ギリシャ・アテネの人気観光スポットといえば、パルテノン神殿を始めとするアテネの遺跡群ですが、筆者がパルテノン神殿を訪れた際に、実は失敗してしまった事が2つあります。これから観光予定の方にもぜひ気を付けてほしいポイントです。
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パルテノン神殿とは?
パルテノン神殿とは古代ギリシャの最も重要な遺跡で、1987年に世界遺産に登録されています。設立年はなんと紀元前447年~438年に遡り、ペルシア戦争の勝利を記念して建築されたといわれています。
アテネを代表する有名な遺跡なので、世界中から毎日観光客が訪れる人気スポットです。小高い丘(アクロポリスと呼ばれます)の上に、このパルテノン神殿は建築されています。
人気の観光スポットだけあって、パルテノン神殿を訪れる際には気をつけてほしいポイントがあるんです。早速解説していきましょう。
1.観光する時間帯に気を付けよう!
まず初めに、パルテノン神殿を観光する「時間帯」に気を付けてください。
現地の方に聞いたお勧めの時間帯は、開園時間一番に行くことだそうです。
一方でできれば避けたい時間帯は、午前中〜お昼前まで(10:00~12:00)。特にたくさんの人が訪れる時間帯で、筆者はちょうどこの時間に行ってしまい、大混雑の中での観光となってしまいました。
チケット購入から待ち時間が発生
筆者がパルテノン神殿のあるアテナイのアクロポリスに到着したのは、午前10時半頃。パルテノン神殿に入るためには入場券(大人20€=約2,400円)が必要なのですが、すでにチケットブースには長蛇の列ができていました。
チケットを買うまでに15分かかり、さらにチケットを購入してから入り口に入るまでにも列ができていました。
中はさらに大混雑!
いざチケットを使って丘の中に入ると、さらなる混雑が待っておりました。このアテナイのアクロポリスは、世界遺産・パルテノン神殿もあることから、アテネの遺跡の中でも超人気スポットです。なので観光ツアーで来ている方も世界各国何十組と見かけました。
改めて現地の人に聞くと、お昼前の時間はやはり毎日、一番混むとのことです。特にツアーで訪れている方々は、現地ガイドが同行して各所で説明を行っているために滞在時間が長く、それで余計混雑するようでした。
丘に入ってからパルテノン神殿へと向かう途中、アテネ市内を一望できる場所もたくさんあり、
こんな綺麗な写真も撮れるのですが、実はここでも筆者の周りには同じように写真を撮る方がひしめいております。この1枚も、順番待ちをしてから撮ったもので、大変苦労しました。
そしていざ、パルテノン神殿の入り口に入ると、ここで一番の大渋滞です!
実は、パルテノン神殿に入る際も出る際もこのくらい長蛇の列なのです。ここでもそれぞれ15分ほどかかりました。海外なので、混雑した場所にいる際にはスリなどにも注意してくださいね。
また併せて、遺跡内の地面は大理石を使用している部分が多く、滑りやすいので注意してください。
筆者の妻はこの地面で盛大に転んでしまい、しりもちをついてしまいました。履きなれた靴で観光することをお勧めいたします。
混雑時のパルテノン神殿は奥側から撮るのがコツ!
パルテノン神殿のある広場まで進むと、少し人口密度が緩和されます。しかし、入り口近くから見えるパルテノン神殿(恐らくよく写真で見る光景)は、実はこんな感じです。
ここまでの混雑時に観光してしまうと、人がたくさんいすぎて、パルテノン神殿を綺麗に写真に収めるには難しいのです。
そこでもし混雑しているタイミングで訪れた場合に、筆者がお勧めする撮影方法は、「パルテノン神殿の一番奥側から撮る」ということです。入り口までは混雑していたパルテノン神殿ですが、奥側に回ると観光客が意外と減るのです。
そして筆者は、このような写真を収めることができました!人が多く観光は大変でしたが、生で見るパルテノン神殿は荘厳で、やはり感動しました。せっかく来たからには、ぜひ人があまり映り込んでないショットにも挑戦してみてくださいね!
2.路駐に気を付けよう!
気を付けてほしいポイント2つ目は、レンタカーなどを借りて車で訪れた際に「路駐」をしないことです!
アテネは地下鉄が比較的発達しているので、レンタカーを借りないでも観光できますが、便利という理由で借りる方もいると思います。筆者の場合は、ギリシャ内部にある世界遺産「メテオラ」を見に行く関係で、レンタカーを借りておりました。
ギリシャは路駐社会!
実は日本と違い、ギリシャの道にはたくさんの車が路駐しています。
アテネ市内の道によっては、左右の道路に路駐している車がずらっと並び、道が狭く一方通行状態になってしまっている道路もたくさんあります。
その中でもパルテノン神殿付近は、人気観光地であることから、ものすごい数の車がきれいに路駐されています。
筆者はもともと駐車場を探して車を止める予定でしたが、この様子を見て「路駐しても大丈夫なんだ」と思ってしまい、パルテノン神殿バス停近くの道路に路駐を行いました。
駐禁+ナンバープレートを取られた!
路駐をして観光してから約3時間後、車に戻ってみると、窓ガラスに駐車禁止の罰金(40€=約4,800円)を要求する紙がおいてありました。
そしてそれだけでなく、なんとナンバープレートまで取られてしまったのです!!
事情をレンタカー会社に話して、レンタカー会社の人が代わりに手続きを行ってくれましたが、最終的に400€(約48,000円)かかってしまいました。海外旅行でこのような出費はかなりの痛手ですね。
レンタカー狙いで駐禁を取っている
駐禁の罰金を取ることはあっても、ナンバープレートまで!?と思ったので現地レンタカー会社の方に話を聞いてみると、どうやら異例のようでした。
その方は、
- 「ギリシャにおいて路駐は基本的に見逃されるので駐禁を取られることがめったにない。しかもナンバープレートまで取るのは初めて聞いた。」
- 「(筆者の前に停めていた車も駐禁を取られていたので)おそらく警察が(罰金を払ってくれやすい)レンタカーを狙って取り締まったのだと思う」
と話しておりました。
上記はあくまで現地の方の推測ではありますが、現に筆者はパルテノン神殿近くに路駐を行い、駐禁を取られさらにナンバープレートまで取られてしまいました。車で行く方は駐車場を探すか、もしくは地下鉄で行かれることをお勧めいたします。
- パルテノン神殿
- ギリシャ / 遺跡・史跡
- 住所:Parthenon, Athens 105 58, Greece地図で見る
- Web:http://odysseus.culture.gr/h/2/eh251.jsp?obj_id=91...