その可愛らしいフォルムと独特な雰囲気の世界観から近年日本で大人気のムーミン。そんなムーミンが生まれたのは北欧フィンランドです。2017年の夏には、タンペレにある「ムーミン博物館」がリニューアルされ、体験型の「ムーミン美術館」に生まれ変わりました。今回は首都ヘルシンキから電車で1時間半、フィンランド第2の都市タンペレのムーミン美術館とその他ヘルシンキ市内のムーミンにまつわるスポットを紹介します。
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世界でひとつのムーミン美術館
この美術館では、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンが描いたムーミンの原画と、グラフィックアーティストのトゥーリッキ・ピエティラが作成したムーミンの立体模型が展示されています。美術館内部に足を踏み入れるとまるでムーミン谷の世界に入り込んだかのように感じます。
筆者が訪れた際に公開されていた「それからどうなるの?」展(2018年2月現在も継続展示中)ではトーベ・ヤンソンが描いた全12冊の本が1冊ごとにセレクトされ、紹介されていました。
ムーミン立体模型には模型に関する解説と、それを描いたころのトーベ・ヤンソンについての解説、またその模型に関する物語のシーンのナレーションを音声で楽しむことが出来ます。いずれの展示にも日本語の案内が用意されています。
美術館の外でも楽しめるスポット
美術館の館内には、20以上の言語に翻訳されたムーミンの本が並ぶ図書館も用意されています。
また、ショップでは展示会のカタログの他、ムーミングッズを購入することが出来ます。
絵葉書と切符を購入し、その場で送ることもできます。美術館から送る場合にはムーミンの消印が押されるそうです。
ムーミン美術館へのアクセス
ムーミン美術館の最寄駅であるタンペレ駅はヘルシンキから電車で約1時間半、バスで約2時間、飛行機だと約50分でアクセスすることが出来ます。
ムーミン美術館のあるタンペレホールまでは、タンペレ駅から徒歩で10分程度です。
- ムーミン美術館
- フィンランド / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Tampere-talo Yliopistonkatu 55 Tampere地図で見る
- 電話:+358 (0)3 243 4941
- Web:https://muumimuseo.fi/ja
ヘルシンキで訪れたいムーミンにまつわるカフェやショップ
ムーミンカフェ
近年日本でも人気のムーミンカフェですが、ヘルシンキ市内にもいくつか店舗があります。
筆者が訪れたのは中央駅から徒歩でも行けるムーミンカフェ。日本のムーミンカフェのようなラテアートやムーミンのデザインのお食事メニューはありませんが、食器は全てフィンランドの陶器ブランド「アラビア」製のムーミンデザインのものが使われていました。
コーヒーは自分で注ぐセルフサービスで、先払いです。ムーミンカフェ以外でも、フィンランドではムーミンカフェ同様に自分でコーヒーを注ぎ、ゆったりとくつろぐ前にお金を払うシステムのカフェが多くあります。
店内では店員さんがぬいぐるみを持ってきてくれたり、シールをくれたりと非常に親切で心が温まりました。
- ムーミンカフェ
- フィンランド / カフェ・喫茶店
- 住所:Liisankatu 21 ヘルシンキ地図で見る
- 電話:050 3286272
- Web:http://muminkaffe.com/
アラビアの工場兼アウトレット
ムーミンデザインの陶器を製造しているフィンランドの陶器ブランド「アラビア」。ヘルシンキ市内にはそんなアラビアの商品を40%オフで購入できるアウトレットがあります。
主に布製品を販売しているフィンランドのブランド、「フィンレイソン」のアウトレットも併設されており、ムーミン柄のタオルやベッドカバーを格安で購入することが出来ます。
- アラビアファクトリー
- フィンランド / 雑貨・インテリア
- 住所:Tavastvägen 135, 00560 Helsingfors地図で見る
- 電話:+358 20 4393507
- Web:http://www.arabia.fi/
おわりに
フィンランド国内には上記で紹介したムーミン美術館やムーミンカフェ、ムーミンのグッズを取り扱うムーミンショップなど、ムーミンにまつわるスポットが沢山あります。
夏の間は、ムーミン谷を再現したテーマパーク「ムーミンワールド」もオープンしています。こちらも、ムーミンファンなら一度は行きたい有名スポットです。
ムーミンを訪ねて、ぜひフィンランドへ出かけてみてください!