写真:ゆきたか大阪市のさきしまコスモタワーには、大阪の街を一望する展望台があります。大阪・関西万博の跡地や大阪湾、神戸方面まで眺められ、多くの人が訪れています。複合商業施設ATCには、レストランやカフェもあり、海を眺めながらくつろげます。
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さきしまコスモタワー展望台とは
さきしまコスモタワー展望台は、大阪市のベイエリアにある超高層ビル「さきしまコスモタワー」の展望施設です。さきしまコスモタワーは、大阪府の咲洲(さきしま)庁舎として使われている建物で、1995年に完成しました。
地上252メートル・55階の展望台からは、大阪の街並みはもちろん、大阪・関西万博が開催された夢洲(ゆめしま)、大阪湾などが一望できます。
ビル内に店舗は少ないですが、直結している複合商業施設のATC内には、飲食やショッピングが楽しめるお店が入っているほか、海を眺めながらくつろげるスペースも設けられています。
展望台に登ろう
展望台に登ってみましょう。最寄りのニュートラム「トレードセンター駅」の改札を出て左方向に進み、ATCの通路を通ります。
飲食店などがある通りを進み、咲洲庁舎の案内が見えたら左に曲がります。広い連絡通路を渡ると、展望台がある「さきしまコスモタワー」に到着です。
広いアトリウムの1階に下りて、斜め右の奥に向かうと、展望台の受付があります。展望台の入場料金は、大人1,200円、中・小人600円、高齢者1,000円となっており、こちらで支払うことができます。入場に予約は必要ありませんが、お得な前売り券もWEBで販売されていますので、確認しておくとよいでしょう。
受付を通ると、エレベーターとエスカレーターで55階展望台まで登ります。エレベーターとエスカレーターからは景色が見えないため、早く見たいという気持ちが高まります。
なお、車いすでお越しの方は、エスカレーターの乗り継ぎがあるため、55階展望台まで登れなくなっています。当日の状況にもよりますが、係員に申し出ると、52階の大阪市街側展望室から景色が楽しめるようです。その際、事前に連絡しておくとスムーズだそうです。
さて、展望台に到着です。下をのぞいて見ると、まわりにあるビルや走っている車が小さく見え、少しスリルが感じられるかもしれません。かなり高い場所まで上がったんだなと実感できるでしょう。それぞれの方角に見える景色をご紹介します。
大阪市街・あべのハルカス方向
東側には、大阪の街並みが広がります。たくさんあるビルのなかで、一つだけとても高いものが見えますが、こちらが高さ300メートルの超高層ビル「あべのハルカス」です。こちらにも展望台があり、景色が素晴らしいです。
海遊館・USJ方向
北東方向の景色です。大阪のベイエリアが眺められます。大型水族館の海遊館(かいゆうかん)、人気テーマパークのUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のほか、奥には大阪駅周辺の高層ビル群眺められます。
関西万博方向
北から西の方向を見てみましょう。こちらからは、大阪・関西万博が開催された夢洲(ゆめしま)のほか、お隣兵庫県の神戸市などが眺められます。遠くに、淡路島(あわじしま)に架かる明石海峡大橋が見えることもありますよ。
万博会場跡地までは少し距離がありますが、それでもシンボルとなる建築物の大屋根リングも見ることができます。筆者が訪れた日も、多くの人が跡地を見ようと集まっていました。望遠鏡(有料)が設置されているので、じっくりと見たい方は、利用してみてください。
関西空港方向
南側を見てみましょう。眼下には、南港エリアの集合住宅や大型倉庫などが見えています。さらに南側は、大阪南部から和歌山県方面です。筆者が訪れた日は曇っており、見えづらかったですが、大阪湾に浮かぶ関西空港と連絡橋も見ることができます。
カフェ・売店
展望台の中央には、カフェもあります。コーヒーやソフトドリンクのほか、各種スイーツや軽食も用意されています。名物のプリン「大阪さきしまぷりゃん」(580円)などを味わってみてはいかがでしょうか。こちらには、オリジナルグッズなどのお土産を販売するコーナーも設けられています。
再入場も可能です!
さきしまコスモタワー展望台は、当日1回に限り再入場が可能です。ランチの後にもう一回景色を楽しみたい、夜景も見てみたいというときに、再入場してみてもよいでしょう。その際、改札でチケットを提示してください。
筆者も、訪れた午前中に雨が降っていたため、午後に再入場して景色を楽しみました。

