イースター島といえばモアイ像が有名な謎多き魅惑の島!世界遺産にも指定されており、一度は行ってみたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。太平洋に浮かぶトロピカルでビーチもあるポリネシアンのこじんまりした島ですが、日本とも縁があります。今回はモアイ像に会いに行ける不思議な島イースター島の必見観光スポット8選をご紹介します。
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イースター島って?
イースター島は南太平洋に浮かぶモアイ像が有名な島で、三角形の全周60km、面積180k㎡の小さな島です。チリに属しているのでスペイン語圏ですが、ポリネシア系民族が先住民となっています。
1772年のイースターの夜にオランダに発見された為、イースター島の名で広く知られていますが、現地の言葉でイースター島は「広い大地」を意味するラパ・ヌイと呼ばれています。1995年には世界遺産にも登録されています。
イースター島のモアイ像
イースター島に建てられた人間の形をした凝灰石の石造彫刻モアイ像は島に約900体あり、島の周りに海に背を向けた格好で建てられています。初期のモアイは高さ3m、20トンの小型が多く、後期になるにつれ大きくなり、高さ20m、重さ90トンの大きなものまであります。
建設理由が未だ謎のままですが、モアイの台座「アフ」から人骨が多数発見されていることから墓石という説が有力となっています。モアイの建設と運搬に木材が多く使用され、森林伐採の結果食糧危機になり、それが民族紛争へ発展しました。1800年頃の民族紛争や1960年に起こったチリ地震によって数多くのモアイは倒されてしまいました。
イースター島への行き方
チリのサンティアゴからLatam航空で5時間掛けて西に飛ぶか、タヒチから東に5時間飛行機で飛ぶかの二択です。サンティアゴからイースター島へはLatam航空の独占状態で一日一便あります。しかしタヒチからイースター島へは一週間に一便のみなので、タヒチ経由で往復する場合はイースター島に6泊しなければなりません。
島自体は一時間も車を走らせれば端から端まで行けるほど小さな島なので、2泊3日や3泊4日するのが一般的で、6泊は少し長すぎると感じる人もいるかもしれません。チリのサンティアゴは日本から遠いですが、サンティアゴ経由でマチュピチュなど他の南米諸国の観光地も一緒に旅行する人が多いです。
島の東側
【1】アフ・トンガリキ
アフ・トンガリキは島の南東にあるモアイ像が15体並んでいる場所です。ここのモアイ像はイースター島最大級のモアイ達が15体鎮座しており、イースター島といえばココ!という観光スポットです。
実はこのモアイ達は日本と深い関係にあります。1960年のチリ地震で起こった津波で倒れていたアフ・トンガリキのモアイ達を、日本のクレーン会社タダノが1991年から1993年に掛けて1億8,000万円を投じてクレーンで修復したのです。日本人として誇りに思えるぜひ訪れたい場所ですね。
【2】ラノ・ララク
ラノ・ララクはアフ・トンガリキからも近い島の南東部にある火山で、モアイ像の製造工場となっていた場所です。ここには製作途中のモアイ像や運び出される前のモアイ像など約200体が残っています。削りやすい凝灰石がモアイ像の原材料となっており、製作途中のモアイも観ることができます。
正座をしているモアイ像や遠くにアフ・トンガリキも観ることができます。モアイ像以外にもラノ・ララクの火山口や火山から観た景色も最高です!
【3】アナケナ・ビーチ
島の北東にあるアナケナ・ビーチはモアイ像も観ることのできるイースター島では貴重な白い砂浜のビーチです。ヤシの木が並びポリネシアン風のカフェやバーもあるリゾートの雰囲気が素敵なビーチで、観光客や地元民が海水浴をして楽しんでいます。
ここのモアイ像の4体はプカオという赤い帽子のような形の髪をまとっています。少し高台に登ればモアイ像と海を一緒に撮れますよ!