バンコクのシーロム通りというと、ナイトエンターテイメントエリアのイメージが強いのですが、厳密にはそれは高架鉄道(BTS)サラデーン駅周辺のお話し。本当のシーロムは非常にローカル色の強い、にも関わらず様々な人と文化が行き交う不思議な場所です。今回はその中でも、タイの風景を見慣れた在住者にとってもまだまだ面白いと思えるシーロム通りソイ20の「添乗員泣かせのリクエストも全てクリア」というエリアと、そこに所在するレストランを紹介します。
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旅行とはそれぞれの様々な希望の出しあい
都会でいろいろ廻ればいい派、郊外に出てローカル具合に浸りたい派、屋台で何でも食べられる派、食事だけは潔癖症派、定番メジャーメニューを制覇したい派、みんなが知らない料理を食べたい派。
普段仲の良い友達同士でも、このあたりの嗜好は合致しないと、旅行中「どちらかががまん」という状況が生まれてしまいます。元添乗員である筆者としては、「皆さんが納得いって楽しく過ごせるように」がご案内の大原則。今回ご紹介するのは、そんなリクエストをすべてクリアできるプランです。
高架鉄道駅から歩いていくのも面白い
都会派も納得の利便性
シーロム通りには、直接タクシーで乗り付けるのも良いのですが、バンコクでの足となる高架鉄道(BTS)駅のチョンノンシー駅3番出口から、ぶらぶら歩いていきましょう。渋滞知らずで、スマートな移動が出来ます。
昔ながらの姿を訪問したい派には
大きな交差点まで行くと見えてくるのが、なぜかそびえたつ風車。
シーロムとはタイ語で「4つの風車」という意味で、その昔ここに集落があり風車があったことが、その名前の由来です。その足元には、タイ古来の子供の姿を捉えたオブジェもあります。
この大通りがシーロム通り。この交差点を渡って左へ向かいます。
中華の香りとインドの風といったエキゾチックが好き派様にも
道を挟んで左手に、シーロムプラザビルが見えます。
中華料理店が多く入居するビルですが、1階には「日本人野菜ソムリエから日本語でタイ料理が習えるレストラン」、「万が一タイの熱帯気候で夏バテして食欲がない時にも元気回復メニューが食べられるレストラン」サラッディーが入居しています。
サラッディーに関する記事は、筆者の記事の中でも特に人気です。是非記事閲覧&現地訪問してくださいね。
ぐんぐん進むと中華料理やインド料理店、マッサージ店や宝石商に仕立て屋などが次々に立ち並び、それぞれで呼び込みの人たちが手招きをしています。
興味があれば覗くのもいいですし、会話だけ楽しんで立ち去るのもまた一興ですね。
シーロムソイ20を目指して進みましょう
いろんな文化が共存
そのまま進むと、右手にフランス系海外宣教教会。
道路を挟んで向かいはヒンズー教系の寺院、その奥がミッションスクール。
そしてシーロムソイ20に到着。
でもここはタイ
中国の香りにインドの風に吹かれてつつ、キリスト教教会ありのヒンズー教寺院ありですが、この角を曲がるとそこはタイ。
タイらしさを表現する伝統的な市場もあるなあ、と油断(?)するとその横にはモスク。
ちなみにこの奥には、仏教寺院もあります。
このシーロム通りソイ20の角を曲がって左手すぐに、今回紹介するサイアムハウスカフェがあります。
在住者だって、ここまでいろんな文化背景が集合しつつも共存しているエリアは他になかなか知りません。ご紹介したスポットは、お食事後のお散歩で訪問してくださいね。さて、こんなところにあるレストラン、どんな食事が楽しめるのでしょうか。