アントワープの観光は、見どころスポットが集中しているため半日でも十分楽しめます。ブリュッセルからの日帰り観光もお勧め。名作『フランダースの犬』のネロの面影を探しながら、名画鑑賞やお土産探しなど、散策を楽しんでみませんか?
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アントワープって?
ベルギー第2の都市アントワープは、オランダとの国境近くに位置する都市。ブリュッセル中央駅からアントワープ中央駅までは約40分で到着でき、日帰り観光でも十分堪能できます。15世紀後半には毛織物交易の中心地として栄えた場所で、今でも当時の栄華を街のいたるところで感じることができます。現在は「ダイヤモンドの街」や「ベルギーファッションの発信地」として注目を集めています。
『フランダースの犬』の舞台
原作はイギリスの児童文学ですが、1975年に「世界名作劇場」で放映されたTVアニメ『フランダースの犬』は、日本国内で何度か再放送もされています。両親を亡くしたネロと犬のパトラッシュが繰り広げる物語で、アントワープの市場に牛乳を運んでいたことや、絵を描くことが好きだったネロが憧れてやまなかったルーベンスの祭壇画がアントワープの教会にあったことから、「フランダースの町」として日本人には人気の場所でもあります。
しかし現地では、内容がネロ達に優しくない対応で描かれていることから、街の人々にとっては不本意ということで、あまり人気の物語ではないそうです。
アントワープ中央駅 (Het station Antwerpen-Centraal)
「鉄道の大聖堂」とも呼ばれるアントワープ中央駅。まるで宮殿のような、豪華な建物に驚かされます。1895年着工で、10年後の1905年に完成しました。着工当時の最新技術である鉄とガラスをふんだんに使ったネオ・バロック様式の建物で、巨大で美しいドームが駅を訪れる人々を出迎えてくれます。
- アントワープ中央駅
- ベルギー / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Koning Astrid Plein, Antwerp 2000地図で見る
- Web:http://www.belgianrail.be/en/stations-and-train/se...
ルーベンスの家 (Rubenshuis)
ベルギーが誇るバロック絵画の巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスが、亡くなるまでの約30年間を過ごしたのが、故郷でもあるアントワープでした。現在、自宅とアトリエが美術館として公開されています。外交官として活躍しながら、芸術家としても大成したルーベンスの絵画作品はもとより、華麗な暮らしぶりを垣間見られる貴重な美術館です。
- ルーベンスの家
- ベルギー / 博物館・美術館
- 住所:Wapper 9-11, Antwerp 2000, Belgium地図で見る
- 電話:03201-1555
- Web:http://www.rubenshuis.be/en