モロッコと言えば、青い街「シャウエン」や映画『Sex and the City』のロケ地としても使われた「マラケシュ」、まるで迷路のような「フェズ」が有名ですが、「エッサウィラ」という街は知っていますか?アフリカにいながらヨーロッパの雰囲気漂う「エッサウィラ」の観光スポットを紹介します!
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まるでヨーロッパのような港町エッサウィラ
モロッコの北西部、大西洋に面した港町エッサウィラ。白くて綺麗な旧市街とカモメが飛び交う港は、アフリカ大陸にいることを忘れて、まるでヨーロッパにいるかのような錯覚を起こす風景です。
エッサウィラは大西洋に面しているので、この街でご飯を食べるならシーフードがおすすめ。港ではたくさんの新鮮な魚介類が市場で売られています。
エッサウィラの旧市街は2時間もあれば充分回れるほどの小さな街になっています。マラケシュからエッサウィラまでは車で片道3時間ほどですので、朝マラケシュを出て2時間程度エッサウィラを回ったあと、再び夕方にはマラケシュへ日帰りすることもできます。
それでは、小さなエッサウィラの旧市街で訪れるべきスポットをご紹介します。
エッサウィラの観光スポット
ハッサン広場
エッサウィラ旧市街への入り口ともなるハッサン広場。白い建物が多く、ヨーロッパのような雰囲気があります。
ハッサン広場にはおしゃれなカフェやレストランが多く、外のオープンスペースに席があるカフェも多いです。モロッコは陽射しが強いので、オープンスペースのカフェはたいていパラソルが立てられて日よけ対策をしてくれています。また、Wi-Fi無料のカフェも多いので店員さんにパスワードを聞いてみましょう!
ハッサン広場にはジェラートのスタンドもたくさんありますので、ここは本当にアフリカかな?という錯覚が起きますよ!
北稜堡
稜堡(りょうほ)というのは見張り台のことを言います。エッサウィラの北稜堡は、大砲が等間隔に海に向かって並んでいます。この北稜堡はもともと16世紀頃にエッサウィラを支配していたポルトガル人によって作られたという歴史があります。
スカラ通り
北稜堡のすぐ下、北稜堡に行くには大きなスロープのような道を通っていきますが、スロープを上らず、真横にある通りがスカラ通りになります。
スカラ通りはお土産屋さんがいっぱい!コスメやおしゃれなモロッコ雑貨がたくさんありますので、エッサウィラでお土産を買うならスカラ通りがおすすめです。通りの雰囲気もあたたかみがあり、とってもおしゃれで可愛い。
港
港は、スカラ通りや北稜堡からハッサン広場を挟んで反対側にあります。港に近づくにつれカモメがたくさん飛び交っていますので、意外と港の方角はわかりやすいです。
港では新鮮な魚介類がたくさん売られており、モロッコ人はここで魚を買って、ハッサン広場周辺のレストランに持ち込んで調理してもらうことも多いそう。
港の近くにはビーチもあるので、夏はビーチで海に入って遊ぶこともできます。エッサウィラから見える大西洋は深い青でとっても綺麗!
エッサウィラをさらに楽しむコツ
海を眺めながらサイクリング
エッサウィラの旧市街は石畳とは言っても、ガタガタせずフラットな作りになっています。海を眺めながら、エッサウィラの旧市街を走ってみるのも良いですよね!
旧市街では、ポルトガルと戦っていた歴史を感じる大砲もところどころ見かけます。
ハッサン広場周辺にはレンタサイクルステーションがたくさんあります。エッサウィラに宿泊される方は宿泊施設のアクティビティとして自転車を貸してくれたり、サイクリングツアーを行っているところもあります。
旧市街でたくさんのアートを見つけよう
北稜堡周辺では、エッサウィラのアーティスト達が書いた海の絵がたくさん売られています。また、エッサウィラ旧市街ではいたるところにウォールアートが描かれているので、そういったアートを見つけるのも楽しいですよ。
さいごに
いかにもモロッコらしいアラビアンな雰囲気を持つマラケシュから、3時間ほどで行ける港街エッサウィラ。ヨーロッパ感の漂う、洗練された旧市街をお散歩するのはいかがでしょうか?
欧米系の観光客はたくさん見かけましたが、アジア人観光客はまだまだ少ないです。街並みもとても綺麗なので、アジア人にもこれからきっと人気が出てくる街だと思いますよ!