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季節限定のアクティビティ、マウイ島でホエールウォッチング

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年12月21日更新

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写真:トラベルライター

ハワイは一年中、温暖な気候で季節を問わず楽しめるリゾート地です。そんな常夏の島、ハワイですが、実は季節限定の楽しみ方があります。それがホエールウォッチングです。日本の冬〜春にかけてのみ体験できるこの特別なアクティビティを紹介します。

この記事の目次表示

マウイ島とクジラ

ハワイでは12月〜4月がホエールウォッチングの季節です。ハワイ各島から出ているクルーズで見ることができるのはザトウクジラ。このクジラは冬になると繁殖や出産、育児のためにアラスカ近辺から暖かいハワイの海へ集まってきます。

特にマウイ島近海ではたくさんのザトウクジラが越冬するため、マウイ島はクジラの保護区に指定されています。毎年2月はクジラを祝う月として、クジラを歓迎するイベント「マウイ・ホエール・フェスティバル」も開催されているようです。

たくさんあるホエールウォッチングツアー

ホエールウォッチングのメッカ、マウイ島では西海岸のリゾートエリアからたくさんのホエールウォッチングツアーが出航しています。特にラハイナ港からは様々なツアー会社が開催するツアーが出ています。

船の種類も様々です。食事付きの豪華客船もあれば、小型のラフトもあります。今回筆者が参加したのは、先ほど触れたマウイ・ホエール・フェスティバルを主催するPacific Whale Foundationによる、セールボートでのツアーです。

  • 写真:トラベルライターOcean Spirit号

Pacific Whale Foundationとは

Pacific Whale Foundationは1980年に設立されたNPO(非営利団体)です。科学と保護活動を通して海を守ることを目的としています。ホエールウォッチングなどのエコツアーを開催し、その利益は全てPacific Whale Foundationの研究や教育活動のために使われます。

  • 写真:トラベルライターPacific Whale Foundationのお店

ラハイナにはPacific Whale Foundationが運営するギフトショップがあり、ロゴ入りのTシャツやバッグなどのおしゃれなアイテムを購入できます。

セールボートでクルージング

ではさっそく実際のクルーズの様子を紹介します。今回、乗船したOcean Spirit号は最大65人乗りのセールボートです。大きすぎず小さすぎずちょうど良い大きさ、といったところでしょうか。

2時間のクルーズで、1日2〜3便ツアーが出ています。ツアー料金は$49(約¥5,300)ですが、Pacific Whale FoundationのWEBページから申し込むと10%引きになります。また、万が一クジラを見ることができなかった場合には追加料金なしで後日またツアーに参加することができます。

持って行った方がよい物

船の上では水とトロピカルジュースは無料で飲めるので、手ぶらでツアーに参加しても全く問題ありません。しかし、思う存分ホエールウォッチングを楽しむには持って行った方がよいものがいくつかあります。

  • 日焼け止め:天気が良い日は海の上は日陰がありません。直射日光を2時間浴び続けることになるので日焼け止めはしっかり塗った方がよいでしょう。
  • 帽子・サングラス:日焼け止めと同じ理由で持って行った方がよいです。とくに水面からの照り返しはけっこう眩しいのでサングラスは必要です。
  • 双眼鏡:肉眼でも十分にクジラは見えますが、双眼鏡があればより迫力のある姿が見られます。ツアー会社が有料で貸し出ししていますが、割高なので持っている場合は持参するとよいと思います。

チェックインと乗船

ツアー開始時刻の45分前までにPacific Whale Foundation Ocean Storeへ行きチェックインします。ここで搭乗チケットをもらったら徒歩3分ほどの港へ向かいましょう。港には十分に綺麗な公衆トイレもあるので、船に乗る前に利用しておきましょう。

  • 写真:トラベルライター港にはトイレも完備されている

港にはたくさんのツアー会社のブースが並んでいます。ここでしばらく待っていると、Pacific Whale Foundationのガイドさんが呼びにきます。参加者全員が乗船したらいよいよ出航です。

  • 写真:トラベルライターLahainaの港
ラハイナ港
マウイ島 / 駅・空港・ターミナル
住所:Lahaina Harbor地図で見る

クルージング

Ocean Spirit号は豪華客船ではないので波がくると多少揺れますが、座る場所がたくさんあるので問題ありません。外に座っていると風が非常に気持ちいいです。

海洋生物を専門に研究しているガイドさんが数名乗っていて、クジラを探している間にザトウクジラの生態について色々と説明してくれます。船からはマウイ島や近くのラナイ島、モロカイ島も眺めることができ、とても素敵な景色です。

  • 写真:トラベルライター海上から見たマウイ島

クジラを目撃!

しばらくいくと、いました!ザトウクジラが遠くに見えます。クジラが見えた方に向かって船は進んでいきます。できるだけ近くへと連れていってくれますが、クジラは保護されているので100フィート(30.5メートル)以内には近づくことはできません。

  • 写真:トラベルライター遠くのクジラも双眼鏡があればよく見える!

双眼鏡があると便利なのは、至近距離まで近づけないためです。ただしガイドさんによると、こちらから近づくことは禁止されていますが、クジラの方から近づいてくる分には問題ないそうです。クジラがどこで水面に浮上してくるかは人間にはわからないので、運が良ければ船のすぐ横で突然、姿を現してくれることもあるそうです。

クジラはヒレを水面に出して泳いだり、潮を吹いたり、尾ヒレを見せて潜ったりします。また、ブリーチ(Breach)と呼ばれる大きなジャンプをしたりします。このブリーチは非常にダイナミックな動きで見応えがあります。筆者は2時間のクルーズで、なんとこのブリーチを9回も見ました!

  • ザトウクジラのブリーチ

これだけたくさんのクジラを見ることができると、かなりの充実感があります。ただ、クジラは突然姿を現すので写真を撮るのは簡単ではありません。もし写真が目的であれば、望遠レンズつきのカメラを持参してください。携帯電話ではこんな写真しか撮れません。

  • 写真:トラベルライター目を凝らすと見えるクジラの尾

クジラ以外の楽しみ方

もちろんツアーの目的はクジラを見ることですが、他にもクルーズの楽しみ方があります。このボートの前方には大きなネットが張ってあるエリアがあります。ここは水しぶきで濡れる可能性がありますが、それさえ気にしなければ最も眺めがよい特等席です。中にはこんな風に水着で横になってくつろいでいるお客さんもいました。

  • 写真:トラベルライターくつろぐ乗客

そして何と言っても素晴らしいのが海の色!まさに紺碧の海です。

  • 写真:トラベルライター紺碧の海

青すぎて吸い込まれそうになります。天気の良い日のホエールウォッチング、かなりおすすめです!

  • 写真:トラベルライター青い空とボート、南国!

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