広島県尾道で親しまれている醤油ベースの中華そば「尾道ラーメン」。尾道のローカルフードで、今ではご当地ラーメンとして全国区でも有名になってきました。しかし、”尾道ラーメン”とメニューに書いてある店は、口コミサイトやガイドブックにもたくさん紹介されています。せっかくなら地元のごひいき店に行きたい!ということで町行く人に聞いてみた「尾道ラーメン」人気3店をご紹介します。なぜ3店なのか、それは尋ねた人全員から挙がってきたのがこの3店だったんです。
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広島市内のホテルフロントスタッフごひいき店「つたふじ」
広島市内のホテルに宿泊していたので、そこの女性スタッフに「これから尾道に向かうんですけど、どこかおいしい尾道ラーメン屋をご存知ですか?」と尋ねると、「つたやです!!先月も妹と行ってきたんですよ!早めに行ったほうがいいです、すごい行列になりますから!」と即答。なので、真っ先に向かうことにしました。
平日金曜日ということもあって、行列はできていなかったのですが、開店時間で既に満席!見るとお客さんはラフな格好をしたご近所の人、お昼休みに来たサラリーマンといった人がほとんど。
中華そばの並(550円)を注文。スープをいただくと絶妙な動物系と魚介があわさった味にうっとり…。しきつめられた背脂のまろやかさもいい感じです。麺は中細のストレート麺。平打麺が定番の尾道ラーメンの中では少し変わり種の麺ですね。つたふじの創業はなんと昭和20年代!根強いファンがいるのもうなずけます。つたふじでは店内の撮影は禁止です。職人気質の大将のポリシーなんだとか。ラーメンはOKですよ。
日本人のみならず外国人観光客にも大人気!「朱華園」
つたふじから徒歩5分くらいの場所にある、尾道を代表する中華そば店「朱華園」。通りかかったのが12時過ぎだったので、行列ができていました。並んでいる人に「有名なんですか?」と尋ねると、中国語で返答が…。
その後、尾道の有名な坂道・れんが坂で出会った地元の女性に「朱華園は有名なんですか?」と再び尋ねると「あそこは有名よ。観光客の人がまず行く店じゃないかしら。私も持ち帰り用によく行くの。」と教えてくれました。そうと聞けば、食べ比べしない理由はどこにもありません。幸い夕方には行列も解消していて、すんなりと入店。
店内は思っていたより広く、とてもきれいです。入ってすぐに注文しお会計を先にすませてからテーブルに案内されます。並で550円。麺は固めに茹でられた平打麺で醤油ベースのスープには油が多めに浮いています。つたぶじに比べるとシンプルな味で、つるつるっと食べることができます。
- 【閉店】朱華園
- 尾道
- 住所:広島県尾道市十四日元町4-12地図で見る
- 電話:0848-37-2077
- Web:http://www.ononavi.jp/eating/chinese-style/detail....
尾道デニムショップスタッフ一押し!「壱番館」
- 出典:www.instagram.com上野仁巳様のInstagramより掲載のお許しいただきました。
続いて、尾道商店街に店舗を構えるスタイリッシュなデニムショップ・ONOMICHI DENIM SHOPでもショップスタッフさんに質問。「お兄さんの尾道ラーメンごひいき店はどこですか?」「僕のオススメは壱番館さんですね。食べやすい味だし王道ですよ。」ということで壱番館を目指したのですが…なんと運悪く定休日。(毎週金曜日が定休日とのこと)
- 出典:www.instagram.comにゃろめさんのInstagramより掲載のお許しをいただきました。
人気メニューは「豚の角煮ラーメン」なんだとか。角煮はもちろん、卵や山盛りの白髪ネギ、そして背脂と賑やかな尾道ラーメン。麺は尾道ラーメンの王道、コシしっかりの平打ち麺。スープには小魚の隠し味が効いているとのこと。やはりこちらの店も行列ができるそうです。ぜひリベンジしたいものです。
- 尾道ラーメン 壱番館
- 尾道 / ラーメン / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:広島県尾道市土堂2丁目9-26地図で見る
- 電話:0848-21-1119
- Web:http://www.f-ichibankan.com/tenpoannai.html
ローカルフードは地元の人に聞くべし!
つたふじは自力ではなかなか見つけられない店でしょう。デニムショップのスタッフさんのごひいき店は「壱番館」でしたが、実はこの他に挙げてくれたのが「つたふじ」と「朱華園」でした。ホテルのフロントスタッフさんのごひいき2番手は「朱華園」。カフェ店員さんや同じく観光で来ている人に聞いても、「朱華園」と「壱番館」の名はよく挙がりました。このように人との出会いも旅の醍醐味。地元のごひいき店を探しながら、町行く人とのコミュニケーションも楽しんでみてはいかがでしょう。