フェズ旧市街でタジンなどのモロッコ料理を食べたいと思ったら、雰囲気の良いカフェレストラン「ザ・ルーインド・ガーデン」がおすすめ。開放的なガーデンが魅力の落ち着いた空間で、絶品料理を味わうことができます。
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迷わず行ける立地のカフェ
迷路のような旧市街の中は、一人で歩くと迷子必須と言われているフェズ。それでもメイン通りが2本あり、そこを起点とすれば個人でも散策することが可能です。
こちらのカフェはそのメイン通りの一つ「タアラ・セギーラ通り」から路地に入り、一度曲がると辿りつきます。フェズ観光初心者でも、スマホで現在地を確認しながら迷わず辿り着ける立地です。
こちらが「ザ・ルーインド・ガーデン(The Ruined Garden)」外観です。カフェとは思えないような入り口ですよね。高い塀で囲まれていて中はどうなっているのか期待が高まります。
雰囲気抜群の素敵な店内
中に入ると、視界いっぱいに素敵なガーデンが広がります。吹き抜けの中庭になっていて、緑がとても気持ち良いです。洗練されすぎていない雰囲気が親しみを感じます。
こちらはレジで、奥に厨房があります。
席は中庭の奥にある室内に案内されました。大きなガラスドアや窓から中庭が眺められます。静かで落ち着く空間です。
床や壁にはモロッコらしいカラフルなタイルが敷き詰められています。
ランチメニュー
こちらがメニューです。ランチメニューは13:00~17:00で、スープが3種各30DH(約360円)、シチューなど西洋料理が7種あり、各25DH(約300円)。
タジンはケフタ(ミートボール)、ベジタブル、チキンの3種で各70DH(約840円)です。
デザートはチョコレートムースやチーズケーキなどが各30DH(約360円)。
ドリンクも豊富で、ミントティーを始めとした紅茶、フレッシュジュース、コーヒー類、ホットチョコレートなどが各20DH(約240円)です。
実際に頼んだメニュー
それでは筆者が実際に頼んだメニューをご紹介します。
まず出てくるのがこちらのパンです。モロッコのカフェやレストランでは、サービスでモロッコの伝統的なパンの「ホブス」が運ばれてきます。
オリーブオイルとスパイス類が付いてくるのでお好みでつけて食べます。モロッコ産オリーブオイルと塩というシンプルな組み合わせもおいしいです。
そして筆者は「ハリラスープ」を注文しました。こちらも代表的なモロッコ料理の一つです。
ハリラスープはトマトベースに玉ねぎやひよこ豆などを煮込んだスープ。香辛料が強すぎることもなくとても飲みやすいです。具だくさんでこれだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。
そしてメインはモロッコ料理の代表「タジン」を。タジンはとんがり帽子の鍋で作られる煮込み料理の総称です。タジンの可愛い蓋は店員さんが持っていってしまいましたが、ぐつぐつと熱々の状態で出てきます。
こちらのケフタと呼ばれるミートボールタジンは、ミートボールがごろごろとたくさん入っていて、真ん中には卵も入っています。スパイスが香ばしいですが、クセがなくとっても優しい味です。体が温まります。
筆者が訪問時は天気が少し悪かったので室内でしたが、お天気の日は中庭にも席が出ますし、夜は焚火が焚かれ幻想的な雰囲気になります。
終わりに
いかがでしたか?
フェズ旧市街のとっておきのカフェレストランをご紹介しました。アクセスが良いとはいえ路地にある隠れ家的なカフェで、辿り着けた時は感動します。居心地が良いのでぜひデザートまで堪能してゆっくりしていって下さいね。
- ザ・ルーインド・ガーデン
- モロッコ / カフェ・喫茶店 / アジア料理
- 住所:Siaj, Sidi Ahmed Chaoui | Fez medina, Fes 30110, Morocco地図で見る
- Web:https://ruinedgarden.com/