毎年10月に発表される世界で一番有名な賞といえば、スウェーデン人の発明家、アルフレッド・ノーベルが発案したノーベル賞です!日本でも授賞式や豪華な晩餐会の様子がよくニュースで報じられていますが、ストックホルムにはノーベル賞受賞の気分を味わえる、とっておきの名物カフェがあるんです。
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ノーベル博物館の中にあるビストロノーベル
カフェの名前はビストロノーベル!ノーベル賞の歴史や意義を紹介しているストックホルムの観光名所ノーベル博物館の中にあります。
天井からノーベル賞の受賞者の肖像がつりさがっていたり、失敗を繰り返しながらも挑戦し続けたノーベル賞受賞者の取り組みを紹介した短編映画があったり、面白い博物館なので、こちらもぜひ見てもらいたいですが、英語で説明を読むのはちょっと面倒という方はカフェだけの利用も可能です。
入り口のチケットカウンターで、カフェのみの利用ですと言えば、博物館の入場者とは別の色のバッジをもらえます。
- ノーベル博物館
- スウェーデン / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Stortorget 2, 103 16 Stockholm地図で見る
- 電話:+46 8 534 818 00
- Web:http://www.nobelmuseum.se/
落ち着く雰囲気のカフェ
いざカフェへ。カフェは入り口を入ってすぐ左側にあります。とても落ち着く雰囲気で、ウィーン、ベルリン、およびパリのカフェ文化から発想を得て作られているそうです。
スウェーデン自体もカフェ文化がとても発達しており、7種類のお菓子をとともにお茶を楽しむ伝統文化や、フィーカと呼ばれるコーヒー文化があります。このビストロノーベルでもスウェーデン的カフェ文化に触れることもできます。
もちろんビストロでもあるので、サンドイッチといった軽食のみならず、ランチタイムには食事も出来ますし、ビールやワインも楽しめます。
必食メニューはノーベルアイス!!
せっかくなので、絶対に食べてもらい名物メニューがノーベルアイス (Nobel glass)です。ノーベル賞授賞式の晩餐会で提供されたのと同じアイスで、現在提供されているものは、1976年から1998年に提供されていたアイスクリームケーキのミニチュア版です。
見た目もとっても豪華!アイスのまわりは、ノーベル賞受賞者に送られるメダルを模したチョコや綿あめでかわいくデコレーションされていて、食べてしまうのがもったいないくらい。
味もノーベル賞級で、カシスシャーベットと甘さ控えめなアイスがベストマッチ。1日観光に走り回ってくたくたになった体に染み入ります。
値段は95SEK(=1,216円)と日本の物価水準でいうとかなり強気な価格設定ですが、スウェーデンは全体的に物価が高いのと、ここでしか食べられない希少価値と美味しさを考えると、ギリギリ許せる範囲ではないでしょうか。
椅子の裏を見逃すな!
名物のアイスを堪能したら、絶対に忘れてはいけないのが、カフェの椅子の裏を見ることです!歴代のノーベル賞受賞者は記念にこのカフェの椅子の裏にサインをするという習慣があり、あなたが今座っていた椅子の裏にも誰かのサインがあるかもしれません!
もっとも有名なサインの一つが、オバマ元大統領のものでしょうか。普通にカフェの椅子として使われており、だいたいカフェに入って右奥のエリアに置いてあります。
全部ひっくりかえして探すのは大変なので、椅子の後ろにある小さく番号が書いたシールに注目してみてください。オバマ元大統領のサインがあるのは47番の椅子です。
他にもカフェの右奥のエリアには、1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ14世のサイン入り椅子が天井から吊るしてあったり、入り口付近には、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授のサイン入り椅子が吊るしてあったりします。
カフェの店員さんもとても親切なので、忙しい時間でなければ、お目当ての受賞者のサインがどこにあるか、教えてくれますよ。
おわりに
いかがでしたか。ノーベル博物館は見どころたっぷりの旧市街ガムラ・スタンにあるので、歩きつかれたら、ぜひビストロノーベルへ!ノーベルアイスで観光の疲れを癒し、受賞者たちのサインを見てみてください。
- ビストロ ノーベル
- スウェーデン / カフェ・喫茶店
- 住所:Stortorget 2, 103 16 Stockholm,Sweden地図で見る
- 電話:+46 8 534 818 00
- Web:http://www.nobelmuseum.se/en/bistro-nobel