アウシュビッツ博物館やヴィエリチカ岩塩坑をはじめとするポーランドの観光スポットの中で、トリップノートの3万8千人の旅行好きトラベラー会員(2019年6月現在)が実際に行っているポーランドの人気観光地ランキングをご紹介します!
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1位:アウシュビッツ・ビルケナウ博物館(オシフィエンチム)
- 出典:tripnote.jp
ヒトラー率いるナチス・ドイツが、第二次世界大戦中に造った強制収容所「アウシュビッツ」。当初はポーランド人の政治犯が多く収容されましたが、次第に「労働に適さない」とされた女性・子供・老人、そして「劣等民族」とされたユダヤ人・精神障碍者・身体障碍者・同性愛者を「処分」する「絶滅収容所」になっていきました。
戦後、この地はそのまま保存され、博物館として「人類史上最大の負の歴史」を公開し、平和について考えさせる貴重な博物館となっています。
- アウシュビッツ・ビルケナウ博物館
- ポーランド / 博物館
- 住所:ul. Wieźniów Oświęcimia 20 32-603 Oświęcim Poland地図で見る
- Web:http://auschwitz.org/en/
2位:ヴィエリチカ岩塩坑(ヴィエリチカ)
- 出典:www.flickr.comWieliczka Salt Mine - UNESCO World Heritage Site Sightseeing Tour from Krakow by Viator.com
ポーランドの旧首都クラクフから南東に10kmほどの、マウォポルスカ県ヴィエリチカにある岩塩の採掘坑です。岩塩の採掘は700年以上にわたって続けられ、「白い金」と呼ばれるくらい上質な岩塩によってポーランドの豊かな経済は支えられてきました。
坑道の総延長は約300km、最深部は327mに達する広大な地下採鉱場となりましたが、1996年に坑内での洪水の危険性から商業採掘は中止され、現在では観光名所になっています。観光客向けには深さ135mまでしか公開されていませんが、ヴィエリチカ岩塩坑の素晴らしさを十分に堪能できます。なお、この岩塩鉱を見学するためにはガイドツアーへの参加が必須です。
- ヴィエリチカ岩塩坑
- ポーランド / 観光名所 / 遺跡・史跡
- 住所:Daniłowicza 10, 32-020 Wieliczka地図で見る
- 電話:+48 12 278 73 02
- Web:https://www.kopalnia.pl/
3位:ワルシャワ旧市街(ワルシャワ)
第二次世界大戦時に8割を破壊されたワルシャワ旧市街は、市民の思いから忠実に再建・復元されました。その市民たちの街への愛が評価され、「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産に登録されたという経緯があります。
旧市街広場
- 出典:tripnote.jp
旧市街の中心である旧市街広場にはたくさんのレストランやショップがあり、広場の中心には街の紋章でもありシンボルでもある人魚の像があります。これはかつてワルシャワの漁師に救われた人魚が、そのお返しにワルシャワの街を見守り続けることを誓ったという伝説からきているとか。
ワルシャワ王宮/旧王宮博物館
かつて行政だけでなく文化の中心でもあった旧王宮は、現在では博物館になっています。館内は豪華絢爛な調度品、国王のコレクションであったレンブラントの絵画なども展示してあり、かつての煌びやかな王政時代の姿が再現されています。
- ワルシャワ王宮(旧王宮博物館)
- ポーランド / 建造物
- 住所:plac Zamkowy 4, 00-277 Warszawa地図で見る
聖アンナ教会
旧王宮に隣接するポーランドで最も著名な教会。こちらも第二次世界大戦後に再建されました。祭壇と共に戦火を逃れたパイプオルガンが圧巻で、コンサートも開催されています。また展望台からはワルシャワの街並みを一望でき、こちらも感動の体験です。
洗礼者聖ヨハネ大聖堂(ワルシャワ)
- 出典:tripnote.jp
- 出典:tripnote.jp
元々は14世紀に建てられた、ワルシャワで最も古い教会。かつては国家的行事も多く行われてきた場所のひとつで、ヨーロッパ初の成文国民憲法(5月3日憲法)の憲法宣言もここで執り行われました。
- 洗礼者聖ヨハネ大聖堂(ワルシャワ)
- ポーランド / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Kanonia 6, 00-278 Warszawa地図で見る
- Web:http://www.katedra.mkw.pl/
4位:旧市街広場(ヴロツワフ)
街中に散りばめられた250体もの小人の銅像がなんとも可愛らしく、街を歩くだけで心がほっこりと温かくなるヴロツワフ。そのヴロツワフの旧市街広場周辺には、ちょっと寄り道して覗いてみたくなるお土産屋さんやレストラン、カフェがたくさん。また広場ではしゃぼん玉などのパフォーマンスが行われていることもあり、地元の人々の憩いの場ともなっています。
