【奈良】平城宮跡の新施設「朱雀門ひろば」へ行こう

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• 奈良 平城宮跡とは
• 2018年春オープンの観光拠点「朱雀門ひろば」を訪れよう
•    平城宮いざない館
•    天平みはらし館
•    天平つどい館
•    天平うまし館
•       IRACA COFFEE(イラカ・コーヒー)
•       tokijiku kitchen 平城京(トキジク・キッチン)
•       復元遣唐使船
•    天平みつき館
• 平城宮跡内の建造物や施設を見学しよう
•    朱雀門
•    第一次大極殿
•    平城京跡資料館
• 朱雀門ひろばへのアクセス
•    電車・バスで
•    車で
• この記事を書いたトラベルライターから一言

奈良 平城宮跡とは

• 写真：ゆきたか

平城宮跡は、和銅3年(710年)に、藤原京より遷都された都の中心の宮跡で、奈良市の中心市街地の西側に位置しています。

平城宮跡内では、古くから発掘調査が行われるとともに、建物の復元も進められてきました。1998年には、都の南に位置する正門の「朱雀門(すざくもん)」が、2010年には、平城京最大の宮殿「第一次大極殿(だいごくでん)」が竣工しました。

2018年3月には、平城宮跡の新観光拠点「朱雀門ひろば」が、国営公園「平城宮跡歴史公園」内の施設としてオープンし、より気軽に散策が楽しめるようになりました。

2018年春オープンの観光拠点「朱雀門ひろば」を訪れよう

• 写真：ゆきたか

朱雀門ひろばは、2018年春、平城宮跡歴史公園内にオープンした複合観光施設です。こちらには、平城宮跡について学べるガイダンス施設「平城京いざない館」、展望デッキやVRシアターを備える「天平みはらし館」、団体客の集合場所や休憩所となる「天平つどい館」、カフェやレストランのある「天平うまし館」、奈良の特産品が買える「天平みつき館」があります。

芝生広場や復元された遣唐使船もあり、平城宮跡について学んだり、散策途中に休憩したりするのに適した施設となっています。

平城宮いざない館

• 写真：ゆきたか

平城宮いざない館は、奈良時代と現在の平城京、平城宮跡歴史公園の見どころについて紹介する、ガイダンス施設です。

館内では映像や資料を使い、平城宮跡の全体像や進行中の復元工事情報について紹介しています。また、発掘調査の出土品や平城宮の復元模型の展示や大型映像により、奈良時代にタイムスリップしたような雰囲気のなかで、当時の平城宮の様子を知ることができます。

天平みはらし館

• 写真：ゆきたか

天平みはらし館は、VR(バーチャルリアリティ)シアター、展望施設、レンタサイクルなどの機能を持つ施設です。館内では、映像で平城京について気軽に学んだり、平城宮跡や奈良市街の景色を眺めたりすることができます。

VRシアターでは、迫力ある立体映像により、奈良時代の平城宮の様子や、当時の出来事について紹介しています。映像は3編に分かれており、時間はどれも20分以内ですから、気軽に視聴してみてください。

• 写真：ゆきたか展望施設から北方向の眺め。
• 写真：ゆきたか東方向の眺め。朱雀門や奈良市街、若草山が見える。

シアターで映像を視聴したら、展望施設に出てみましょう。こちらからは、広々とした平城宮跡を一望できます。復元された朱雀門や第一次大極殿のほか、東側には奈良市街や奈良公園の若草山も見えますよ。

天平つどい館

• 写真：ゆきたか

天平つどい館は、主に修学旅行や団体旅行で訪れた方が、集合、休憩するための施設です。館内にはコインロッカーがあるので、大きな荷物のある方は、こちらに預けて散策を楽しんでも良いでしょう。

天平うまし館

• 写真：ゆきたか

天平うまし館は、カフェとレストランがあり、散策途中に飲食が楽しめる施設です。窓が大きくとられた明るい店内で、コーヒーなどのドリンクやスイーツ、ランチがいただけます。また、建物の外には、復元された遣唐使船が展示されています。

IRACA COFFEE(イラカ・コーヒー)

• 写真：ゆきたか

イラカ・コーヒーは、エスプレッソやドリップコーヒーを提供するコーヒースタンドです。日本初導入のラテ・アートマシンによるオリジナルコーヒーや各種ドリンク、スイーツが店内でいただけます。

• 写真：ゆきたかケーキとアイスティのセット。スイーツを注文すると、セットドリンクが200円で付けられる。

ドリンクは、ホットコーヒー(400円)、カフェラテ(500円)、アイスティー(450円)、ジュース(380円)などが、スイーツは、ソフトクリーム(450円)、ミニパフェ(540円)やケーキ類が用意されています。

筆者も散策の途中に立ち寄り、ドリンクとケーキのセットをいただいてみました。小さめのケーキは見た目も綺麗で、ちょっと甘いものが食べたくなった時に最適です。ドリンクはカップに入れて提供されるので、テイクアウトもできますよ。

tokijiku kitchen 平城京(トキジク・キッチン)

• 写真：ゆきたかランチからコース料理まで楽しめるトキジク・キッチン

トキジク・キッチン 平城京は、お手軽なランチから本格的なフレンチのコース料理まで味わえるレストランです。ランチ(1,274円～)は、メイン料理を一つ選び、おばんざいを自由にお皿に取るハーフバイキング形式です。

メインは、鶏肉料理、魚料理、牛肉料理から選べます。ランチのおばんざいは、大和野菜を使った健康的なものを提供しているので、人気があります。

より上質なものをゆっくりと味わいたい方は、コース料理が良いでしょう。ランチタイムは2,700円、ディナータイムは3,780円、5,400円のコースが用意されています。コース料理は予約制となっています。

復元遣唐使船

• 写真：ゆきたか復元された遣唐使船。一定時間ごとに霧が吹き出す仕掛けもある。

天平うまし館には、復元された遣唐使船が展示されています。この遣唐使船は、館内から通路を通って乗船することもできるんです。船は動きませんが、実際に乗ってみて、昔の航海の様子を想像してみるのも面白いでしょう。

天平みつき館

• 写真：ゆきたか

天平みつき館には、奈良の特産品が購入できるショップ、バス待合所、観光案内所があります。特産品ショップでは、大和茶や柿といった、奈良の名産を使ったお菓子のほか、雑貨、地酒まで豊富に取り揃えられています。

• 写真：ゆきたか

筆者はこちらで、もなかのアイスクリーム「奈良アイスもなか」(210円)を購入してみました。奈良のいちご「古都華」や大和ほうじ茶のアイスが、もなかの風味とよく合っており、美味しくいただけます。

館内の観光案内所では、これから奈良観光に出かけようという方にも、提案をしていただけるようですので、こちらも利用してみてください。