京急線の終点「三崎口」を降りると、都会の景色とは一変したのどかな世界が広がっています。マグロ料理を堪能したり潮風に吹かれたりと、リフレッシュするには最高の場所です。さらに「みさきまぐろきっぷ」を使えばお得な旅になるでしょう。そんな三崎の魅力をご紹介します。
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三浦半島の先端「三崎」はこんなところ
三崎は三浦半島最南端に位置する町で、東京湾、太平洋、相模湾に囲まれています。マグロの水揚げが盛んな三崎漁港があることから、三崎といえばマグロ!と思いうかべる方もいるかもしれません。それだけでなく三浦大根をはじめとする三浦野菜も多く採れ、神奈川県を代表する食材の宝庫となっています。
お得に旅ができる「みさきまぐろきっぷ」とは
- 出典:www.photo-ac.com
- 写真:まきまき
みさきまぐろきっぷは京急が発行しているチケットで、電車+バスの乗車券1枚、加盟店で利用できる食事券1枚、施設利用券1枚が含まれています。京急の自動販売機か窓口で購入でき、当日限り有効です。料金は出発駅によって変わりますが、三崎から遠いほどお得です。
通常料金とみさきまぐろきっぷの料金比較
お得といっても実際どのくらい安くなるのか、通常価格と比較をしてみました。今回は横浜駅から出発して、このあとご紹介するモデルコースを巡った際の通常価格を計算しましたが、バスや施設を上手く使えばさらにお得になるでしょう。
バス代:913円
食事代:2,090円
温泉入浴料:1,350円(入湯税込み)
通常料金合計額:5,505円
みさきまぐろきっぷ:3,480円【2,025円お得!】
食事はみさきまぐろきっぷ専用メニューだったため、通常料金はないとのことでしたが、この店の丼の最安値が1,900円だったので、税込2,090円で計算しました。温泉ではフェイスタオルを貸してくれましたが、バスタオルをレンタルする場合は別途料金が必要です。
みさきまぐろきっぷの詳細はこちらをご覧ください。
三崎の日帰り観光モデルコース
1.三崎口からバスで城ヶ島へ
まずは三崎口駅からバスで「城ヶ島」へ。駅前の2番バスのりばから「城ヶ島行き」に乗り30分ほどで到着します。バスは本数が多くないので、時間に余裕を持って行動した方がいいでしょう。
2.城ヶ島をのんびり散歩
城ヶ島に着いたら景色を見ながらお散歩です。一番の見どころは「馬の背洞門(うまのせどうもん)」で、岩にぽっかり見事な穴があいています。晴れた朝にはこの隙間から太陽が昇る姿を見ることができるそうですよ。さらに東へ進むと城ヶ島公園があり、「安房埼灯台」周辺では高台から海の景色を一望できます。
3.渡し船「さんしろ」で三崎港へ
城ヶ島は三崎の町と「城ヶ島大橋」で繋がっています。行きはバスで橋を渡りましたが、戻るときは渡し船で海を渡るのはいかがでしょうか。渡し船はみさきまぐろきっぷの施設利用券で乗車できますが、片道の場合は実費で支払い、施設利用券は別の場所で使った方がいいでしょう。
渡し船「さんしろ」の料金と運行時間
1日乗り放題券:大人1,000円・小人500円
運行時間 :10:00~16:00
乗り場:城ヶ島海上イケス釣り堀J's Fishingまたは白秋公園
渡し船「さんしろ」の詳細はこちらをご覧ください
- 城ケ島渡船「さんしろ」
- 三浦市 / 乗り物
- 住所:神奈川県三浦市三崎町地図で見る
- 電話:046-881-6721
- Web:https://www.umigyo.co.jp/hakushu.html
4.三崎港周辺でみさきまぐろを堪能
散歩の後はお待ちかねのまぐろ料理!どこに入ろうか迷ってしまいますが、この日は三崎港近くの「鮮味楽」を訪れました。みさきまぐろきっぷを利用した場合、メニューは決まっている店と選べる店があるようですが、どれも文句なしの絶品です。さすが三崎!厚みのあるトロけるまぐろがたまりません。
- 鮮味楽
- 三浦市 / 魚介・海鮮料理 / ランチ
- 住所:神奈川県三浦市三崎5丁目5-1地図で見る
- 電話:046-882-3431
- Web:http://www.yajirushi.co.jp/senmiraku/
5.昭和が残るレトロな三崎下町を探索
三崎は古きよき時代の面影が残る、レトロな町並みが広がっています。最も人気なのは海南神社で、ご利益は安産・子宝・縁結びとまさに女性の味方です。恋みくじや絵馬もありますよ。それだけでなく勝負運や商売繁盛、そして病を治す力があるともいわれ、パワースポットとして親しまれています。
チャッキラコ・三崎昭和館は昔懐かしい庶民の家を再現した博物館で、建物は明治から昭和にかけて建てられたそうです。三崎の町は古い建物が多いですが、ここでは室内をじっくり見学できるので、お散歩ついでに立ち寄ってみると面白いでしょう。
- チャッキラコ三崎昭和館
- 三浦市 / 博物館
- 住所:三浦市三崎2-11-3地図で見る
- 電話:046-881-6721
- Web:http://chakkirako.com/shouwakan.html
6.おしゃれな古民家カフェでひと休み
歩き疲れたら美味しいコーヒーでひと息ついてはいかがでしょうか。三崎港バス停の目の前には「雀家」というおしゃれな古民家カフェがあり、2階の窓からは三崎港を眺めることができます。築50年の家を改装したそうですが、とても落ち着く空間なのでステキなカフェタイムになりそうです。
- 雀家
- 三浦市 / カフェ・喫茶店
- 住所:神奈川県三浦市三崎3丁目6-11地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/suzumeya/
7.「うらり」で新鮮な魚介を買い物
次は三浦市で採れた旬の野菜や新鮮な魚介が手に入る「うらり」でお買い物を楽しみましょう。スーパーではお目にかからない、質のいいものが安く売られているので、できればまとめ買いがおすすめですね。保冷剤と共にシートでしっかり包んでくれるので持ち帰りも安心です。
- 三崎港産直センター うらり
- 三浦市 / おみやげ屋 / 穴場デートスポット
- 住所:神奈川県三浦市三崎5丁目3−1地図で見る
- 電話:046-881-6721
- Web:http://www.umigyo.co.jp/
8.三崎港からバスで油壺へ!海水温泉でリフレッシュ
三崎で温泉に浸かるなら「ホテル京急油壺観潮荘」がおすすめです。地中に閉じ込められた化石海水が源泉で露天風呂も楽しめます。あたためられた海水に浸かることはタラソテラピー(海洋療法)でも用いられていて、デトックスやヒーリング効果があるといわれています。ここではみさきまぐろきっぷの施設利用券が使えるので、是非活用してみてください。
- ホテル京急油壺観潮荘
- 三浦市 / 温泉旅館 / ホテル / 日帰り温泉
- 料金(目安):6,720円〜32,010円
- 宿泊時間:15:00〜10:00
- 住所:神奈川県三浦市三崎町小網代1152地図で見る
- 電話:046-881-5211
- Web:https://www.misakikanko.co.jp/aburatsubo/
9.油壺からバスで三崎口へ
温泉が終わったらバスで三崎口へ戻り帰宅です。カラダはぽかぽかしていますが、油壺のバス停はホテル京急油壺観潮荘から少し歩くので、湯冷めをしないようにしてください。三崎の旅お疲れさまでした。