台湾のソウルフードとして知られる魯肉飯(ルーロウハン)は、日本人からも人気が高いグルメの一つ。とろとろに煮込んだ豚そぼろと、ほかほかご飯を同時に頬張る瞬間がたまらない! 今回は台北の魯肉飯店の中でも、観光の合間に寄りやすいおすすめのお店を3店紹介します。
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【1】寧夏夜市の近くの人気店「三元號」
寧夏夜市のすぐ近くにある「三元號(サンユエンハオ)」は、創業100年を超える老舗魯肉飯店です。
2021年に改装したばかりの店内は、趣のある内装で清潔感があります。イートインの場合はまず開いている席へ。店員さんがたくさんいるので、それぞれのテーブルに掲示されたメニューを見ながら指さしで注文が可能です。
同店では看板メニューの魯肉飯に加え、魚翅肉羹(フカヒレ豚つみれとろみスープ)が大人気! 加えて燙青菜(季節の茹で野菜)も一緒に注文すると、バランスよく食事ができます。3点注文し、合計価格は130元(約559円)。
魯肉飯(小)は、白いご飯の上にほんのり甘めに味付けされた豚そぼろがたっぷり。お肉は脂身が少なめで、そぼろの食感をしっかりと感じます。
魚翅肉羹(小)は、とろみのあるスープに豚つみれ、フカヒレ、タケノコ、シイタケが入っています。弾力のありつつもやわらかい豚つみれからは旨味がじゅわっと、加えてフカヒレのやわらかい食感が広がります。具だくさんで食べ応えのあるスープです。
【2】中正紀念堂近くの超有名店「金峰魯肉飯」
台北MRT中正紀念堂駅近くにある「金峰魯肉飯(ジンフォンルーロウファン)」は、行列が絶えない人気魯肉飯店です。2番出口から歩いてすぐという立地も、訪れやすいポイントの一つ。
看板メニューはもちろん魯肉飯! スープや副菜も豊富なので、ぜひ魯肉飯と一緒に注文したいところ。日本語メニューもあり、安心です。
こちらは魯肉飯(小)、鐤邊趖、油豆腐、魯鴨蛋(煮卵)です。合計価格は120元(約516円)。
魯肉飯は、白いご飯の上に脂身が多めの豚そぼろがたっぷり。甘辛く味付けされた豚そぼろが、とろっととろける瞬間がたまらないです。
鐤邊趖という変わった名前のスープは、お米を使った平たくてやわらかい麺のようなものと、つみれや牡蠣などの具材がたっぷりと入っています。食べ応えがあり、魯肉飯と一緒にいただくのにぴったりです。
- 中正紀念堂
- 台北 / 博物館・美術館
- 住所:No. 21, Zhongshan S Rd, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾地図で見る
- 電話:+886 2 2343 1100
- Web:https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003090&id=73
【3】学生街にある穴場店「魯肉・飯香」
「魯肉・飯香(ルーロウ・ファンシャン)」は、台北の学生街・公館にある魯肉飯店です。お客さんはほとんど学生さんや地元民と、ローカル感たっぷり。内装もきれいで入りやすいです。
写真付きメニューもあり、注文楽々。
こちらは魯肉飯(小)、排骨酥湯(揚げ骨付き豚肉スープ)、白菜滷(白菜の煮物)、魯蛋(煮卵)です。合計価格は125元(約538円)。
魯肉飯は、白いご飯に脂身部分が多めの豚そぼろがたっぷりとのせられていて、醤油ベースの濃いめの味付けにご飯がすすみます。お肉が口の中でとろっととろける!
排骨酥湯は、揚げ骨付き豚肉の旨味がしっかりと溶け出た濃厚なスープです。お肉は軟骨部分まで食べられるやわらかさ。大根も驚くほどやわらかく、トロトロに煮込まれています。胡椒とパクチーがアクセントで効いていて、食べ応えのあるスープです。
白菜滷は、白菜がやわらかくトロトロに煮込まれていて、醤油ベースのちょっぴりこってりした味わいです。箸休めにぴったり。煮卵も味がしっかりとついていて、魯肉飯との相性がバッチリです。
台北で絶品魯肉飯をぜひ
台北には他にもおいしい魯肉飯を提供するお店がたくさんありますが、この3店は周辺に観光スポットがあったりスイーツ店があったりと、旅行の合間に寄りやすい立地です。いつか台北を訪れた際には、ぜひ観光の合間に台北の絶品魯肉飯を味わってみてくださいね。
※記事内の元から日本円への換算は2022年4月現在のレートを利用しています(1元=約4.3円)