デンマーク人は、集まって映画を見ながらお菓子を食べたりして長い冬を乗り切ります!また、子供のいる家庭では健康のためや、家庭の規律を理由に平日にはおやつを控え、毎週金曜日や土曜日をおやつの日にしている場合も多いです。デンマークでは、日本でもおなじみの、ドイツで作られているクマのグミ・HARIBOなどもポピュラーですが、デンマーク独自のお菓子もたくさんあります。デンマークにはデンマークならではの独自のおやつがたくさんあります。今回は、デンマークのスーパーで買えるオススメのおやつを紹介します。
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【1】Flødeboller(フルールボラー)
Flødeboller(フルールボラー)とは、以前デンマークでおすすめのアイスクリームの記事でも紹介した生クリームボールです。
生クリームボールとは、卵白と砂糖を混ぜたguf(ゴフ)という溶けたマシュマロのようなものをマジパンの土台に乗せ、チョコレートでコーティングしたお菓子です。
日本人にとってはかなり甘めのお菓子ではありますが、多くのデンマーク人に愛されているスイーツなので、試さないわけにはいけません!
【2】Marcipanbrød(マジパーンボル)
Marcipanbrød(マジパーンボル)とは、簡単にいうと砂糖とアーモンドを練って作られたマジパンを、チョコレートでコーティングしたものです。デンマーク人はマジパンが大好きで、チョコレートだけでなくケーキにも入っていたりします。
マジパン入りチョコはいくつかのメーカーが販売していますが、一番有名で人気なのはAnthonberg社のものです。シンプルにチョコだけのものからジャムが入っているものなど、色々な種類があります。
デンマークで古くから愛される、甘くて香ばしいAnthonberg社のMarcipanbrød(マジパーンボル)を皆さんも味わってみてはいかが?
【3】Skildpadder(スキルパッダー)
Skildpadder(スキルパッダー)とは、デンマーク語で亀のことです。名前の通りこのお菓子は亀の形をしたチョコレートです。チョコレートの中にはラム酒のクリームが入っているので、大人の味です。
このチョコレートはToms(トムズ)と言うデンマークの会社が販売しています。デンマークでチョコレートといえばTomsといっても過言ではないほど、有名な会社です。Skildpadder(スキルパッダー)の他にもGuld Barre(グルバー)といったチョコレートバーも販売しています。
Guld Barre(グルバー)はデンマーク人向けの甘めのチョコレートですが、どうせならSkildpadder(スキルパッダー)と一緒にこちらも試してみてくださいね。
【4】Lakrids(ラクリス)
Lakrids(ラクリス)は、甘草の根っこを使って作ったお菓子のこと。定番のグミだけではなく北欧ではアイスクリームやケーキ、チョコレートナッツなどにも使われる人気ぶりです。
一方で、日本人の味覚には基本的に合わず、多くの人は「タイヤの味」がすると言います。一言で言うと不味いですが、かといってLakrids(ラクリス)を食べずに北欧にきたとは言えません!
初めて挑戦する方にオススメなのが、Lakrids(ラクリス)のパウダーがかかったナッツチョコです。これなら独特の味はそれほどきつくはありません。まずは、そこから挑戦してみましょう!
おまけ:Bland selv slik(ブレンナ セル スリック)
デンマーク語でお菓子は「slik(スリック)」と言います。そして、「bland selv(ブレンナ セル)」とは自分で混ぜる、つまり好きなものを自分で選ぶという意味。すなわち「Bland selv slik(ブレンナ セル スリック)」とは、お菓子の量り売りを意味しています。日本でもお菓子詰め放題はありますが、デンマークほど多くはないのではないでしょうか?
デンマークでは、映画館や量り売り専門のお店の他に、スーパーでもお菓子の量り売りを行なっているところが多々あります。映画館や専門店と比べると種類は少なくなりますが、値段も安いので、特に製造メーカーにこだわらない場合はスーパーでの量り売りをオススメします。
量り売り自体は特別なものではありませんが、デンマーク人の日常を体験するという意味では、人気の量り売りを購入する価値はあります。また、上でも紹介したラクリス味のものが多々あるので、表示によく注意してください!
おわりに
いかがでしたか?今回紹介した以外に、Kims(キムズ)と言うメーカーのポテトチップスもデンマークでは有名なお菓子です。カルビーともスプリングスとも少し違う食感ですよ。
スーパーを散策して、他にも気になるお菓子をたくさん見つけてくださいね!