この記事では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)における主要アトラクション別の待ち時間や混雑度を、大阪在住かつUSJ好きの筆者が解説します。2022年の傾向はもちろん、コロナ禍以前・コロナ禍以降における待ち時間の変動についても紹介するため、これからUSJに遊びに行こうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次表示
【USJ】2022年冬のUSJの混雑度・待ち時間の傾向は?
まずは、2022年冬のUSJの混雑度・待ち時間の傾向について大まかに紹介します。
緊急事態宣言の解除や、ワクチン接種が進んでいることにより、USJの来場者は徐々に回復を見せている状況です。実際に、緊急事態宣言中は、来場者数を1日約5,000人に制限していましたが、2021年10月以降は上限約10,000人に引き上げるなど、段階的な緩和を見せています。そのため緊急事態宣言中と比較すると、やや混雑度が高くなっていると言えます。
なおオミクロン株の影響(混雑度に与える影響)は、2022年1月現在のところ見られていませんが、大阪府の感染者数が多くなるにつれ、基本的にはUSJの来客数は減少する傾向です。USJに訪れる際は、USJが推奨している感染症対策をしっかり守ったうえで、パークでの時間を楽しむようにしましょう!
withコロナ時代におけるのUSJの混雑・待ち時間傾向
では、「USJは、コロナ禍以前と同じくらい混むようになったのか?」と言われれば、実はそうではありません。
コロナ禍以前は、もちろんUSJ自体への入場制限はなく、あったとしてもハロウィン期間のごく一部の期間でした。コロナ禍前で入場制限する際の来場者数は、おおよそ1日7万~8万人ほどとされていたので、その時と比較すると、混雑度は単純に7(8)分の1となります。またコロナ禍以前だと、USJの来場者数は、どんなに少なくても毎日3万~4万人はいたと見込まれています。
そのため、コロナ禍以前にUSJを訪れた人にとっては、「昔と比べて、非常に空いている!」と思うはずでしょう。
withコロナ時代では「待ち時間対策」よりも「入場対策」が大切!
コロナ禍で、USJが入場者制限をしている限り、パークに入れる上限数が決まっているので、当然アトラクションの待ち時間も変わってきます。よって、コロナ禍以前のような、アトラクションの「120分待ち~200分待ち」が発生することは、現在ではほとんどありません。
一方で現在では、「行きたいと思っていた日のチケットが買えない(=入れない)」といったことが発生している状況です。特に土日や三連休などは、多くの人がUSJに行きたいと思う中、入場者の上限が決まっているので、事前発売のチケットで売り切れてしまい、「当日にはもう買えない(売り切れている)」ということがしばしば起こっています。
そのため、USJへの来場日が決まっている場合は、なるべく早めにチケットを購入するなど、「入場対策」をしっかりと行いましょう。
【2022年冬版】平均待ち時間「60分以上」のUSJアトラクション2つ
それではここからは、USJの主要アトラクション別に、待ち時間の傾向を解説していきます。
2022年の冬期で、平均の待ち時間「60分以上」となることが多いUSJのアトラクションは「鬼滅の刃 XRライド」「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜」です。
① 鬼滅の刃 XRライド
期間限定のアトラクション「鬼滅の刃 XRライド」は、現在USJでも群を抜いて待ち時間の長いアトラクションです。平日・休日問わず120分前後の待ち時間が通常で、特に10月の土日には200分超えを記録することもありました。入場制限をしてなければ、300分待ちもあり得るのではないかという人気ぶりです。
そのため、待ち時間を短縮できる「ユニバーサル・エクスプレス・パス」の購入が非常に有効。ユニバーサル・エクスプレス・パスを購入しない場合は、朝から夜まで混雑度はほぼ変わらないため、開園前に並び、朝一にダッシュで向かうことをおすすめします。
② ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜」は、鬼滅の刃 XRライドよりは待ち時間が短いものの、休日などではおおよそ60分前後の待ち時間となることが多いアトラクションです。
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(ハリドリ)の、背中側から走るタイプがバックドロップなのですが、バックドロップは通常のハリドリよりも、運航本数が少なくなっています(通常のハリドリ:バックドロップ=約2:1の割合)。そのため、バックドロップ自体の人気に加え運航本数の関係からも、ハリドリよりも混雑することが多いです。
またハリドリもバックドロップも、天候状況(雨・強風など)に左右されやすく、USJのアトラクションの中でも「一時運休停止」となりやすいアトラクションです。天候が悪いなと思った場合は、バックドロップが動いているうちに、なるべく早めに乗りに行くことをおすすめします。
【2022年冬版】平均待ち時間「30~60分」のUSJアトラクション3つ
続いて、平均待ち時間が「30~60分」のUSJアトラクションを3つ紹介します。昔であれば120分前後の待ち時間が通常だったアトラクションも、現在では半分近くの待ち時間で乗ることができますよ!
ぜひ、各アトラクションの待ち時間情報・時間帯ごとの傾向などをチェックしてみてください。
① ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドは、USJにあるジェットコースター系のアトラクションの中でも、フライングダイナソーと肩を並べるほどの人気で、年パス保有者にも特にファンが多いです。
休日は60分ほど、平日は50分ほどの待ち時間を見込んでおくとよいでしょう。また大抵のアトラクションは夜になるにつれ待ち時間が短くなっていくのですが、ハリドリとバックドロップは、夜になっても待ち時間がそこまで短くならないのが特徴です。そのため、午前中が一番空いていることが多くなっています。
② マリオカート ~クッパの挑戦状~
任天堂エリアのメインアトラクションマリオカート ~クッパの挑戦状~は、意外にもそこまで待ち時間が長くないアトラクションとなっています。
基本的には、45~60分前後の待ち時間を見越しておくとよいでしょう。平日の場合は、30分以下で乗ることができる日や時間帯も多くあるので、現在であれば無理に「マリオカート~クッパの挑戦状~」が付帯したユニバーサル・エクスプレス・パスを買わなくても良いかもしれません。
また、スーパー・ニンテンドー・ワールドの混雑・待ち時間についての情報は、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せてご参考ください。
③ ザ・フライング・ダイナソー
ザ・フライング・ダイナソーも、コロナ禍以前では120分前後の待ち時間が一般的でしたが、現在は60分を切ることがほとんどとなっています。
多くのアトラクションと同様、朝と夜の待ち時間が比較的短くなっており、朝・夜であれば30分前後で乗れるでしょう。一方で、年パス保有者なども多く乗りに来るアトラクションでもあるので、学生も学校帰りに遊びに来れる午後あたりから、待ち時間がやや伸びることが多いです。