初めての国に旅行で訪れた際、「えっ!そんなこと知らなかった…」ということよくありませんか?日本でもそうですが、そこに住んでいる人にとっては当たり前のことでも、旅行者にとってはびっくりするようなその国の常識や文化ってありますよね。シンガポールにも、もちろん日本と違うところがたくさんあります。今回は、いざという時に慌てなくて済むようにシンガポール旅行に役立つ豆知識をいくつかご紹介します!
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室内の冷房ガンガンは「おもてなし」?
赤道直下の国シンガポール。雨季と乾季はあれど日本のような四季はなく、一年中高温多湿です。特に乾季である2月〜10月頃までが最も暑く、日中の気温30℃以上は当たり前。
それ故シンガポールでは、ショッピングモールやレストランやカフェ、屋内のレジャースポット、タクシーやバス等では冷房をガンガンに効かせています。
猛暑の外から室内に入った瞬間は涼しくて最高に気持ち良いのですが、そう感じるのも一瞬。多くの日本人にとっては、寒過ぎて人によっては頭が痛くなってしまうことも。。。
でも、室内を必要以上に冷やしているのは決して嫌がらせではなく、常夏の国シンガポールでは室内を涼しく保つことが「おもてなし」とされているようです。
旅行中に、室内外の寒暖差に体調を崩してしまわないよう、羽織物(特に冷え性の方は厚めの羽織物を)や長袖を一つ持ってくることを強くお勧めします!
タクシー乗車時の豆知識
シンガポールではタクシーの初乗り$3程度と、日本と比べると安い為気軽にタクシーを利用することができます。
ですが、日本のタクシーは「お客様第一主義」をモットーとする運転手さんがほとんどですが、シンガポールでは正直そのような運転手さんに出会える事はごく稀です。
以下の事を知っておくと、スムーズなタクシー利用ができるはず。
- 乗車したら目的地をハッキリと伝えて下さい。発音によっては全く通じない事がよくあります。そんな時のために、あらかじめ目的地の名前や住所をローマ字で紙に記入しておくと便利。それを見せれば大抵分かってもらえます。
- 基本運転は粗いです。車酔いする方お気をつけ下さい。
- 早朝や夕方の時間帯は運転手のシフトチェンジの時間帯の為、空いていても行き先によっては乗車拒否されることがあります。
- 車内での飲み食いは法律で一切禁止されていますのでご注意下さい。違反すると罰金が科せられることもあります(これはタクシーに限らず、バスや電車も同様です)。
- 交通量の多い通り(オーチャードロード等)では、タクシーを捕まえようとしても止まってくれないことが多いので、そんな時は近くのショッピングモールや通り沿いのタクシー乗り場へ行きましょう。
- 車内は冷房がかなり効いているので寒いです。女性の方は羽織りものをお忘れなく!
と、いろいろ違いはありますが、シンガポールは日本に比べてタクシー料金が安いので、上手に使えばとても快適に移動ができると思います。
シンガポールのタクシーについては「シンガポールのタクシー」の記事もチェックしてみてくださいね。
22時30分以降の屋外での飲酒禁止
シンガポールでは2015年4月1日より、午後10時30分以降の屋外での飲酒を禁止する法律が新たに施行されました。お酒の販売も制限されます。これは外国人観光客にも適用される法律なので、お酒を飲む方は是非知っておいて下さい。違反すると罰金が科せられてしまいます。
ただ、レストランやバー、ホテル等の敷地内であればこの法律は適用されないのでご安心を。
道路の横断にはご注意下さい
信号機のある道路の横断は安全ですが、そうでない場合の横断には特にご注意下さい。
日本では、車よりも歩行者優先なところが多いですが、シンガポールは車優先なところがあります。信号機のない道で歩行者が横断しようとしていても、結構な勢いで車が近づいてくるので、特に小さなお子さんやお年寄りを同伴されている方はご注意下さい。
ただ、写真のような黄色と黒のポールが立っている道の横断に関しては、歩行者優先です。
エスカレーターのスピード
シンガポールのエスカレーターは、日本に比べて速度が速いです。
日系の百貨店などはそうでもないですが、特に地下鉄構内のエスカレーターは速いので、お子さんやお年寄りを同伴されている場合はご注意下さい。
シンガポール人は甘い飲み物がお好き
スーパーやコンビニエンスストアへ行くと、ペットボトルや缶の日本の緑茶が簡単に手に入ります。ですがラベルをよく見ずに買ってはいけません!シンガポールで販売されている緑茶やお茶は、既に砂糖が入り、甘い状態のものが多いのです。購入時にはラベルに「NO SUGAR」と表示があるかしっかり確認して下さい。
また緑茶だけでなく、ローカルカフェではコーヒーや紅茶(ホット&アイス共に)も甘い状態で出てくることがほとんど。甘い飲み物が苦手な方は「NO SUGAR」か確認するのをお忘れなく!
コンビニエンス・ストア
街を歩いていると、日本でもお馴染みの「セブンイレブン」が結構あります。
日本のコンビニエンスストアは今やスーパー並みの品揃えで大変便利ですが、シンガポールのコンビニエンスストアは必要最低限のものしか置いてありません。
たまに少し規模の大きめな店舗だと、食料品や土産物も置いてあるところはありますが、ほとんどの店舗はドリンクやお菓子にカップ麺、そしてシャンプー等のちょっとした生活用品だけの場合が多いです。
それ、まだ食べるんですけど〜!
日本のレストランでは、食事中お皿の料理が半分以上残っている状態で「お下げして宜しいですか?」と、店員さんがやって来たりすることはまずないと思います。
ことシンガポールでは、おしゃべりに花が咲き料理に手をつけなかったりすると、もう食べないのかと思ってしまうのか、店員さんがお皿を下げようとすることが結構あります。
一言声を掛けてくれるならまだいいのですが、なにも言わずに下げようとする場合もあるので、そんな時は「I'm still enjoying.」と堂々と言いましょう!