- さきしまコスモタワー展望台
- 大阪 / 展望・景観 / 絶景 / 穴場観光スポット / 展望台
- 住所:大阪市住之江区南港北1-14-16地図で見る
- Web:http://sakishima-observatory.com/
複合商業施設ATCでショッピングや食事を楽しもう
展望台からの景色を楽しんだら、さきほど通ってきたATCで一息ついてみませんか。カフェやレストランのほか、ミュージアムもありますよ。筆者が立ち寄ったお店や施設をご紹介します。
cafe & dining goo-note (グーノート)
2階のフードコート横にある、カフェ&レストランです。店内から海を眺めながら、ドリンクやスイーツ、ランチなどをいただくことができます。
店内は明るく、カジュアルな雰囲気です。買い物や散策を楽しんだ後と思われる家族連れやカップルの方々が、ランチを楽しんでいます。
お昼には、日替わりのランチやカレーといった料理がいただけます。筆者は日替わりランチ(1,200円 平日は1,000円)を注文しましたが、この日のメインはトマトソースのとんかつでした。カレー風味のサラダや野菜、スープもついており、美味しくいただくことができました。

- cafe & dining goo-note (グーノート)
- 大阪
- 住所:大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10 O's棟 北館2階地図で見る
- 電話:06-6613-2150
- Web:https://goo-note.info/
神戸気質(こうべごころ)
神戸気質は、焼き立てのパンを販売しているお店です。こちらは、神戸市で喫茶店として創業し、コーヒーに合うパンを提供するためにパン工房を開設したことに始まります。
店内では、しっとりとした食感の生クリーム食パンのほか、菓子パン、惣菜パンを豊富に取り扱っています。
購入したパンを、コーヒーなどとともにイートインスペースでいただくこともできます。セットメニュー、数量限定のランチもあるので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。一部の席からは、海も見えますよ。

- 神戸気質 by 神戸珈琲物語
- 大阪
- 住所:大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10 ATC O's棟 北館2階地図で見る
- 電話:06-6657-5116
商船三井ミュージアム ふねしる
「ふねしる」は、ATCのITM棟にある、船のミュージアム・ショップです。ミュージアムでは、私たちの生活に欠かせない船の仕組みや仕事について、展示、解説しています。
お子さんが楽しめる体験メニューも用意されています。描いた絵が壁を動く「インタラクティブアート」、映像を見ながら操船体験できる「操船シミュレーター」、乗組員が着用している服を着て写真撮影できる「ふねしるフォトブース」もあります。
入場料は、高校生以上800円、小中学生400円(いずれも平日料金)などとなっていますが、当地を発着するフェリー「さんふらわあ」に乗船した方は、乗船券の提示で割引料金が適用されます。ミュージアム入口には、オリジナルグッズを販売するショップやカフェもあるので、立ち寄ってみてください。

- 商船三井ミュージアム ふねしる
- 大阪
- 住所:大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10地図で見る
- Web:https://www.mol.co.jp/museum/
ウミエール広場
ATCの建物から外に出た場所にある、階段状の広場です。大阪湾を眺めながらくつろげるスペースで、市民の憩いの場になっています。この広場や隣接する海辺のステージでは、音楽をはじめとする各種イベントも開催されています。
ベンチも設置されているので、建物内で購入したドリンクなどをテイクアウトし、楽しむのも良いでしょう。停泊しているフェリーや海を眺めながら、潮風を感じてみてください。

- ATC(アジア太平洋トレードセンター)
- 大阪
- 住所:大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10地図で見る
- 電話:06-6615-5230
- Web:https://www.atc-co.com/
おわりに
さきしまコスモタワー展望台とATCは、いかがでしたか。イベントがない日はさほど混雑しないので、穴場の観光スポットといえるかもしれません。大阪の景色や海を眺めながら、リラックスしてみてくださいね。

















































