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【ロシア】最も美しい街、サンクトペテルブルクの必見スポット5選

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年11月1日更新

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ロシア第2の都市サンクトペテルブルクは、ロシアで最も美しい街と言われています。市内に美しい運河があることから、「北のベニス」とも呼ばれ、旧ロシア帝国時代には首都として、文化と歴史の中心的存在であったサンクトペテルブルク。ココはおさえておきたい!というスポットを、5つご紹介します。

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1. 血の上の救世主教会

カラフルな外観が目を引くこちらの聖堂は、「血の上の救世主教会」と呼ばれています。かつて皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所、つまり、皇帝が血を流した場所、の上に建てられた教会ということで、このような名前がつけられています。

  • 血の上の救世主教会外観

ロシア正教の十字架は、キリスト教のものと違って、横棒が2本多いのが特徴。また、玉ねぎ型の塔もロシア正教らしいモチーフの一つです。

  • 写真:トラベルライター血の上の救世主教会内部

内部は、外観にも負けない鮮やかなモザイク画が施されており、その美しさは世界一と言われることもあるほどです。

料金:250ルーブル
営業時間::10:30-18:00、5/1~9/30は10:30-22:30
血の上の救世主教会
ロシア / 社寺・教会 / 観光名所 / 教会
住所:Griboyedov Canal Emb., 2A, St. Petersburg 191011, Russia地図で見る
Web:http://eng.cathedral.ru/spasa_na_krovi/

2. ペトロパブロフスク要塞

エルミタージュ美術館の向かいにある、ザヤチ島。この小さな島にあるペトロパヴロフスク要塞は、18世紀にスウェーデンからサンクトペテルブルクを守るために築かれた要塞で、その後は政治犯収容所としても使用されていました。

  • 出典:www.flickr.comエルミタージュ美術館側から見た要塞(photo: Neva River and the Peter and Paul Fortress, St. Petersburg (2), by Richard Mortel)

要塞の中には、監獄や博物館など見どころがたくさんありますが、特にオススメなのが、中央にある大聖堂。

  • 写真:トラベルライター大聖堂内部

豪華な金箔細工や、壁画の美しさに目を奪われますが、実はここはピョートル大帝以降の皇帝が葬られている、ロシアにとって、重い意味のある場所でもあります。

  • 写真:トラベルライター大聖堂内にある棺
営業時間:10:00-18:00 ※火曜日は17:00まで
料金:大聖堂含む共通券600ルーブル
ペトロパブロフスク要塞
ロシア / 建造物 / 観光名所
住所:Petropavlovskaya Krepost 3, St.Petersburg, Russia地図で見る

3. ピョートル大帝夏の宮殿

サンクトペテルブルクから車で1時間ほど郊外にいくと、ピョートル大帝夏の宮殿があります。ピョートル1世の妻であるエカテリーナ1世のために建てられた夏の避暑用の離宮です。

  • 写真:トラベルライター大宮殿外観

大宮殿内の内装はもちろん豪華で美しいのですが、この宮殿の見どころは、何といっても広大な庭園。さらにピンポイントで言えば、庭園内にある数々の噴水たちです。

  • 写真:トラベルライター噴水ショーの様子

特に、庭園の中央にある大噴水からダイナミックに吹き上がる噴水ショーが名物です。とても人気のアトラクションですので、しっかりとよい位置で見たいのであれば、場所取りは必須。水の調節は、なんと手作業で行われており、階段の上から見ていると、職人さんの動きを観察ことができるので興味深いですよ。

  • 写真:トラベルライター思わず笑みがこぼれる噴水

また、こんなかわいらしい噴水も。アヒルの群れにワンちゃんが一匹紛れ込んでしまっていますね。実際は、メリーゴーランドのようにぐるぐると回転しながら「ガーガーガー!(アヒルの鳴き声)ワーン…(犬の鳴き声)」と、まるでワンちゃんが迷子になって困ってしまっているのような演出になっています。

料金:大宮殿600ルーブル、庭園:450ルーブル
営業時間:大宮殿10:39-18:00、庭園9:00-20:00
ピョートル大帝夏の宮殿
ロシア / 建造物 / 観光名所 / 城・宮殿
住所:2 Razvodnaya Street, Peterhof, St. Petersburg 198516, Russia地図で見る

4. エルミタージュ美術館

  • 出典:www.flickr.comphoto: Russia_2761 - Monument and Hermitage, by Dennis Jarvis

所蔵品数は310万点を超えるエルミタージュ美術館は、世界四大美術館の1つ。とにかく広いので、効率よく回りたいところ。ざっくり分けると、1階はエジプト、2階は13~15世紀西欧、3階には東洋文化という配置になっています。

  • 写真:トラベルライター展示品の一部
  • 写真:トラベルライター展示品の一部

展示品はもちろん、館内の装飾を見ているだけで、ロシアらしさを感じられる場所でもあります。

  • 写真:トラベルライターエルミタージュ美術館・大階段
  • 写真:トラベルライターエルミタージュ美術館・回廊

筆者がぜひ見てもらいたいと思ったのは、大きなマラカイト石でできた調度品たち。なんとも言えない美しいグリーンで、うっとりしてしまいます。

  • 写真:トラベルライターマラカイト石の置物

なお、コートを含め荷物はクロークへ預ける必要があります。クロークは、特にお昼頃から大混雑するので、午前中早めに行って、ささっと周ってしまうのがオススメです。また、写真や動画撮影は別料金(カメラに貼る許可証のシール代が必要)ですので、チケットと一緒に購入しましょう。

  • 写真:トラベルライターエルミタージュ美術館・館内展示の様子
営業時間:火・木・土・日は10:30-18:00、水・金は10:30-21:00 ※月曜日と1/1及び5/9は休館
料金:700ルーブル
エルミタージュ美術館
ロシア / 博物館・美術館 / 観光名所 / 美術館
住所:2, Palace Square, St Petersburg, Russia地図で見る
Web:https://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermita...

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