにモニュメントがあり、それを見て歩くのも楽しいですね。
リヒテンシュタイン観光案内所
空港のないリヒテンシュタインは、日本から直接入国することはできず、必ず隣国から陸路で行く必要があります。また、シェンゲン協定加盟国であるため、一度EUのどこかの国へ入れば、リヒテンシュタインの出入国は自由です。このため、リヒテンシュタインにはイミグレーションがありません。
そこで、リヒテンシュタイン観光案内所では、パスポートに入国証明のスタンプを押すサービスをしています。
3スイスフラン(若しくは3EURO)で、可愛らしいリヒテンシュタイン公国のスタンプを押してもらえますよ。
- リヒテンシュタイン観光案内所
- リヒテンシュタイン / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:Städtle 39, 9490 Vaduz, リヒテンシュタイン地図で見る
- Web:https://tourismus.li/
ルパン三世「カリオストロの城」のモデルとなったファドゥーツ城
シュテットル通りの東側にある小高い山の上には、ファドゥーツ城があります。西暦12世紀ごろに建てられたとされていますが、詳細な記録が残っていません。リヒテンシュタインは、このお城に限らず、古くからある建築物が誰によっていつ建てられたかという記録がほとんど残っておらず、ここに町ができた記録もあいまいとのことで、どことなくミステリアスですね。
それでは、ファドゥーツ城まで登ってみましょう。
シュテットル通りを北へ向かうと、ところどころに案内板が出てきます。一番下の矢印に書かれている「Schloss」を目印に進みます。ここで右に曲がります。
ちょっとした小高い山なのですが、坂が急で息切れします。しかし、自転車で登っていく集団を何度も見かけました。スポーツが盛んなのかもしれません。
登っていくと、ファドゥーツを一望できるちょっとした展望デッキもあります。
そして、さらに登ると見えてきました。
ルパン三世の映画『カリオストロの城』のモデルにもなったファドゥーツ城です。
どことなくメルヘンチックなのは、やはりスイスやドイツといった国と隣接しているからでしょうか。
1938年から、ここファドゥーツ城はリヒテンシュタイン家の住処となっておりますので、城内には入ることができません。しかし、一国の主が住んでいるわりには警備も緩く、改めて治安のよい国なのだということを知らされます。
二重内陸国なのにビーチバレー??
リヒテンシュタインは、上記しましたように二重内陸国ですが、なぜかビーチバレーのメッカ。国際大会もこちらで実施されますよ。
短時間で観光できるので隣国から日帰りも可能
気になった観光スポットで思わず見入ってしまっても、ファドゥーツの小さな町は3~4時間もあれば十分観光できます。帰りは、そのまま来た道をスイスへ戻るか、オーストリアやドイツへ抜けることもできます。また、トレッキングコースなどもありますので、宿泊されてじっくり滞在するのもいいですね。
スイスのチューリヒへは直行便が便利
リヒテンシュタインは、山間にある小さな国ですが、意外にも簡単に行けることがお分かり頂けたかと思います。スイスのチューリヒまでは、日本から直行便もありますので、是非、日帰り・宿泊旅行で足を延ばしてみてください。