【奈良】大和高原を楽しむ！道の駅での味覚狩りや動物とのふれあいも

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• 大和高原とは
• いちご狩り・ブルーベリー狩りもできる「道の駅 針テラス」
•    「針テラスベリーファーム」でいちご狩り、ブルーベリー狩りを楽しもう！
• うだ・アニマルパークで動物に触れ合おう
• 雰囲気のある宇陀松山地区を散策しよう
•    歴史ある造り酒屋「久保本家酒造」
• おわりに

大和高原とは

「大和高原」は、奈良市の東部から山添村、御杖村、曽爾村、宇陀市、東吉野村にまたがっており、標高は多くが300～500mとなっています。

冬の寒さは厳しく、積雪もありますが、夏は比較的冷涼で、茶や米、高原野菜の栽培がさかんです。特にこの地域で栽培された茶は「大和茶」と呼ばれ、奈良の特産品にもなっています。

いちご狩り・ブルーベリー狩りもできる「道の駅 針テラス」

• 写真：ゆきたか

「道の駅 針テラス」は、天理市から三重県の亀山市までを結ぶ自動車専用道「名阪国道」の針インターにある、大型の道の駅です。

500台収容可能の駐車場の周囲には、特産品、農産物を販売する店やカフェ、レストランなどの飲食店、日帰り温泉施設、いちご狩り、ブルーベリー狩りができる「針テラスベリーファーム」があり、ドライブ途中に休憩をしたり、観光目的で立ち寄る人で賑わっています。

「針テラスベリーファーム」でいちご狩り、ブルーベリー狩りを楽しもう！

• 写真：ゆきたか

「針テラスベリーファーム」は、道の駅針テラス内にある、西日本最大級のいちご観光農園です。12月下旬頃から6月末頃までいちご狩りが、7月頃からはブルーベリー狩りが楽しめます。

いちご狩りのハウス内はバリアフリーで、車いすやベビーカーでも入れます。高設栽培で、立ったまま摘み取りできるので、楽ですよ。

• 写真：ゆきたか奈良生まれの品種「あすかルビー」

品種は、あすかルビー、とちおとめ、あきひめです。奈良県で生まれたあすかルビーは、水分が多くジューシーで、甘酸っぱい味わい。あきひめは酸味が少なく、誰でも安心して食べられるおいしさです。

いちご狩りは、30分の食べ放題で、大人1,700円、小人1,500円、3歳以下300円（6月はそれぞれ1,600円、1,400円、300円）となっています。

• 写真：ゆきたか

ブルーベリー園は、パックに摘み取り、持ち帰るシステムです。料金は800円で、試食程度に園内でいただくのは可能です。2人で1パックだけ摘み取りたい方は、800円と入園料1人分300円で、1,100円になります。

• 写真：ゆきたか

様々な品種のブルーベリーが植えられているので、少し試食して甘いものを摘み取ると良いでしょう。ブルーベリーは表から見て青く色付いていても、裏はまだピンク色のものがあります。これはまだ未熟で、とても酸味が強いので気を付けましょう。

うだ・アニマルパークで動物に触れ合おう

• 写真：ゆきたか

宇陀市にある、「うだ・アニマルパーク」は、さまざまな動物と触れ合うことができる公園です。動物との触れ合いにより、動物への理解を深め、動物愛護の精神を普及啓発するために、奈良県が開設し運営しています。入園は無料です。

9.9ヘクタールの広い敷地内には、映像や展示によって動物について学べる「動物学習館」、羊、ヤギのエサやり体験や放牧している動物が見られる「ふれあい広場」、遊具や休憩施設も備える「展望広場」などがあります。

• 写真：ゆきたか

こちらは、放牧地の様子です。羊や牛を、すぐ近くで見ることができます。見ているだけではつまらないという人は、すぐ横の「やぎ・羊舎」でエサやり体験をしてみてください。スタッフの方から牧草をもらい、それを柵のところまで持っていくと、すぐにヤギ、羊が寄ってきて、美味しそうに食べてくれますよ。

• 写真：ゆきたか

うさぎの広場では、うさぎが走り回ったり、くつろいだりする様子が間近に見られます。また、小動物舎には、うさぎ、モルモット、ミニブタや鳥がいます。

特にうさぎは多く、垂れ耳のうさぎ「ロップイヤー」の中で最大になる「フレンチロップ」や、カイウサギのなかで最大級の「フレミッシュジャイアント」もいます。ぜひ近くで見てみてください。

その他、バター作り（300円）や牛の乳搾り、ポニー乗馬などの体験メニュー、各種イベントもあります。体験メニューはお休みすることもあるので、事前にホームページで確認してください。

「うだ・アニマルパーク」内には、レストラン、カフェはなく、軽食と、地元の特産品を販売する小さな売店があるだけです。昼食はお弁当を持参して園内で食べるか、近くの「道の駅 宇陀路大宇陀」などに行くのが良いでしょう。

雰囲気のある宇陀松山地区を散策しよう

• 写真：ゆきたか

宇陀市の松山地区は、古い町家が現代に残る、雰囲気のあるスポットです。「宇陀三将」と呼ばれた秋山氏の本拠地である「秋山城」の城下町として、戦国時代から発展してきました。松山地区には約200軒の伝統的な建造物があり、2006年には、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

近代からは、旧大宇陀町の中心として栄えてきました。現在も、古い町家で造り酒屋や醤油の醸造業、薬局などの店を営んでいるところもあり、当時の賑わいを想像することができます。

歴史ある造り酒屋「久保本家酒造」

• 写真：ゆきたか

こちらは松山地区に二軒ある造り酒屋のうちの一つ、久保本家酒造です。創業は元禄15年ですから、もう300年以上も酒造りを続けていることになります。主屋は明治42年に建て替えられた比較的新しいものですが、それでも築100年以上となり、歴史を感じる外観です。

建物内には、こちらのお酒を購入できる直売所や、酒蔵カフェがあります。創業時の酒蔵の土間と、明治時代建築の座敷を改装した酒蔵カフェでは、各種ドリンクやスイーツ、お酒、ランチがいただけます。

久保本家酒造の代表的な銘柄は「初霞（はつがすみ）」。適度に熟成され、コクのある味わいの初霞　特別純米 1,285円（720ml 税抜き）は、燗で飲みたいお酒です。フレッシュな風味が特徴の生酒や、香りが良くすっきりとした味わいの吟醸酒も揃っていますので、好みのものをお土産にしてみてはいかがでしょうか。