- 旧市街広場(ヴロツワフ)
- ポーランド / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Rynek 50, 50-996 Wrocław, ポーランド地図で見る
5位:ヴァヴェル城(クラクフ)
クラクフの旧市街から少し歩いたヴィスワ川沿いに建つこのお城は、歴代のポーランド国王によって増改築を繰り返され、現在の形となっています。外観だけでも見ごたえのあるお城ですが、広い敷地内には大聖堂、博物館、旧王宮があり、旧王宮内には調度品が展示されています。ただし、1日の入場人数制限や施設によっては入場時間などに制限があるので、夏季のピークシーズンは朝一番に訪問するのがおすすめです。
- ヴァヴェル城
- ポーランド / 建造物 / 城・宮殿
- 住所:3W3P+J5 クラクフ, ポーランド地図で見る
- Web:https://www.wawel.krakow.pl/pl/
6位:ワジェンキ公園(ワルシャワ)
- 出典:tripnote.jp
首都ワルシャワの中心部にある公園。ポーランド最後の王・ポニャトフスキーがここにワジェンキ宮殿を建造したため、そのまま公園名になりました。敷地面積は76万㎡、植物園や劇場もありヨーロッパでも屈指の美しい公園として知られています。
中でも公園内にそびえる巨大なショパン像は、バラ庭園に囲まれ、この公園のシンボル的存在。ここでは、毎年5月~9月の日曜日に無料の野外コンサート「ショパン・コンサート」が開催されています。
- ワジェンキ公園
- ポーランド / 公園・動植物園 / 公園
- 住所:Agrykola 1 Street, Warsaw, Poland地図で見る
- Web:http://www.lazienki-krolewskie.pl/
7位:バルバカン(クラクフ)
- 出典:tripnote.jp
バルバカンとは、外敵からの侵入を防ぐために旧市街を囲んでいた城壁の一部で、円柱の砦のことを指します。クラクフのバルバカンは、15世紀につくられ、ポーランドに残存する、最大のバルバカンと言われています。
- バルバカン(クラクフ)
- ポーランド / 建造物
- 住所:Basztowa, 30-547 Kraków, ポーラン地図で見る
- Web:http://www.mhk.pl/oddzialy/barbakan
8位:フレデリック・ショパン博物館(ワルシャワ)
- 出典:tripnote.jpワルシャワにあるショパン博物館
ショパンの遺品の展示などを通して、彼の功績を学べる博物館。ショパンが作曲した直筆の楽譜や、ショパン本人が実際に使用していたピアノの展示もあります。飴色に変わった鍵盤など、ショパンの呼吸が聞こえてきそうな展示に感動すること間違いなしです。
- フレデリック・ショパン博物館
- ポーランド / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Pałac Gnińskich, 00-368, Okólnik 1, 00-368 Warszawa地図で見る
- Web:http://chopin.museum/en
9位:ポズナン
ポズナンはポーランドで最も古い都市のひとつ。夏至の夜に行われる「聖ヨハネ祭」で、何千個ものランタンが宙を舞う幻想的な光景を、雑誌やテレビで目にしたことがある方も多いかもしません。そんなポズナンの観光の中心は「旧市街広場」。ポーランドで3番目の大きさと言われるこの広場には、カラフルで可愛らしいデザインの建物が多く並び、まるでおとぎの国に迷い込んだかのよう。
10位:シンドラーの工場
- 出典:tripnote.jpシンドラーの工場
アウシュビッツ・ビルケナウ博物館とともに負の遺産の歴史を知る旅の一環として訪れたいのが、この「シンドラーの工場」。この工場を運営していたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、ポーランド系ユダヤ人を労働者として雇うことで、ガス室送りになる労働者1,200名もの人命を救ったとされています。
戦後閉鎖されたシンドラーの工場は修復され、現在は博物館として公開されています。館内ではナチスドイツ軍に侵略された当時の残酷で生々しい負の歴史に関する記録が展示されています。
- シンドラーの工場
- ポーランド / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Lipowa 4, Krakow地図で見る
- Web:http://www.mhk.pl/oddzialy/fabryka-schindlera
※本記事のランキングは、トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータ(2019年6月時点)を元に算出しています。