香港に来たらぜひ行きたい観光スポットの一つ”ビクトリア・ピーク”。トラムで行くのが特に人気ですが、今回は香港在住の筆者がいつもエクササイズに使っている、ガイドブックには載っていない裏道を歩いていく行き方についてご紹介していきます。
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ビクトリア・ピークとは
ビクトリア・ピーク(Victoria Peak)とは、年間700万人以上が眺望や夜景を求めて訪問している名所。ピーク・タワーおよび山頂駅は、海抜396メートルの地点にありピークトラム、公共バス、ミニバス、タクシーで行くことができます。
またいろいろな方法で、セントラルから歩いて山頂を目指すこともできるのです。香港百万ドルの夜景と言われる景色をぜひここから眺めてみたいですよね。
ピークを目指して歩いてみよう
ミッドレベル・エスカレーターで一番上まで
セントラルからのスタートは、ミッドレベル・エスカレーターから。こちらは、ミッドレベルという地区に住む住人が通勤等で使うために建設された800メートルほどのエスカレーターで、映画ロケ地などにもなったため観光スポットとしても人気です。
両脇には香港らしい高層ビルや看板の突き出た建物など、見どころ満載。こちらのエスカレーターは手すりの速さと足元の速さが違うので、手だけ前の人の方に流されているなんてことも。さすが香港!
エスカレーターを一番上まで登ると干德道(Conduit RD)に出るので、エスカレーターを背に左の車道を5分程歩き、香雪道 (Hornsey Road)に進みます。オールドピーク・ロード(Old Peak Road)と言う車道に突き当たったら急な坂道をずっと登り、ハイキングコースの入り口まで登っていきます。
- ヒルサイドエスカレーター
- 香港 / 乗り物
- 住所:Cochrane St., Central, Hong Kong地図で見る
- オールドピーク・ロード
- 香港 / その他スポット
- 住所:Old Peak Rd 香港地図で見る
いよいよ山の小道へ
引き続きとても急な坂道であるオールドピーク・ロードを20~30分くらいかけて登って行きます。セントラルのミッドレベル・エスカレーターはとても混雑していたのに、小道に入るといきなり静寂さが現れ、鳥のさえずりや木の揺れる音が聞こえるほど。
ガイドブックに載っていないだけあり、ここを歩いている観光客は、ほとんど見かけません。一方で現地に住んでいる人々が、エクササイズ目的で急な坂道を走って上り下りしている姿はよく見かけるでしょう。
こちらは登り途中の景色。だんだん香港の景色が見えてきます。頂上まで見るのを我慢したいくらいですが、あまりに綺麗なのでついつい足が止まってしまいます。
小道にはライトがほぼないので、夜歩く場合には懐中電灯が必要。決して危ない山道を歩くわけではありませんが、自然を楽しみ景色も楽しめる、明るい時間に歩くのがおすすめです。
トラムの途中駅に到着
急な坂を登りきると、トラムの途中駅に到着。トラムは頻繁に行き来しているので、ぜひここで休憩して、トラムのレールやトラムの上り下りを見てみてはどうですか?とても急な斜面を移動しているので、見るだけでもとても楽しいです。
いよいよ頂上!無料展望台「獅子吼亭」、さらにビクトリアピークへ
トラムの駅から5分ほどでいよいよ頂上へ!芬梨道(Findlay pass)と言う階段を登っていけば、ビクトリアピークの頂上に位置する無料の展望台・獅子吼亭(Lion’s Pavilion) に到着。汗をかいて登った後に見る街の景色は、よりきれいに見えることでしょう。
また展望台から徒歩1分の場所には、お土産物屋やレストラン、カフェなどが入った有料展望台・ピークタワーがあります。一息したら穴場スポット “ピークサークルウォーク“に行ってみてはいかがでしょうか。こちらは坂道ではなく平らな道で、違った角度から香港の景色を一望できます。
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おわりに
ガイドブックには載っていないオリジナルの方法で、ビクトリア・ピークへ歩いて行ってみるのも一味違ってよい体験になることでしょう。筆者の場合はこのルートで、片道1時間弱ほどでしたので、参考にしてみてください。
現地在住者のように旅をする、そんな旅の仕方も楽しいですね。