スウェーデンには、知られざる北欧独特の食文化を反映した、素朴な名物料理・伝統料理がたくさん!スウェーデンを訪れたら挑戦したい、おすすめのスウェーデン料理をご紹介します。
この記事の目次表示
1.ルッセカット lussekatter [Lucia cats]
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Matmamman CC BY-SA 4.0 from Wikimedia Commons
ルッセカットとはサフランとレーズンのパン。lussekatter→[Lucia cats]つまり「ルシアさんの猫」という意味なのです!S字の形は猫のシッポの形。スウェーデンのクリスマスにはこのパンが欠かせません。12月13日のルチア祭に食べるものですが、現在では12月頃にはどのパン屋さんでも食べられるようです。冬に北欧に訪れたなら、ぜひ探してみてくださいね。
2.ハッロングロットル Hallongrottor
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Jon Åslund
「ラズベリーの洞窟」という意味のこの焼き菓子は、ほろほろとした食感の生地に、甘酸っぱいラズベリージャムとリンゴンベリージャムがのったクッキーです。見た目も可愛い。
3.カネルブッレ Kanelbulle
10月4日は「カネルブッレの日」です。北欧では【●●の日】という日がたくさんあります。その日はそのお菓子を食べながら、皆でお茶するお祭りの日。冬の長い生活を少しでも楽しもうという北欧精神ですね!
カネルブッレとは、日本でもお馴染みのシナモンロールのことです。日本でもシナボン(Cinnabon)などでお馴染みですが、もともとは北欧発祥のパン。国民的にとても愛されているパンで、特徴は生地にカルダモン(しょうが系のスパイス)がふんだんに入っています。シナモンペーストとカルダモンでかなりスパイシ~な本場の味を確かめに、ぜひ現地でご賞味あれ!
4.セムラ semla
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By poo CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
カルダモンの入ったパンの間に特製のアーモンドペーストと甘くないホイップクリームが挟んである、スウェーデンのデザートのようなパン。シュークリームにも似ていますね。ちなみにフィンランドでは、セムラを「ラスキアイスプッラ」と呼び、同様に大人気ですが、基本的には同じもの。
セムラはかつて、イースター前の断食に入る前に食べられていた名残りで、年明けからイースター前頃までの限定で扱っています。ですから、冬の時期にスウェーデンに訪れたら、ぜひ探してみてください。2016年の「セムラの日」は、2月9日でした。