「大山寺(だいせんじ)」は鳥取県西伯郡大山町にある寺院です。神の山とも言われている大山の中腹にある有名な寺院で、2018年で開山1300年を迎えます。この記事では大山寺の魅力や参道・アクセスについて紹介していきます!
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大山寺とは
「大山寺」は鳥取県西伯郡大山町にある天台宗の別格本山寺院です。本尊は地蔵菩薩で、境内にはちらほらとお地蔵さまの姿が見受けられます。718年に開山されたと言われており、ちょうど2018年で開山1300年を迎えます。
ちなみに「本山」と名前が付く寺院には「総本山」「大本山」などの序列が存在し、大山寺に付いている「別格本山」も、その序列の一つということになります。
境内のようす
山門
舗装された参道を上ってきたところにどっしりと構えているのが大山寺の山門です。山門の手前には休憩用のベンチがありますので、参拝の前に一休みしたいという方はここで休んでいきましょう。また、山門に向かって左手の参道を進むと「大神山神社(おおがみやまじんじゃ)奥宮」に行くことが出来ます。
手水舎
山門のすぐ手前右側にあるのが大山寺の手水舎です。緑の中に突然真っ赤な鐘楼のような手水舎が現れるのでちょっとビックリします。湧き出ている水はとても冷たく気持ちいいので、参拝の前にしっかり手を清めておきましょう。
本堂
大山寺の本堂がこちら。1951年に再建されたもので比較的新しいです。周辺には鐘楼や宝牛があり、大山寺を形作る様々なものに触れることが出来ます。ここから奥へ続く道を歩いていくと大神山神社の参道に出ますので、合わせて大神山神社へ参拝したいという方は戻らず、そのまま参道に抜けると道中を短縮できて少し楽です。
阿弥陀堂
国の重要文化財に指定されているお堂で、本堂より400年ほど前の1552年に建造された建物です。山形の立石寺や松島の瑞巌寺を開山した慈覚大師によって建立されたと言われており、境内随一の歴史ある建造物となっています。
霊宝閣
大山寺の宝物館で、重要文化財に指定されている仏像の数々を見ることが出来ます。
季節や天気で変わる表情
高い山の中腹にあるということで、天候に恵まれず霧が出てくることもあります。ですが霧の中に佇む本堂の姿は幽艶でまた美しいです。
冬場にはここまで雪が深くなります。興味本位で行けるレベルの積雪ではありませんが、スノーシューツアーなどが実施されていることもありますので、機会があればぜひ行ってみてください。
お盆の大献灯
毎年8月に行われるお盆の大献灯では、和傘の中に明かりを灯してライトアップが行われます。JRの山陰ディスティネーションキャンペーンではポスターにも採用されており、老若男女問わず人気のイベントとなっています。