沖縄県と鹿児島県の間にある奄美群島の中で最大の島、奄美大島。本土と琉球、両者の影響を受けた文化が根付くこの島は、地殻変動により大陸から切り離された歴史があり、特殊な生態系を持つ動植物が多数生息していることでも有名。「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。成田と関西空港からは、バニラエアの直行便も就航しており安価でアクセスも良好!そんな奄美大島の魅力をご紹介します。
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固体種の宝庫・奄美大島
多様な生物の生息地としても知られる奄美大島。現在は鹿児島県と沖縄県の間にある島ですが、1,000万年前頃まではユーラシア大陸と九州を繋ぐ大きな大陸の一部でした。
その後、地殻変動により大陸と離れ、島に残った動植物が独自の進化を行ったため、この島にしか存在しない「固体種」が多数生息しています。1,000万年前に大陸からやってきたアマミノクロウサギはその代表ともいえます。
また奄美大島は、徳之島、やんばる(沖縄県国頭村、大宜味村、東村)、西表島と共に「奄美・琉球」の名で世界遺産登録を目指しています。
美しい海を楽しもう
奄美大島には、ダイビングやシュノーケリングを楽しめるビーチが複数あります。今回紹介するのは、その中の一つ倉崎ビーチ。島の北部に位置し、内海のため波が穏やかなので泳ぎやすいビーチです。
シュノーケルセットを付けて、いざ海へ!
泳ぎ始めてすぐ、まだ足が届きそうな深さのところでお魚発見!こんな手軽に可愛らしいお魚さんたちと泳げるなんて感動してしまいます。
もっと海の世界を満喫したい方は、ぜひダイビングを
ほとんどのダイビングショップで体験ダイビングができるので、ライセンスを持っていない方でも大丈夫。潜る前には、最低限の知識や機器の使い方を丁寧に教えて頂けるので初めての方でも安心して挑戦できますよ。
奄美の自然からパワーをもらおう
恋愛のパワースポット?!ハートロック
目立った看板などはないけれど、口コミやSNSで人気が高まっているスポット、それがハートロック。恋愛のパワースポットとも言われています。干潮時にしか見ることができないので、行く前には必ずその日の干潮時間をチェックしてください。
目印は、ハートロックへ続く道の車道向かいにあるカフェ「ヘルシーアイランドカフェ」さん。
車で行かれる方は県道82号線沿いにある「宿うふた」さん横にある無料駐車場に車を停めて行かれるのがいいと思います。
ハートロックは海にありますが、そこまでは少し草木が生い茂るジャングルの中を行きます。
3分ほどで砂浜に到着。たどり着いても「ここにハートロックがあります」なんて分かりやすい表示はありません。ジャングルから出て右側に歩くと、岩場があります。その二つ目にお目当てのハートロックが。人が集まっているので、それを目指して行くのが一番分かりやすいです。
岩には窪みがあり、干潮時にはそこに海水が張った状態になります。上記の写真の左上部、一番大きな窪みがハートロック!
形もさることながら、その透明度、そして太陽の光を受けブルーに輝く美しさにも感動です。周辺にはこのような窪みが多数あり、所々に小さな魚が泳いでいたりするのでそれらを見つけながら岩場を歩いてみるのも楽しいですよ。ただし、濡れて滑りやすくなっていますので足元には充分ご注意ください。
- ヘルシーアイランドカフェ
- 鹿児島 / カフェ・喫茶店
- 住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1346-1 それいゆ農園内地図で見る
- Web:http://amamimoo.jp/
カヤックでマングローブ原生林探検!
島の中南部には、西表島に次いで国内で2番目の広さのマングローブ原生林が広がります。
マングローブとは特定の植物ではなく、満潮になると海水に浸かる河口、すなわち海水と真水が交わる場所に生息する植物の総称です。
マングローブ原生林で人気のアクティビティが、カヤック。パドルの使い方に慣れるまで、思わぬ方向に進んだりすることもありますが、慣れてしまえば自分のペースでのんびりと原生林を進むことができます。
川幅が狭い場所に入って行けば、まるで探検気分。
マングローブの木々をより間近で観察できます。根っこ辺りに目を凝らせば小さなカニの姿を発見できるかも!
奄美大島へのアクセスはバニラエアがお得で便利!
東京や大阪からは、LCCのバニラエアの直行便が運航しているため航空券もお得にゲットすることができます。東京からなら約2時間50分、大阪からなら約1時間45分という近さも魅力。
都会からわずか数時間で自然美溢れる島旅へ、ぜひ訪れてみては。