和歌山城内にあり、国の名勝にも指定されている「紅葉渓庭園」は、歴史を感じながら美しい紅葉を見られる絶景スポットです。天守閣や動物園など見どころの多い和歌山城で、秋の風物詩である紅葉を眺めながら優雅なひとときを過ごせます!
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国の名勝、和歌山城内にある「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」
史跡和歌山城内にある日本庭園「紅葉渓庭園」は、名前のとおり、たくさんの紅葉が生い茂っており、国の名勝にも指定されています。8代将軍徳川吉宗の祖父にあたる、徳川頼宣が西の丸御殿に築いたもので、「西の丸庭園」とも呼ばれています。
浅野時代に築かれた内堀の一部と、虎伏山の起伏を生かした庭園には、山すそから湧き出る泉を利用した池も作られており、鯉が優雅に泳ぐ姿も見られます。また、お堀のなかには「鳶魚閣(えんぎょかく)」が浮かび、時代を越えた今もなお、日本庭園ならではの風情を感じさせてくれます。
江戸時代初期に造られた大名庭園「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」は、日本屈指の名園と評価されていたものの、明治維新後には長らく荒廃していた時期を経ています。しかし、和歌山城内に既存する庭園という希少性ゆえ、1970年代より大掛かりな発掘調査と復元整備が行われ、1985年には国の名勝指定、さらに2006年には御橋廊下も復元されるなど、長い歳月をかけてゆっくりと時代を遡りしているのが、ここ「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」なのです!
紅葉をより一層趣深く感じられる様々なスポット!
秋の風物詩である紅葉スポットは、全国津々浦々に点在していますが、ここ「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」の最大の魅力は、国の名勝にも指定されている和歌山城内にある希少な庭園にて、時代をこえて歴史とともに紅葉を堪能できるというところにあります!また、入園料は無料と、誰でも気軽に足を運べるのが嬉しいですよね。
紅葉だけの写真はもちろん、このように「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」の建造物を少し写真に入れることで、より風情を感じられる1枚になりますよね◎
池の水面に映る紅葉や、鳶魚閣(えんぎょかく)のほか、池の中央に作られた舟の形をした御舟石など、時代のタイムスリップを叶えてくれるような、歴史を感じさせる優雅な風景が広がっています。
生い茂る紅葉のあいだから、和歌山城を垣間見ることもできるため、要チェックです!
「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」における紅葉の見頃は?
紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬とされています。開園時間は朝9時~夕方17時までであり、日没後からはライトアップもされているため、たっぷりと時間を取って和歌山城も含めてゆったりと散策するのがおすすめです◎日頃の喧騒から離れ、疲れも洗い清められるようなひとときを過ごせるはずです!
四季折々の風情を楽しみながら散策できる
8,217平方メートルの広さを誇る「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」は、紅葉の時期はもちろん、四季折々の風情を楽しみながらゆったりと散策を楽しめるスポットです。ぜひ、歩きやすい履き慣れた靴でお出かけください!
- 紅葉渓庭園/西之丸庭園
- 和歌山市 / 紅葉 / 庭園
- 住所:和歌山県和歌山市一番丁3地図で見る
- 電話:073-431-8648
- Web:http://wakayamajo.jp/riyou/index.html#2
復元された御橋廊下も無料で渡れます!
ちなみに「紅葉渓庭園(西の丸庭園)」の隣には、2006年に復元された御橋廊下があり、こちらも朝9時~夕方17時まで無料開放されています。
入口から、時代をタイムスリップしたかのような風情を感じられます。靴を脱ぎ、御橋廊下を実際に歩いてみましょう!
結構な傾斜がありますので、足元に気をつけてゆっくりと歩いてみてくださいね!
御橋廊下の窓からも和歌山城や紅葉が眺められるため、お見逃しなく!
- 御橋廊下
- 和歌山市 / 建造物
- 住所:和歌山県和歌山市一番丁 3地図で見る
- Web:http://wakayamajo.jp/riyou/index.html#4
- 和歌山城
- 和歌山市 / 城 / 観光名所 / 公園 / 桜の名所 / あじさい名所 / つつじの名所
- 住所:和歌山県和歌山市一番丁3地図で見る
- 電話:073-422-8979
- Web:http://wakayamajo.jp/index.html