太平洋にポツンと浮かぶ島「イースター島」。イースター島といえば、もちろんモアイ像を思い浮かべる人がほとんどだと思います。また意外にも、イースター島と日本には深い関係もあるんです。まだまだ謎の多いモアイ像。訪れてみてわかった事実、そして島の観光を紹介していきたいと思います。
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イースター島について
太平洋に浮かぶイースター島。正式にはパスクア島。現地語ではラパ・ヌイと呼びます。チリにあるといっても、チリ本土からは約3,800㎞も離れており、チリの国内線でも5時間半かかる距離に位置しています。
全周60㎞、面積は180㎢と小さな島ですが、イースター島全体が国立公園に指定されており、世界遺産にも登録されています。
イースター島は火山島で、海底火山の噴火と隆起によって形成された島です。そのため、イースター島にはいくつかの火山が存在します。そして、それらの火口湖を真近で見ることも可能です。
この火山島に人類が移り住んだ時期には諸説ありますが、西暦1200年ごろといわれています。
島を周ってモアイ像を見に行こう!
イースター島でのメインイベントといえば、それはもちろんモアイ像を見ることです。
全周60㎞の小さな島に、約1,000体ものモアイ像が散らばっています。完全な形をしたものから、建設途中のものまで様々な形のモアイ像があります。ここでは、そんなモアイ像たちを見ることができる定番スポットを紹介したいと思います。
アフ・トンガリキ
15体のモアイ像が立ち並ぶスポット。写真で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。横一列に綺麗に並ぶモアイ像たちは、いかにも島を守ってくれそうな姿です。
このアフ・トンガリキが出来上がるまでには、実は日本が貢献しているんです。地震によって倒れたモアイ像たちを、その後日本の企業がクレーンを使って立ち上がらせたのです。ここまで日本の協力が行き届いているなんて驚きです。
アフ・トンガリキは朝日の鑑賞スポットとしても有名で、時期にもよりますが、立ち並ぶモアイ像の背後から昇る朝日を眺めることができます。
ラノ・ララク
モアイの製作所です。ここで実際に、岩から切り出してモアイ像が製作されていました。
体がまだ埋まっているモアイ像。地面にあとどれくらいの長さが埋まっているんだろうと想像しながら見るのも、1つの楽しみ方です。
まだ切り出されていない、完全に作り途中のモアイ像もあります。ここでは、切り出される前の姿から、完成形まで見ることができます。
タハイ儀式村
タハイ儀式村へは、イースター島の村「ハンガロア村」から徒歩で訪れることができます。
島で唯一の目が入っているモアイ像。この目については、まだまだ謎に包まれていますが、すべてのモアイ像に入っていたわけではなく、一部のモアイ像にだけ入っていたことまでわかっています。
また、夕日を見るベストスポットにもなっており、モアイ像とともに見る夕日は最高のひと時です。
海中モアイ
実は海中にもモアイ像があるんです。水深25mにあるのでダイビングのライセンスを持っている人は実際に見に行くことができます。
とはいっても、このモアイ像は映画のセットに使われたレプリカで、撮影用に作られたものです。しかし、海中でモアイ像を見るというのはなかなかできない経験です。