ベルギーのブリュッセルとアントワープの中間に位置しているベルギーの古都メヘレン。かつてのネーデルランド(現在のオランダとベルギー北部)の首都として重要な都市でした。今に残る多くの歴史的建築物を含めて街の魅力をお伝えします。
この記事の目次表示
グローテマルクト広場
メヘレンの中心部であるグローテマルクト広場。ここは中世に建てられた市庁舎や教会など、歴史的な建築物をまとめて見ることができる魅力のある場所です。
16世期の頃、現在のオランダとベルギー北部(フランダース地方)はネーデルランドという同一の国でした。そして、メヘレンはネーデルランドの首都として機能していて、その総督に在任していたマルガレータ王妃の像が広場に建てられています。
グローテマルクト広場では毎週土曜日の午前中に屋外マーケットも行われるので、買い物に来る人達でとても賑やかになります。
- グローテマルクト広場
- ベルギー / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Grote Markt, 2800 Mechelen, Belgium地図で見る
現在の市庁舎
現在の市庁舎は複数の建物から構成されています。左側の建物は16世紀の最高裁判所ですが、今の姿になったのは20世紀になってからです。中央部分の建物は、ブルージュの鐘楼と同じものを建てる予定でしたが、資金的に困難で完成しませんでした。
この後にお伝えする聖ロンバウツ大聖堂の塔から見下ろすとその建物の様相がよく分かりますね。市庁舎の門から中庭に入って見回すこともできます。
15世紀の市庁舎(デ・ベヤエルトハウス)
聖ロンバウツ大聖堂の前にあるこの建築物は12世紀に建てられたもので、教会に訪れる巡礼者の宿に使われていました。14世紀になると市がこの建物を購入して、1474年から市庁舎として機能してきました。現在は郵便局として利用されています。
- デ・ベヤエルトハウス
- ベルギー / 建造物
- 住所:Grote Markt 1, 2800 Mechelen地図で見る
13世紀の市庁舎(観光案内所)
グローテマルクト広場の一角にあるスケーペンハウス(Schepenhuis)という建物は、フランダース地方で最初に石造りで建てられた歴史の深い建築物です。
13世紀には市庁舎として機能していて、その後は博物館や図書館などに利用されてきましたが、現在はメヘレンの観光案内所となっています。ここに来れば観光の案内情報や街の地図がもらえますよ!
- メヘレン観光案内所
- ベルギー / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:Vleeshouwersstraat 6, 2800 Mechelen地図で見る
- Web:https://visit.mechelen.be/