ベルギーのブルージュと同様に、歴史的建造物が数多く見られるゲントの街を訪れてみませんか。中世のヨーロッパにタイムスリップしたかのような素晴らしい街並みが見られます。ベルギーに滞在していれば、1日でも観光できるゲントのモデルコースをお伝えします。
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ゲントについて
ブリュッセルとブルージュの中間に位置したベルギー第3の都市ゲント。同じフランドル地方にあるブルージュと同様に、戦争での被害が無く中世の建造物が残された街です。ベルギー観光で定番のブリュッセルやブルージュ以外で、素晴らしい街並みを探しているのでしたら、ゲントはおすすめの場所です!
ゲントでは広範囲に見所があるので、地元では1泊以上の滞在が必要だと街のキャッチフレーズでも伝えています。しかし、主な歴史的建造物だけなら1日でも十分に見回ることが可能です。
ゲントへのアクセス
ゲントの玄関口は、鉄道のゲント・セント・ピータース駅(Gent Sint-Pieters)。インターシティを利用してブリュッセル中央駅から約35分、ブルージュからは約25分、アントワープからならば約1時間です。
ゲント・セント・ピータース駅から旧市街地の中心部へは、トラムを利用して移動します。駅前のプラットホーム2番からトラム1号線に乗って、停留所・Gravensteenで降りてモデルコースの始まりとなります。トラムでの所用時間は約15分。
トラムのチケットはスマホのアプリや自動券売機でも買えますが、停留所の近くに Lijnwinkel という販売所があるので、そこでならスタッフが対応してくれます。
- ゲント・セント・ピータース駅
- ベルギー / 駅
- 住所:Koningin Maria Hendrikaplein 1, 9000 Gent地図で見る
1.フランドル伯居城【Gravensteen】
トラムのGravensteen停留所を降りて、モデルコースの始まりです。まずは、ゲントのランドマークでもある城塞。この姿を見れば、中世ヨーロッパにタイムスリップして来たという感じを持てる事、間違いなし!ちなみにフランドル伯居城は10時に開館するので、9時半くらいにゲント・セント・ピータース駅に到着すると良いでしょう。
1180年に建造された城塞は、14世紀半ばまでフランドル伯爵の住居として使用されていました。その後は裁判所や刑務所として機能しており、さらには繊維工場としても利用されていました。1907年に一般公開され博物館として現在に至っています。
この城塞は中世の頃に戦闘を交える事がなく、世界大戦でも戦争の被害がなかったことから、初期の状態が保たれています。
城塞の中は博物館になっており、鎧や武器などのコレクションなども展示されていて、一通り見て回るのに最低でも1時間は費やしてしまいます。音声ガイド(英語)も用意されているので、お城やコレクションについてもより詳しく知ることができますよ!
屋上の見張り台からは、ゲント市内を展望することもできます。
- フランドル伯居城
- ベルギー / 建造物
- 住所:Sint-Veerleplein 11, 9000 Gent地図で見る
- Web:https://historischehuizen.stad.gent/en/castle-coun...
2.旧肉市場【Groot Vleeshuis】
フランドル伯居城から歩いて130メートルのところに、15世紀に建てられた旧肉市場があります。当時はこの場所で食肉の検査と取引が行われていました。この中にはレストランと、東フランダース地方の食材を販売している郷土品センターがあります。地元の食材などをお土産に持ち帰ってもいいですね!
建物の天井からぶら下がっている食肉を見ると、いかにも肉市場であったという雰囲気が漂ってきます。
- 旧肉市場
- ベルギー / 建造物
- 住所:Groentenmarkt 7, 9000 Gent地図で見る
- Web:https://www.grootvleeshuis.be/