ポーランド
ポーランド観光
首都ワルシャワは中世の町並みを復元し世界遺産に

ポーランド・クラクフに今も残る映画【シンドラーのリスト】の工場へ

取材・写真・文:

イギリス在住

2017年9月27日更新

475view

お気に入り

アウシュビッツ収容所はもちろん、ポーランドでぜひ足を運んでもらいたいのがクラクフに今も残る「シンドラーの工場」。第二次大戦中、クラクフでユダヤ人救命に尽力したオスカー・シンドラーの活躍ぶりは、自らもユダヤ系であるスピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』によって広く知られるようになりました。そして、そのシンドラーが多くのユダヤ人を労働者としてかくまった工場が博物館としてリニューアルされ、アウシュビッツ収容所と同様、ポーランドが抱える負の遺産に触れることのできる場所となっています。

この記事の目次表示

ポーランドのおすすめツアー
◇リーズナブルに中央駅前の4つ星ホテルに泊まる!◇《メルキュールワルシャワセントラム》ご宿泊!世界遺産の美しい街並みを誇る《ワルシャワ》5日間【羽田夜発/カタール航空利用】
85,800円~173,800円
◆乗り継ぎスムーズ!【成田発/LOTポーランド航空利用】歴史めぐりに雑貨めぐりに楽しめる♪アウシュヴィッツ強制収容所やヴィエリチカ岩塩鉱の観光拠点の街《クラクフ》5日間スタンダードクラスホテルご宿泊
85,800円~203,800円
―*20世紀の激動の世界史に触れる旅*―「ベルリン・ワルシャワエクスプレス」で行く!新旧ドイツが出会う歴史とアートの街【べルリン】×人気急上昇中!戦争から美しき復興を遂げた世界遺産の街【ワルシャワ】周遊7日間
91,800円~247,800円

魅力あふれるポーランドの古都「クラクフ」

  • クラクフ

ポーランド南部にある「クラクフ」は、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまでポーランド王国の首都でした。現在は古都としてポーランドで最も歴史ある都市の1つです。古都であることから、「ポーランドの京都」とも呼ばれ、遠く離れた日本からも観光客たちが足を運ぶ魅力ある都市なのです。

  • クラクフ
  • クラクフ
  • クラクフ

ポーランドの工業・文化の主要都市であるクラクフは、街の中心部に位置する旧市街が「クラクフ歴史地区」として世界遺産に登録されているほか、ルネサンス様式やゴシック様式の建築物などが立ち並ぶ街並みも世界中から人々を引き寄せる人気の理由です。

クラクフを訪れる前に観るべき映画『シンドラーのリスト』

  • アウシュビッツ収容所

世界遺産や歴史ある建築物、美しい街並みなどクラクフを訪れる理由はたくさんあるものの、やはりポーランドを訪れるうえで外せないのが負の遺産

アウシュビッツ収容所はもちろん、クラクフに残る「シンドラーの工場」もまたポーランドが抱える負の遺産に触れることのできる施設として、ぜひ訪れてもらいたい場所なのです。

この「シンドラーの工場」を運営していたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、ポーランド系ユダヤ人を労働者として雇うことで、ガス室送りになる労働者1,200名もの人命を救ったとされています。

そして1994年、この事実をもとにスティーヴン・スピルバーグ監督によって映画化され、ホロコーストに関する映画の代表的作品となっているのが『シンドラーのリスト』なのです。

「シンドラーの工場」で負の遺産に触れる

  • シンドラーの工場

戦後閉鎖されたシンドラーの工場は、別の工場として使用されていたものの、映画の公開によって「シンドラーの工場」という名前に戻され、修復・改善が行われました。そして、2010年「クラクフ歴史博物館(旧オスカー・シンドラー琺瑯工場)」としてオープンしたのです!

「シンドラーの工場」へのアクセス

  • シンドラーの工場

工場は、世界遺産に登録されている旧市街スタレミャストの南に位置するユダヤ人のゲットーがあったカジミエーシュ地区からビスワ川の橋を渡ったところにあります。

トラムを利用して訪れるのはもちろん、旧市街からは徒歩でも行くことができます。とはいえ、道中には案内表示などがないため地元の人に尋ねながら行く、もしくはGoogle Mapなどを利用しながら行くのがベターです◎

良い意味で期待を裏切られる展示テーマ

  • ナチスの象徴「ハーケンクロイツ」の旗一色に染められていく

映画の公開によって修復・改善された後オープンした博物館だからこそ、映画『シンドラーのリスト』やシンドラーという人物に関する展示を予想して行くと、期待は大きく裏切られることになるのがこの工場の大きな魅力。

展示テーマは、1939~1945年ナチ占領下にあったクラクフであり、展示物のほとんどがナチスドイツ軍に侵略された当時の残酷で生々しい負の歴史に関する記録なのです。

  • 当時使用されていた身の周り品や家具など
  • 当時の写真がスライドで見れる双眼鏡

展示テーマが「1939~1945年ナチ占領下にあったクラクフ」だけに、館内に漂うレトロな雰囲気と、館内を進むにつれてさらに占領され、支配されていく感覚を恐ろしくも全身で感じることのできる独特な雰囲気が特徴的です。

また、気付けば思ったよりも時間が過ぎていたと感じるような展示内容はもちろん、飽きさせない工夫の詰まった展示方法なので、最低でも2時間は時間を取っておくのがおすすめです◎

  • 工場で働いていた人々が家族に宛てた手紙など
  • 貴重な映像資料も
  • 工場で作られていたホーロー容器類
  • 残酷だけれど真実を伝える「処刑後の写真」

