日本三名園のひとつ、岡山後楽園は岡山城の対岸にあります。広い芝生地に、池や築山、水路など、歩きながら、移り変わる景色を眺めることができるよう造られた回遊式庭園。見渡す庭は広く、四季折々の表情があり、何度訪れても楽しませてくれる場所ではないでしょうか。期間限定ではありますが、夜間特別開園「幻想庭園」として庭園がライトアップされます。広大な庭園が、明かりで浮かび上がった様はとても幻想的。
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岡山後楽園の歴史
岡山後楽園は、岡山藩主池田綱政が家臣に命じ1687年(貞享4年)に着工、1700年(元禄13年)に完成しました。その後も藩主により、その時々の好みで手が加えられていきました。また、江戸時代には、許しがあれば領民も入ることができ、池田綱政自ら舞を見せたりしたそうです。昭和27年には特別名勝に指定され、歴史的文化を後世に伝えています。岡山城に住まう城主の庭、昔のお殿様は本当に優雅だったんですね。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 三ツ星評価取得!岡山後楽園の見どころ
岡山後楽園は日本三名園の一つとされていますが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 三ツ星を獲得したことから、日本だけではなく、世界に誇れる庭園となりました。広大な日本情緒溢れる庭園は、外国の方の心にも残る美しい庭園だと思います。
延養亭と能舞台
延養亭は藩主が後楽園を訪れた時に、使われた建物。藩主の部屋からの眺めが最も美しくなるように、庭園が作られているそうです。続きに能舞台もあり、舞を楽しんだり、藩主の安らぎの場所になっていたのですね。
唯心山が築かれた事で庭園が立体的に
唯心山は池田継政によって築かれ、平面的だった庭園が立体的に。斜面にはツツジやサツキが植えられており、花が咲く頃は芝生も緑になり、とても美しいです。山の上には後楽園が一望できる小さな展望台があり、撮影ポイントです。
江戸時代にも飼われていたタンチョウ
江戸時代に飼育されていたタンチョウ。戦後途絶えていましたが、現在では8羽飼育されているそうです。放鳥される日がありますので、放鳥に合わせて訪れるのも、いいかもしれませんね。普段は鶴舎がありますので、そちらで見る事ができます。
ライトアップイベント「幻想庭園」
岡山後楽園は期間限定ですが、幻想庭園としてライトアップされ、夜も入場可能になります。ライトアップされた庭園越しに岡山城もライトアップされ、それはそれは幻想的。夏には庭園内でビアガーデンも開かれます。
漆黒の城、岡山城
豊臣時代の面影を残した漆黒の城岡山城は、後楽園から旭川を挟んだ対岸にあり、後楽園から行き来できるようになっています。後楽園を訪れた際には、ぜひ、岡山城へも足を延ばしてみて下さい。天守閣から眺める、後楽園もとても美しいですよ。
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- 住所:岡山県岡山市北区丸の内2-3-1地図で見る
- 電話:086-225-2096
- Web:http://okayama-kanko.net/ujo/
おわりに
岡山後楽園は、江戸時代の面影を残す素晴らしい庭園です。歴史に興味が無い方でも、ライトアップや夏のビアガーデンなどに出かけてみてはどうでしょうか。きっと心に残る1日になると思います。
岡山後楽園の詳細
- 住所:〒703-8257 岡山市北区後楽園1-5
- TEL:086-272-1148
- 休館日:年中無休
- 開館時間:3月20日~9月30日午前7時30分~午後6時 / 10月1日~3月19日午前8時~午後5時
- 入館料:大人・高校生 400円 / 小・中学生140円 / シニア 140円 ※岡山城・後楽園共通券あり
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- 電話:086-272-1148
- Web:http://okayama-korakuen.jp/