クラクフにナチスが台頭し、ユダヤ人たちが追い詰められていく過程を時系列で追うことのできる展示のなかには、処刑後の残酷な写真も展示されており、館内で触れてきた恐ろしい歴史が事実であったことを改めて思い知らされるのです。

まとめ

負の歴史としてドイツ国内ではタブー視され、博物館であってもなかなか見ることのできないナチスやホロコーストに関する展示。そんなナチスやホロコーストに関する展示を客観的な視点で公開している「クラクフ歴史博物館(旧オスカー・シンドラー琺瑯工場)」は、ほかではあまり目にすることのできない貴重な博物館です。

ぜひ、ポーランドを訪れたのならアウシュビッツ収容所とあわせて「シンドラーの工場」へも足を運んでみてください。知るべき歴史を全身で感じることができるはずです!

シンドラーの工場
ポーランド / 博物館・美術館
住所:Lipowa 4, Krakow地図で見る
Web:http://www.mhk.pl/oddzialy/fabryka-schindlera

ポーランド旅行を自分好みにアレンジしよう!

オンライン旅行会社「旅工房」ならばポーランドのツアーのアレンジも承ります(相談無料)。

  • 泊数を変えずに価格を抑える
  • 複数のホテルに宿泊する
  • 2ヶ国以上周遊する、など

旅工房でポーランドのすべてのツアーをみる>>

ポーランドの旅行予約はこちら

ポーランドのパッケージツアーを探す

ポーランドのホテルを探す

ポーランドの航空券を探す

ポーランドの現地アクティビティを探す

ポーランドのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年9月27日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【厳選】女子旅にオススメ♡心ときめく世界の可愛い村と街12選!

インスタ映え間違いなし!まるで童話の世界のような可愛い家や、中世の面影残る美しい街並み。一度は行きたいとっておきの村や街を、可愛いものに目がない筆者が厳選してご...


【ポーランド】週末が狙い目!?美しい世界遺産ワルシャワの街歩き

ポーランドの首都ワルシャワは、日本からの直行便もあるアクセスしやすいヨーロッパ都市のひとつ。そんなワルシャワの街歩きと、観光するなら週末がちょっとお得なポイント...

ヨーロッパ周遊!北欧〜西欧7か国と首都の見どころ

ヨーロッパは小さな国々が集まっており、バスや電車を使って隣国を自由に行き来できるため、一度に数ヶ国を旅する人も多いでしょう。今回は北欧フィンランドから西欧ドイツ...

いつもとはちょっと変わった年越しを!ポーランドで過ごす年末年始!

ワルシャワを首都とするポーランド。最近は、日本でもポーリッシュポタリー(ポーランド食器)やポーランド映画が注目されていますが、まだまだ日本人にとってマイナーな国...

小人の街ヴロツワフでポーランドの歴史と文化に触れるスポット7選

街中に散りばめられた250体もの小人の銅像がなんとも可愛らしく、街を歩くだけで心がほっこりと温かくなるポーランドの街、ヴロツワフ。小人の街として有名で、お土産屋...

この記事を書いたトラベルライター

イギリス在住。ママになっても一生トラベラー
イギリスにて子育て中のフリーライター。
沖縄1人旅からはじまり、現在約50ヵ国を旅するトラベラー。
1本バスを乗り違えただけでストーリが変わる1人旅の魅力にはまり、もっぱら1人旅が大好きだったときに、現在では主人であるイギリス人の彼と出会い2人旅に目覚める。
遠距離歴6年、現地集合・現地解散で2人で世界を旅する。
そして3人家族となった今も、さらに旅欲は増すばかり。
娘に見せたい景色、肌で感じてもらいたい文化、人の温かさはまさに無限。
母・娘2人旅もモロッコはマラケシュにてデビューを果たし、2歳の娘も現在10ヵ国を訪れた立派な旅人。
いつでも・どこでも自分で楽しみ方を見つけて全身で遊ぶ娘に学ぶ日々。

【ビルド・ア・ベア ワークショップ】で世界に1つだけのぬいぐるみ作り〜世界各地で体験できる!〜

世界に1つだけのぬいぐるみ作りができる「ビルド・ア・ベア ワークショップ」は、ユーモア&可愛いがあふれるお店。残念ながら日本店舗は撤退してしまったため、アメリカ...


子連れに嬉しいエリアも!ロンドンヒースロー空港ターミナル2の魅力

2014年6月にリニューアルオープンした、ロンドン・ヒースロー空港ターミナル2(T2)。スターアライアンス各社の便が発着するため、全日空(ANA)直行便や韓国の...

タイタニックの世界へタイムスリップ!イギリス/サウサンプトンにある「SeaCity博物館」

イギリス南部の街「サウサンプトン」。実はここ、映画でも知られる「タイタニック号」の母港がある街なのです。そんなサウサンプトンを訪れたのなら必ず足を運びたいのが、...

イギリス国民的アニメ【ペッパーピグ】の世界へ誘うPeppa Pig World

イギリスで国民的アニメーションといえば、「Peppa Pig(ペッパーピグ)」。約180もの国々で放送されており、今やイギリスだけでなく世界各国にファンがいるほ...

子どもも大人も癒される注目のポルトガル最南端リゾート「ファロ」

日常の喧噪から離れてゆったりと贅沢な時間を過ごしてみませんか?そんな人にぜひ注目してもらいたいのが、ポルトガル最南端にあるリゾート地「ファロ」です。プライベート...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?